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オタクが自重をやめました

ファロナが「それでは左は武具屋のゼヴァさんで」


リリスが「右が道具屋のマットさんです」


幸明は「両方で一つの店なんだ」


リリスは「そうですよ二人は仲のいいご夫婦なのです」


ゼヴァが「ちょっと確かにそうだけどめんと向かって言われるのは恥ずかしいんだけどリリスちゃん」


マットも「そうだぜリリスちゃんたのむぜ」と言って二人はほほを染めていた。


ファロナが「私達が助けてもらった幸明さんですなのでよろしくお願いします」


マットは「そうかこの人がローズさんからも聞いてるし家の馬鹿兄貴もギルドで迷惑かけたようだしこち


らからもよろしく頼むな」


幸明はマットの顔をじっと見て「あのもしかしてそのお兄さんてネットさん」


マットはうなずくと「あいつにさん付けはいらんよ相手の力量も気づかずにけんかを売るなんてここまで


来ると俺でもわかるぞなんでけんかを売ったのか理解に苦しむレベルだぞ」


幸明は「もしかしてマットさんも」


マットは頷き「ああ結婚するまでゼヴァも含めて3人で組んでた」


ゼヴァも「確かにあなたほどのレベルの相手にけんかを売るなんて理解に苦しむしローズさんがめがね違


いをするわけが無いじゃない」


幸明は「もしかして二人もローズさんのお弟子さんですか?」


ゼヴァはあわてて「ああ違う違う私達はただ冒険者時代に今いるSランクの冒険者や称号勇者のほとんど


があの人の弟子か弟子の弟子でこの町で修行してたって話を聞いたことがあるのよ」


幸明は「へーそうなんですか良かったな二人とももし会えたら鍛えてもらえるぞSランクの冒険者に」


リリスは首を振り「私達のことよりも今は幸明さんの装備を整えるのが先だと思います」


ゼヴァは「ローズさんの見立てだと「武器の種類は関係なく強そう」ていってたけどほんとにそうね


ためしにここに出してあるの振ってみてもらえる」というので幸明はナイフ・双小剣・長剣・大剣・槍・


斧・ハルバード・ハンマーから異色では大鎌まで一通り振ってみた。


ゼヴァは笑みを浮かべ「お見事はじめてみたわあらゆる武器をここまで修めている人なんてこれならロー


ズさんをしてどんな武器でも超一級の腕だろうと言わしめるわけだわあなたなら家のどの武器を渡しても


大丈夫そうねならあとはあなたの好み次第てところね後ほかの装備だけどその前にその服見せてもらえな


いかしら着替え貸すから」


幸明は首をかしげ「いいですけどこの服がどうかしましたか?」


ゼヴァは興奮気味に「OKねじゃこの服貸すからそこで着替えてもらえる」と店の端にある試着室を指差し


た。


十分後


幸明は「着替えましたけど自分の服がなにか?」


ゼヴァは満面の笑みを浮かべ「ふふ自分の服なのに気がつかなかったみたいねこの服おそらくだけど覚醒


装備になるわよ」


幸明は「覚醒装備ってなんですか?」


リリスが「えーと本当に知らないみたいなので説明しますおもにダンジョンなどで発見される魔法武具が


ありますそのなかでさらにごくごく少数の魔法武具が覚醒装備です有能な鍛冶職の手を借りるか自力で覚


醒させると元の数倍以上性能の武具になるだけではなく自己成長機能を備えており持ち主とともに成長す


る装備なのです」


ゼヴァは「あと壊れても素材として使用すれば新しい装備に進化するてのもあるしとにかくすごいのよた


だ発見数も少ないし今まで発見されたのも普通の装備一式で服でもし覚醒装備なら下手しなくても神器よ


国宝クラスよ統計上だけど元が薄手の装備ほど覚醒したあと性能が跳ね上がるの最大で乗数倍でねそれで


今まで発見された物の中で一番薄いのがドラゴンレザーの装備一式なのわかるかしらこの意味が?」


幸明は「もしこの服が覚醒装備なら性能は?」


ゼヴァは「ええ勇者の決戦装備クラスがあってもおかしくないわよ少なく見積もってもね」と言って鑑定


スキルを発動した。


ゼヴァは「ビンゴやっぱり私の目に狂いは無かったわねしかも喜びなさい幸明君これあなたしか使えない


は、もう使用者登録が済んでいるものそれにこれ意思ある武具になるわよ」


幸明は「それじゃおねがいできますか?」


ゼヴァは笑みを浮かべ「言葉が違うはお願いするのは私のほうよ鍛冶職中でどれだけの人間が覚醒装備に


触れられると思っているのよ、しかも個人専用意思ある装備なんて感謝するしかないはこの出会いにね」


と言うとゼヴァは呪文を唱え始めた。


「古き昔に生み出されし偉大なる神衣よ今ここに持ち主たるものの願いにより覚醒のとききたれり祝福を


与えしアマテラスの名の下に真なる力をここに示せ覚醒」と呪文が完成したとたん幸明の服は光り輝いた


そしてその光が収まるとゼヴァは満面の笑みを浮かべると「成功よやっぱりとんでもないはこの服あなた


も見た方がいいわよ今見えるようにしてあげるから」と言って


「性能表示」と唱えると幸明の前に表示させた。


覚醒前

幸明に長年愛されしジャンパー・幸明に長年愛されしスニーカー・幸明に長年愛されしジーンズ

覚醒後

アマテラスの祝福を受けし幸明のジャンパー・ツクヨミの祝福を受けし幸明のスニーカー・スサノウの祝福を受けし幸明のジーンズ

セット効果

スキル

状態異常完全無効

身体強化

金剛体

剛力無双

無詠唱

神威発動

対攻撃魔法無効

攻撃魔法乗数倍化

攻撃スキル乗数倍化

防御・治癒魔法特効

