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絶望への反抗

ミステリアは「やはり被害がでてしまいますね最小でも都市機能半壊最悪で都市放棄死傷者数かなりみこまれます」

インデキシアはデータを見ながら「ご主人様頂いたイメージの武器装備ならびに機動兵器類整理終わりましたので表示します」

銃器   FB以上SR以下   再現可能

戦車   FV以上SR以下   再現不可

ミサイル FV以上SR程度   再現不可

ロボット(自立支援型)    再現不可

ロボット(人員搭乗型)    再現不可

陸上戦艦           再現不可

空中機動要塞         再現不可

幸明は「した四つに攻撃力がないのはなぜなの」

インデキシアはデータを見ながら「単純に判断材料に乏しいからですご主人様からのイメージでは適当な攻撃イメージしかありませんでしたので」

幸明は「適当じゃないんだけど」

インデキシアはデータを見ながら「ならばお聞きしますがこの世界で言えばドラゴン同サイズの敵を一撃で破壊できる武装とか山を平地にできる武装とか都市を一撃で消滅させる武装とかが空想上とはいえ適当ではないというおつもりですか?」

幸明「その物語世界の設定ではね」

「お願いですから魔王にはならないでください」と全員から頭を下げられた。

幸明は「おいおいいい加減にしてくれよこの世界を救うため手始めにこの町の防衛をしようって話し合いだよねこれ」

バハムートは「あのなお主には悪いんじゃが言わせてもらうと単純な戦闘能力ならばお主一人が敵に回っただけでこの世界は詰むのじゃよ」

幸明は「そんなばかな」

ミステリアは「いえいえ私たちがここにいる中で誰が一番相手にしたくないかと聞かれれば筆頭であなたです」

ケルベロスも「そうじゃなお主にわかりやすく説明すれば完全無効化シールドを魔法で再現できるじゃろ御主なら」

幸明は頷いて「そりゃできないことはないですけど」

フェンリルも「それ使用した状態で魔力全開で無差別で魔法を行使したらどうなる」

幸明は「そりゃあ・・・・・・・・・・」

そう言って黙り込む

ベヒモスは「わかったようじゃなお主の立居地ひとつでこの世界は終わりもすれば存続したりもするじゃから釘を刺しといたんじゃそれとお主は一人ではない皆を頼れこの町ひとつ守るのだ人手はいくらでもいるのだ直接戦えなくともやれることはいくらだってあるのだその全てをおぬしが背負う必要はないのじゃ」

幸明は俯きながら「そうかもしれませんでも後悔はしたくありませんやれることは全てやっておきたいのです」

バハムートは「賞賛がほしいとも思えんお主がなぜそこまで拘るのじゃ」

その疑問を幸明にぶつけると

幸明は「死なせたくない人達がこの世界でできました自分が持つ記憶経験知識それらを総動員すれば負けに傾いている天秤を勝ちで固定できるならそれをするのに躊躇してる場合じゃありません相手が理不尽を押し付け滅ぼそうとするならそれを上回る理不尽で生き残るまでです」と言って高らかに声をあげてスキルを発動した。

「武具創造種別日本刀銘は無間刀この刀に間合い無し」と言う声が周りに響くと幸明の手の中に一振りの朱塗りの鞘に収まった日本刀が現れた。

幸明は続けて再びスキルを発動させた「武具創造種別ロボット正式名LHM-01全属性マナ対応反応炉搭載アカシックレコード型演算機搭載思念武装型生まれいでよゴライアス」と響きわたる同時に魔方陣が描かれるとバハムート達と同サイズの巨大な人型が現れた。

ミャウが「マスターそれをつかうんですか?」と指をさして尋ねると「もちろん使う事態が起きなければいいが最悪想定が当ったら使うのに躊躇しないよ」と言ってメタリックレッド機体に手を当てた。

バハムートは「最悪想定と言ったがお主先ほどの話より上がある可能性を考えておるのか?」と尋ねると「ええ自分の一番上の最悪想定上は一万以上の敵が一体に再構成されて復活その上通常兵力では再生を上回ることができないこれが現状頭に浮かぶ一番上の最悪想定です」と言って手を握り締めた。

