5話
カゴン「さぁさぁ始まりました!新たなる魔神様による発表だぁ!」
サトリ「随分元気だな」
ガンダ「いかがいたしましょう」
サトリ「構わない。そのままにしておけ」
ガンダ「はっ」
カゴン「さて、今日の演目は魔神様による公開処刑だぁ!」
会場『わぁあ!!』
サトリ「さて、招集に来なかった母指のザンシ以外の4指は何故私のところへ来なかった?」
?「うるせえ!魔神様なんて信じられるか!」
グシャ!…
発言した者の身体がひしゃげていた。
サトリ「魔神のロストはなかなか難しいな」
会場が静まり返る。
残りの3指も黙って、一体は崩れ落ちてしまった。
サトリ「それで来なかった理由を教えてくれないか?」
?「す、すみませんで…」
発言した者の身体が消える。
サトリ「謝罪じゃなくて理由を聞いているんだよ。次」
?「…」
サトリ「君は?」
?「忙しくて、現場を離れられなくて…」
サトリ「嘘、偽りはないな?」
?「それは…その…」
クルード「彼を招集した時は少なくとも忙しくはなかったようですが」
サトリ「クルードがこう言っているが?」
?「その後に忙しく…」
サトリ「招集を断ってまで…か?」
?「はい…」
サトリ「それは何故忙しくなったんだ?」
?「現在この領域は食料問題があるため…」
サトリ「ソーン、彼が言っていることは正しいのか?」
ソーン「はっ。私が彼に仕事を振っておりました。その事については申し訳ございません」
サトリ「そうか…そうか…」
クルード「事実確認を怠りました。申し訳ございません」
サトリ「まぁいい。残り二人は戦闘意欲もないようだ。これにて終演とする」
カゴン「新たな魔神様の出現に大きな拍手を!」新たな魔神誕生に拍手が木霊する。
サトリ「残った二人の名前は?」