かれーぱんのようせいさん
ぱくりですw
ぼくのなまえはアレク。
ぼくのだいすきなおかあさんが3時につくってくれる
かれーぱんが、ぬすまれた。
ぼくはおおごえをあげてないた。
そんなとき。
ピーンポーン
げんかんのドアがあいた。
おかあさんがドアをあけると、
「おばさんこんにちは、アレクくんいますか?」
「あらアンナちゃん、アレクならほらそこに」
ぼくは幼馴染のアンナに泣き顔をみられるのがはずかしくて、そっぽをむいていた。
「・・・・アレク?どうしてないてるの?」
そのとたん、ぼくはまたおおごえをあげてないた。
そんなぼくをそとにつれだして、アンナはやさしくぼくのかたをなでながらはなしをきいてくれた。
「それはようせいさんのしわざかもしれないわ」
「ようせいさん?」
「そう、かれーぱんのようせいさん。
ようせいさんは食いしん坊でおいしそうなかれーぱんをみつけるとつい盗んでしまうのよ」
「・・・ぼくそんなのゆるせないよ、だってたのしみだったのに・・・」
「じゃあ、ようせいさんに会ってみる?」
「え?」
ぼくとアンナはもりのなかをすすんでいた。
いちばんおくにたどりつくと、
なにやら光を放つものがアレクのまわりにうかんでいる。
「きみはアレクだね?」
ふいに光から声がした。
「え?う、うん」
「ごめんなさい、かれーぱんをたべちゃったのはぼくたち。
とてもおなかがすいていて・・・・」
そういったあとに、まわりのようせいたちも
「ごめんなさーい」
と謝ってきた。
アレクは怒る気などとうに失せ、ただぽかんとようせいたちを見つめていた。
「でもあのかれーぱんすごくおいしかった。きみのおかあさんはすごいなぁ」
そのことばにアレクはよろこんだ。そして怒る代わりにこうようせいたちに言った。
「ぼくのじまんのおかあさんなんだ。めろんぱん、これからは盗んだりしないでね」
「うん!」
まわりのけしきがオレンジ色にそまり、ゆうひがのぼりはじめている。
「さて、もうおそいからおうちにお帰り。」