「まさに悪夢じゃな」

そう言って尋ねてことを後悔するバハムート

翌朝幸明はミャウを伴って朝一でギルドを訪れていた

「おはようございます白さん」

「おはようございます幸明さんこんな朝早くに何か御用でしょうか?」

「すみませんがギルドマスターに今すぐ会えますか、それと急いでローズさんにギルドにきてもらえるように使いを出してもらえますか」と言う幸明の顔を見た白はうなずくと

「誰かローズ様の家へ行って緊急事態発生至急ギルドまで来られたしって伝えてきて」と言うが早いか手を上げると一人の冒険者が外へ駆け出していった。

白「これでローズ様のほうは大丈夫ですそれじゃ2Fのギルドマスターの部屋へ直接どうぞローズ様がこられましたらおとうししますので」と言って2Fへむかわせた。

2Fギルドマスターの応接室

ゼクは眠い目をこすりながら「朝早くからどうしたんだもしかして大氾濫の発生日の神託でもきたのか?」

幸明は頷く

「いつだ」

「三日後おそらく夜明けとともにやってくる」

「何だとそれじゃ援軍は間にあわ」

「外部からの援軍はこない手出し無用この町に対しての試練だそうだ」

「それも神託でか?」

幸明はまた頷く

「ほかの国への神託はこの世界の神からこっちはうちの神からだけどな」

「くそったれおれたちを皆殺しにするつもりか?」

そう言って顔を歪めるゼク

「相手思惑どうり死んでやる必要ないんだよ」

「ローズ来たのか確かにそうだな逆に大氾濫を喰らい尽くしてやるか」

「神託はそれだけじゃなかったんだ二人にだけには話しておく大氾濫のモンスターたちは元はこの世界の善良な人々達だ、それをこの世界の神が己が命に逆らったとして死後モンスターにされているんだ」

ゼクは怒りを露にして「何だとそれでも神かよ」

ローズは「そいつらに生前の記憶は残っているのかい」

幸明に尋ねる

「おそらくないそうだ」

「そうかいならあたしらが介錯してやろうじゃないか家族を傷つける前にせめてもの救いにね」

「そうだな奴等の為にも死んでやるわけにはいかんしな」

「あんたは私らだけにした方がいいと考えたんだろうがこの話は参加するみんなと共有した方がいいためらう気持ちより倒して救ってやろうって気持ちが上回るもんさそれが冒険者って生き物だよ」

幸明は「そう判断するならそれでいい」と言って立ち上がると

「幸明、あんたが思ってるとおりこの世界の神はくそったれだこらえなくていい昨日言ったそろちゃいけないものって言ったあんたの実力たよりさせもらうよほかがなんていってもあたしたちはあんたが善人で大切な仲間だって言ってやるだから自分から孤独になろうとするんじゃないよいくらだって迷惑かけたっていいんだから」と言って幸明の背中をバシンと手ではたいた。

ゼクもにやりと笑って「そうじゃくそったれな神様に目に物見せてやるんじゃからほかの6強聖にも警戒するように連絡済じゃほかの町にも同時に発生することとハイエナ共へのけん制もかねてなじゃから今はこの町のみに集中してかまわん」

昼ギルド前

冒険者達が集まって騒いでいる「なんだいきなり緊急招集がかかったけど誰か情報しってたら教えてくれ」

と言う声があちこちからもれ聞こえるすると

「静粛に願いますこれからギルドマスター豪槌のゼクより今回の緊急招集についての説明があります」と白がよく通る声で冒険者達を黙らせるとシーンと静まった冒険者達の前にギルドマスターゼクが現れたそして冒険者達を見回すと

「急の招集のなか良く集まってくれたまずは礼を言っておこう今回の召集はこの町に大氾濫の危機がせまっている予想される発生日は三日後だほかの町からの援軍はこない神様からご神託でこの町に対する試練だから手出し無用だそうだ逃げたい奴ほかの町に家族のいる奴は遠慮せず抜けてかまわんだがこの町に命をやってもいいと思える奴は残ってくれ俺たちの町を全力挙げて守り抜きモンスターたちを逆に蹂躙してやろうじゃねえかわかったら全員動け動け残されている時間は少ないんだぼさっとしてるんじゃねえ」と叫ぶと冒険者達は各々散っていくある者は宿屋へある者は目の前にいる白のもとへ集まっていく「なあもしかして豪槌の二つ名を使うってことはギルドマスターも戦場に行くつもりなのか?」との問いに

「ええ豪槌ゼクだけじゃありませんパートナーのローズ様も出陣されるおつもりです」と白は答えた。

それを聞いた冒険者は「豪槌のゼクと宵闇の剣姫ローズのパーティー復活かよ冥土の土産としちゃ豪華じゃねえか」と言う冒険者に白は「なにを言ってるんですか私たちはこの町とともに死ぬんじゃありません生き残っていや勝利してお酒を酌み交わすんですから縁起でもない事言わないでくださいそれにこちらにはほかにもジョーカーがいますのでやすやすとは死ねませんよ逆にね」と言ってにやっと笑みを浮べた。

