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ギルド登録終了

6

「あれは絶望的な状況だった地をモンスターが埋め尽くしまさに地獄だったわしもローズの奴もただひた


すらに眼前の敵を打ち倒し続け気がつけば生き残ってしまったそれだけじゃだがもし再びれあれが起これ


ば生き残れるかは良くて万に一つ有るかどうかじゃろう」とゼクはつぶやいた。


幸明は「それでも生き残らなければなりません前回と違い今回は2度やってくるんですから」と言うと


「2度じゃとまさかすぐにか?」と聞き返すと


「1度目の防衛および殲滅の失敗から世界戦争勃発人々が疲弊した頃を狙うように2度目がきますまあ1度


目に失敗したらここにいる全員墓のしたでしょうけど」とそこ


まで言って顔を伏せた。


ゼクは「なぜそこまで詳しく解るのじゃもしかして未来予知のスキルか?」と幸明に尋ねた。


幸明は「違いますあなたが信頼できる人のようなのでお話しますが俺達は神様から予言書を預かっている


んですその中のすべての記載を白紙に戻さなければこの世界は終末を向かえリセットされてしまいます神


のてで」と言って俯いたままこぶしを握り締めた。


ゼクは顔を歪め「そんな馬鹿なお前も犠牲になるのにか?」


幸明は「俺達にこの使命を依頼した神様とこの世界の神様は別なのですだからその神様は俺に「理不尽を


許す」とおっしゃっておられましたから」


ゼクは思い当たったように「お前もしかして流離い人か?」


幸明は「流離い人?」


ゼクは頷くと「ほかの世界からやって来る人間の総称だ今までは長くても一晩宿を貸したら翌朝には何も


残さず消えていたんでそう呼ばれている」


幸明は「ならばそうですねただしここへは依頼されたとはいえ自分の意思で来ましたけど」


ゼクは「そうかならば礼を言わせてもらおうあの絶望が再び訪れるそれを事前に知れたそれだけでも価値


があるってのにおまけに俺達に生きろって言ってくれるなんてな感謝してあまりがあるぜ」


幸明は「すべては1度目を生きのこってからにしましょうそして世界戦争をやめさせるそして2度目をおそ


らく1度目の比ではないでしょうしかもこれもおそらくですが世界中で同時に起こりえるのですから」


ゼクも頷き「だなでなければ世界が終わるわけはねえかなあ提案があるんだがお前の冒険者ランクなんだ


が対外的にはほかと同じFランクただし冒険者ギルド内ではExランクにさせてもらえないか?」


幸明は「大丈夫なんですかそれギルドとして」


ゼクは「かまわねえ俺が見る限りそれでも充分通用するレベルだと思えるしそれに1度目にどれだけの時


間が残されているのかそれも不安だしなんで使える人間にのんびりやられても困るんでな、白には伝えて


おくから明日取りに来てくれ作るのに1日かかるんでな後は下で手続きしてくれ」


1Fギルド受付カウンター前


白は「ギルドマスターから連絡は受けておりますので残りの手続きの方始めますねまずはギルドカード作


成のために必要な魔力測定と身体能力の測定ですねではこの水晶玉とカードに順番に触れてください」


幸明は首をかしげ「これは?」


白はにっこり笑みを浮かべ「どちらも魔道具です水晶玉の方が魔力の量と適性の数を光と星で表示しカー


ドの方が最初は白ですが能力にあわせて青・黄・黄緑・緑・赤・紫・シルバー・ゴールド・最高黒まで変


わります」


幸明は「なるほど解ったけど魔力のほうがまずいかも」


白は首を傾げて「なぜですか?」


幸明は「やればわかると思うけど騒がないで下さいね」と言って水晶玉に触れたとたん辺りが光に包まれ


た。


白は「えええなんでなんでなにこの光はそれに適性の数すご完全適性なんてはじめてみました、それで


カードはやっぱり予想どうりの黒でよね何もさせてもらえないわけだわ」


幸明は白い目で「騒がないでってお願いしましたよね白さんローズさんとゼクさん説教とどちらを選びま


すか?」


白は慌てて「すみませんすみませんどちらも勘弁してください死んじゃいます」


リリスも慌てて「許してあげてください二人の説教なんて聞いただけで寒気くるくらいなんですから」


幸明は「念のため言っておきますが明日までに選択が無い場合には二人セットになりますのであしからず


それじゃ二人とも行こうか」


リリス・ファロナの二人は「はーい白お姉ちゃんご愁傷様です」


白は「回避できてなかった」



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