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第1話

俺は廃村を一通り見て回った


この村には何も残っていなかった

そう、何もだ



推測するに

魔物や敵対勢力に襲われた訳ではなく、

ただ時の流れで建物は風化していったように思われる

この村に住んでいた者は何らかの理由で離れたのだろう

離れていった理由は現状では確かめようがないため考えないようにした




俺は教会に戻ってきた

この世界で一番最初にいたということもあり、何となく落ち着くのだ


ギフトの確認をする


「イメージボックス」


声に出す必要はないが気分的に声をだしたかった



風呂やベッドのある部屋をイメージする

ドアができた


「ここが入り口みたいだな」


入ってみるとあたり一面が白い空間だった

風はなく、暖かさも寒さもない

あるのは

イメージしたとおりの風呂とベッドだけだった


「ふーっ」


と一息ついて体を温める

温度は丁度よく、心まで温まってくる



風呂から上がり、寝巻きをイメージした

布団をかぶり横になる


「今日はもう寝よう

一度寝てクリアな状態で考えた方がいいだろう」



思った以上に疲れていたからか、

作り出したベッドの寝心地がよかったからか、

すぐに眠りについた




ギフトでつくった空間で過ごしてわかったが、

この空間は時間が早く流れているようだ

外では夕暮れくらいからこの空間で過ごし、

過分な睡眠をとって空間の外へでたら、

時間の経過はあまり見られなかった



それと、

ご飯をイメージして作り出し

満腹の状態で外へ出たら、

食べたことはなかったかのように

満腹ではなくなっていた


やはり、外から持ってこないといけないらしい



俺の寝る安全には困らない

不思議なサバイバル生活が始まった




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