「ジョーカーだって誰だい教えてくれてもいいじゃないか俺は残るほうにしたんだから」と尋ねる冒険者に白は「ジョーカーはジョーカーですただひとつだけ教えましょうその人はこの町の恩人です今回の大氾濫の発生を警告してくれたのはその人なのですから運悪く発生日まで日が無かったのが残念なかぎりですが」と言うと

「そのジョーカーさんが来たから大氾濫発生したとかじゃないだろう・・・すまん」と言いかけた冒険者が白の憤怒の表情に押し黙った。

白は「あなたを簀巻きにして囮としてモンスターの中へ放り込んでやりたいところですがやめておきます、その人は本来この町にもこの世界にも義務も責任も持たなかったですなぜならその人は流離い人なんですからにもかかわらずその人の神からの要請でこの世界へそしてこの町へ来たんです私たちを救うためにその人を悪く言うのは誰であろうと私が許しません」と言うと「おいおいそこは私達って言ってほしいね白」と言う声ともに白の後ろからローズが現れた。

ローズは「皆に言っておくこいつがほとんど言っちまったけどねそいつはくそったれな神様の犠牲者で別の世界の神様に助けられなければこうやって助けに来ることできなかったから断れなかったなんて言い方をしてたけど私からの印象で言わせてもらえばそのことが無くても確実に力と術があったら自分から首を突っ込んできただろうよおせっかいだろうとねそんな奴をいるかいこの中にだから言っておくあいつは私が敵にしたくないどころか敵にする奴は自殺願望でもあるとしか思えん奴だだけどその強さがゆえに家族・仲間と呼べる奴らを得ることができなかったんだそんな奴が私達の責任で終わっちまうかもしれないこの世界を救うために命がけで助けに来てくれた私はこの話を聞いたときこの世界の住人として情けない気持ちでいっぱいだったよ別の世界で暮らしてたそいつに累を及ぼして命がけの救世主なんてやらせちまうなんて失態をやらかしてるんだよなにが宵闇の剣姫だ自分の世界一つ守れないでなにが6強聖だってね世界の秩序と安寧を守るのが6強聖使命だってのにくそったれな神にさえ見切りをつけられてるのに気づくことができなかったんだ、だから決めたんだよ私達だけはほかを敵に回そうともあいつの仲間であり家族であろうとねあいつが今までもてなかった家族・仲間の味を味合わせてやろうてねだから覚悟しなあいつにけんかを売るなら私こみだと思いないいね」と言うとその腰にたづさえた黒色の双剣を抜き放つと居並ぶ冒険者達に突きつけた。

あたりをローズの凍りつくような殺気が支配していくそれを終わらせるようにパーンと両手を打ち合わせる音が響かせて周囲の視線を集めた先に幸明が立っていたそして幸明は「ローズさんそこまでにしましょうよ俺も疑われるのも覚悟で言ったんですからと言う訳で俺がミスタージョーカーです皆様こないだのネットさんとの一件をご存知の方は知っておられるかもしれませんね」と言うと

「挨拶はいい本当に三日後に大氾濫はくるのか間違いじゃないんだな」との問いに

幸明は顔をしかめると「ああそうだ誰がうそや冗談でこんなこと言えるか人の命が懸かっているだぞ」そそう言って握り締めた拳を壁にたたきつけた。

そしてあたりを見まわすと「だから動いてくれ一人でも多く生き残れるようにこの町の人々を守れるように準備してくれ俺が与えられている力を総動員するのは当たり前だがみんなにも手を借りなければこの町を守りきるのは難しいんだ、だから頼むみんなの力を貸してくれこの町を人々を守り抜くために」と言って頭を下げると「頭を上げな異世界からおいでの救世主様よ俺たちなんかに頭を下げないでくれこっちが情けなくなる元はといえば俺たちの問題をあんたに助けてもらわなきゃならなくしたんだ頭を下げるのは俺たちのほうだこの世界を救うため手始めにこの町を救うのに協力してくれってな」という声とともに笑い声があたりからもれた幸明が頭を上げると先ほどとはうって変わったように冒険者達はばつが悪そうな顔つきで幸明を見つめているそして目の前の一人の冒険者が歩み出ると「すまんがあんたの力を貸してくれ不甲斐無い話だが正直に言えば大氾濫が発生するなんて信じたくなかったんだギルドマスターやローズさんからどれだけの絶望的な状況になるのか聞かされていたからな自分たちがそれを対処しなきゃいけない立場になるなんて想像すらしていなかった、いつかまた来るかもしれないと二人から聞かされていたのにな俺達を見捨てたくそったれな神様にほえずらかかせてやりたいんだ協力してくれ」と言って手を差し出してきたその手を握ると「生き残りましょう全員で一人も欠けることなく」と言ってその手に力をこめた。










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