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秩序の天秤  作者: 霧科かしわ
第十五章 扉は閉ざされた
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閑話その24 遣霊大興奮・前編

「おれおれおれおれ」

「何してんだれお」

「分からん。タスケテ」

「いーす!」

 ご機嫌だなれお。志葉さんとスミレくんもおーみたいな表情で根黒さんの周りを動き回るれおをみてる。レンリさんが捕獲すれば両手両足をばたつかせてた。

「え、マジで何してんの……?」

「テオ分かるか?」

「さぁ……機嫌は良いと思いますけどね」

「(ぶんぶんぶん)」

「……運動不足か?」

「すん!」

違いそう。レンリさんが地面に降ろしたらまた根黒さんの周りをぐるぐる回り始めたし。つられるようにイデアもぐるぐる回り始めたんだけど良いんだろうか。スミレくんは眠そうな表情で眺めるだけで止める気はないらしい。レンリさんも少しの間眺めていたけど、問題はないと判断したのか机に戻った。

「れおー何してんだ?」

「おれ!」

「おう」

「いす!」

「そうか椅子か」

「いあーう!」

「違うみたいですね」

「でしょうね」

 いつもはもうちょっと会話出来るのにな。ここまで何言ってるのか分からないのも珍しい。眠くなったのか志葉さんに頭をこすりつけているスミレくんを眺めていたら、医務室の扉が勢いよく開いた。

「ぴょー!」

「え、うぱー?」

「うぱーくんだ」

「マジで何事?」

 うぱーくんも走って来たかと思うと根黒さんの周りをぐるぐると回る。変な儀式でも始まったのかな、スミレくんの反応を見る限り遣霊がおかしくなってる訳じゃないと思うんだけど。

「根黒お前またたびとか持ってる?」

「持ってる訳ねえだろ。何でこうなってんだ本当に……?」

「スミレ」

「(きょとん)」

志葉さんがスミレくんの名前を呼べば不思議そうな顔で見上げられる。スミレくんとれおの違いって何だろう、うぱーくんもれおと同じ反応をしてるってことは、スミレくんの方が少数派なのかな。

「……龍の気配か?」

「(こてん)」

「すん?」

「龍の?俺別に関わってないですけど」

「あー……?でもそれと遣霊が荒ぶる理由が結びつかないんじゃないのか?」

「多分、関係があるからというよりかは、一番気配として強いから――――」

「……」

ゾエさんによく似た気配に反応するれおとうぱーくん。……何か、意味があるような分からないような。そういえばそのゾエさんは何処に行ったんだろうと思って志葉さんに問えば、今日はアランさんのところにいる、と。……アランさんのところ?

「そもそも何で龍の気配があったられお達がこうなるんだ……?」

「それは本人達に聞け」

「おれおれおれおれ」

「意思疎通が出来ないんだよ」

「うぴょお!」

「うーんカオス」

……ちょっとだけ、アランさんのところに行ってみようかな。

ここまで読んでくださりありがとうございます!

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