第4話 とても強くなった!
前回のあらすじ
肉うまい!
恩人はおっさん?
チートに気づきました
ピーン♬
「ん、、、なんだ?」
脳内に響く不思議な音にユウトは眼を覚ます。
「ん?まだ夜だよな?なんの音だったんだ?」
周囲がまだ暗いことを確認し、眼をこすりながらそう呟く。
「お!ユウト、ちょうどよかった、どうやらホワイトウルフが3頭こちらを囲んでるようだ。俺の索敵スキルに反応があった。お前剣スキル持ってるんだから、剣は使えるだろう、ほら予備の剣を渡しておく、とりあえず自衛用に持っておけ!」
「あ、ああ、わかった。」
(なるほど、索敵スキルの音なのか?それよりも、ホワイトウルフか前回は自分の力を知らず危ない目にあったが、チートな加護とスキルを試すのにちょうどいいじゃないか!)
「とりあえず、こちらから仕掛ける。俺が弓でまず一体仕留める。恐らく2頭同時に襲いかかって来るはずだ、俺が剣で倒したら直ぐにお前の方も倒しに行く、それまでは自衛用の剣でなんとかしてくれ!」
「ああ、頼んだ。」
(よし!ゴルマスは戦えないと思ってるようだが1頭はレベルUPに使わせてもらおう。)
「よし、じゃあ始めるぞ!」
ゴルマスがそう言って弓を射る。
パシュ...
「キャン!」
予定通りゴルマスの弓で1頭目のホワイトウルフを倒す。それと同時に、2頭のホワイトウルフが飛び出す。
「よし!予定通り1頭はゴルマスと戦闘中だ!今のうちに!」
ユウトはそう呟きながら、目の前に飛び出してきたホワイトウルフの噛みつきを躱す。
(よっと、、、やべぇ!すげぇ!体が軽いし早く動ける!これが俊敏のステータスのおかげか?よし、とりあえず「鑑定」っと、、、、うーん新しいスキルは無いか、LV5でステータスも全部俺の方が上か、よし!これなら勝てる!)
「これでも喰らえ!」
俊敏のステータスで手に入れた素早い動きでホワイトウルフの攻撃を躱しながら、ゴルマスから借りた予備の剣を抜き、突きを放つ。
ザシュ....
ユウトの剣は飛びついてきたホワイトウルフの喉に突き刺さる。
(よし!やったぞ!これでホワイトウルフ100頭分の経験値ゲットだ!さらに必要経験値が半分だから200頭分のレベルが上がるはずだ!、、、あれ?レベルUPのアナウンスとか無いのかな?とりあえず「ステータス」)
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ユウト 男 20歳
種族:人族
状態:健康
ステータス
LV:14
HP:13290/13260
MP:13240/13260
攻撃:2860
防御:2860
俊敏:2860
魔力:2860
運:32
スキル:鑑定LV2、索敵LV2
弓LV1、剣LV2、毒耐性LV1
解体LV1、料理LV1
固有スキル:全スキル取得可能LV1
自動スキル取得LV1
獲得経験値100倍
レベルアップ必要経験値0.5倍
称号:生命神の加護、???の加護
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(、、、やべぇ! ホワイトウルフ1体で13レベルUPって、というかステータスの桁おかしいんだけど、ゴルマスさんよりレベル低いのに)
「おう!ユウト、やるじゃねぇか!とりあえず無事に全部片付いてよかったな!そろそろ朝になるし、さっさと解体して街に向かおうぜ!そしたら、お前も冒険者になるといい、さっきのはいい腕だったぜ!」
「あ、ああ、初めての解体だから色々教えてくれ、、、」
ユウトは予想以上のチートステータスに興奮し、適当な返事をしながら、ステータスを眺める。
(やべぇ、これ最強なんじゃないか?このチートがあれば、前みたいにイジメられることもない、、、誰も俺には勝てない、、はは、あはははは)
前の人生で、辛い生活をしながら、周囲にイジメられ、弱者であったユウトは、この世界で手に入れたチートな力に溺れ始めていた。
この日からユウトは、どこか他人を見下すようになった。
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そのころ駄女神は、、、
「ユウトの奴め、眠ってばかりでつまらんのじゃ!妾は、せっかくお主に与えた加護を使ってお主に喜んでもらいたいのじゃ!そうじゃ!近くにいる魔物と戦わせればいいのじゃ!とりあえず3匹ほど、、、よし!うまくいったのじゃ!ほら、ユウト戦うのじゃ!」
ホワイトウルフに襲われたのは駄女神のせいでした。
ちなみに駄女神には、水晶に映るユウトの映像だけで、ユウトの声や考えていることは伝わっていません。
マイペース更新
ごめんなさい(._.)