強化魔法特効

次元・時空魔法特効

特殊魔法特効

体力自動回復


幸明・ミャウの二人は「これは神様達やりすぎなのでは?」と言って頭を抱えた。


ゼヴァは「何を心配してるか知らないけどこれからには必要でしょ生き残るためには」


幸明は「え、もしかして」


ゼヴァは笑みを浮かべ「ローズさんから聞いてますやばい事が起こるから準備に協力してやってくれって


ね」


マットも「内容までは聞かされてないけどな俺達に聞かせないのはそれだけやばすぎるからだろうし足手


まといにはなりたくないんでなそれ以上突っ込んで聞かなかった、だからたのむぜこの町を冒険者俺達で


役に立つことならいくらでも協力するからよ」と言って幸明の肩をたたいた。


幸明はこみ上げる思いをこらえるのに必死だった、ローズの協力が無ければおそらくこんなに簡単に協力


を得られなかった。


マットは「ローズさんからの伝言だたぶん自分の無力さやこみ上げる思いに足を止めているだろうが今は


動け私のつてでも何でも使って動けそしてもし切り抜けられたそのときは酒の一杯でもおごってくれだそ


うだ」


幸明は精一杯の笑みを浮かべ「はい絶対に約束は守ります切り抜けたなら酒の一杯どころかみんなで祭り


をしましょうこの町みんなでね」


夜メープルの部屋にて


幸明は「明日から本格的に動こうまずはこの町を救うためにまずこの町周辺の地形を知ることそしてこの


町を知ること何も知らずにこの町守ることなどできはしないのだから」


ミャウも「マスターそれは私にお任せ願えませんか、リリスたちに協力してもらえばこなせますので情報


がそろい次第ご報告しますのでマスターは一刻も早く実際のモンスターとの実戦を行ってください能力は


ありますが経験が足りませんのでそこのすり合わせをしてください」


幸明も「確かに実戦経験は無いに等しいまずはそれを埋めるのが先か、だが武器はどうする結局今日は決


まらなかった」


ミャウは「それなんですけど決めなくて良いのではほら言ってたじゃないですかゼヴァさんが何を持って


も戦える即戦えるレベルだってそれにマスターの何でもござれのスキルを組みわせれば武器を作り置きし


ておいて状況に合わせて武器交換できるんですしそれに訓練なしに魔法とか使うつもりですか?」


幸明も「確かに魔法の訓練のこともあったかただ魔法の試し撃ちなんてどこで練習したもんかギルドの訓


練場でもさすがに限度があるだろうしまてよそれならいっそのこと」


ミャウは「マスターどうかしました」


「魔法で外部は安全な訓練ルームを空間魔法で作れるんじゃないかと思いついたんでなとりあえずやって


みるか空間形成イメージはそうだな警察の射撃訓練場広さは適当に奥行き500メートルもあればいいかな


とりあえず空間名隔絶式魔法訓練場それでは形成」と言ったとたん幸明の目の前に門が現れた。


ミャウはびっくりして「なんですこれ?」


「訓練場の入り口擬似的なもので俺の許可した相手しかそもそも見えないようにした」


そう言ってにやりと笑う幸明


ミャウはあきれたように「いきなりはっちゃけましたね」


そう言うが


「驚くのはこれからだよミャウ俺がイメージがうまくいってたらね」と言うとにやっと笑みを浮かべると


幸明は連れ立って中に入っていった。


訓練ルーム内


ミャウは辺りを見回し「広いですねここ」


幸明はにやりと笑みを浮かべ「広いだけじゃないこういうアシスタントもいる」


「はじめましてご主人様とミャウ様私当ルームの管理者兼訓練する方のサポートを仰せつかりましたえー


とすみませんがご主人様私に名前をいただけますでしょうか、名前があったほうが落ち着きますので」


幸明は頷き「わかったそれじゃあお前に名を贈ろう知のインデキシアってのはどうだい」


インデキシアは頭を下げると「ありがとうございます良い名を頂きました今後はお客様には知のインデキ


シアと名のらさせていただきますこれからよろしくお願いいたします」


ミャウは「あのマスターそれじゃあここで魔法の訓練を?」


幸明は頷き「ああ基本的なものも含めてできれば秘匿魔法・禁呪とされているものまでな強度もそれに合


わせたつもりなんだがインデキシアどうだ」


そう言って尋ねる


インデキシアは「はい大丈夫ですただ禁呪とされている攻撃魔法には万全なのですがご主人様開発されう


る秘匿魔法レベルとなると訓練前に内容聞いた後小規模なシュミレートをさせていただきたいです」


幸明は「それって今のままだと強度が足りない恐れが有るって意味でか?」


インデキシアは頷くと「ご主人様はスキルが有るので暴走の恐れは無いのですが悪い意味でうまく成功さ


せてしまえるんです例を挙げれば火の基本魔法であるファイヤーボールには一瞬で敵を炭化させるほどの


熱量を生み出すことは一般的には非常困難とされているのですがご主人様の場合力加減一つで何とかなっ


てしまうんです」


幸明は溜息交じりに「スキルが有るための弊害ってところか」


インデキシアも頷いて「はいそうです普通ならありえない召還魔法も可能でしょう代償なしでおそらくですが」


幸明は笑みを浮かべ「なるほどだが逆にありがたいとも言えるんじゃないのかこの状況下では」


ミャウも「ですね力が足りないよりはいいですねこのままだと破滅に一直線ですからね」


インデキシアも頷き「そういう考えも確かにありますね」



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