オタク異世界に行く
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「ヤベどうしよこのままだとまた指導神のアマテラスにしかられるよしこんなときはリセットして無かっ
た事にし」
「ほうそれは良いが指導神の私の見ている前でやるとはいい度胸じゃないかえ新米神どの」
「ぴぎゃーなぜあなたさまがここにおられるのでしょうか教えてプリーズ」
「それはお前がいつになってもレポート提出しないのにもかかわらず世界創造の力を何度も使ってい
るってタレコミがあったからだよ」
「そんな自分は世界の崩壊が確定してしまった世界をリセットしようとしていただけです」
「まだ言い逃れができると思われていたとは私は甘かったようですねいいでしょうそれなら私の世界のあ
る人間を一人だけ送り込んでもしその世界が存続したらどうしますか?」
「へ、一人だけ送り込んだだけでこの世界が救われたら良いですよ見習いからやりなおしでもその人間へ
のご褒美でもいたしましょうただしバリバリの英雄とかなしですから一般的な人間ひとりだけですから
ね」
「ええかまいませんよこの際ここではっきりとその人間についていっておきましょう私の世界にある日本
国の青年で私の世界では通称オタクと呼ばれている人物なのですが生まれる時代が 彼には悪かったもの
あら最後まで聞かずに消えるとは」
所変わって埼玉県にあるとあるアパートの一室でオタクである本松幸明は黒猫のミャウと暮らしていた
そんなある日の夕方のことであった
「すみません本松幸明さんはご在宅でしょうか?」
「はい、いますがどちらさまでしょうか?」
「すみませんがここではちょっと説明しずらいので中に入れてもらえませんでしょうか、怪しい者ではあ
りませんのでおねがいします」
「わかりました今ドアを開けるのでどうぞお入りください」
幸明がドアを開けるとそこには一人の女性が立っていた「見覚えないな」と思いながらも自然と部屋にあ
げていた。
「すみません私はこうゆう者です」と一枚の名紙を手渡された
名刺を見た瞬間自分の目を疑って何度も見直したがそこには確かに「地球世界担当1級世界神天照大神」
と記載されていた。
「へ、アマテラス様ってもしかしてあの引きこもり神話あるあの」とそこまで言ったところで背筋を
冷たい汗がながれていた。
「ひ・き・こ・も・りがどうかしましたか?」と殺気のこもったまなざしを向けられた瞬間
幸明は土下座をしていた「殺されるよう死にたくない」と一心に思いながら
「すみませんそのままでは話ずらいし、頼みにくいので頭を上げてくださいもういいですから」
「それではお言葉に甘えますがしかし神様が俺に頼みって俺自分でも人に何かを頼まれるような人間じゃ
ないって自覚あるんですが」
「簡単にいえば私が指定する世界に行って世界の終末を回避させてください」とにこりと笑みを浮かべな
がら言った。