33話
クルード「その技…」
テラス「ほんの少しだけ影が抜けたから」
クルード「何でもありですね。その能力」
テラス「救世主の能力はどれも規格外。それは知っているだろう」
クルード「創造・能力増産と取入・時間操作どれを取っても狂っています」
テラス「救世主の体は慣れればどんな能力を入れても大丈夫だが、魔物は許容量がある。過剰に入れると廃物となる。今世代魔人はそれより許容量があがる」
クルード「次世代の魔人はどうでしょうか」
テラス「赤子に入れるのは毒だろう。せめて五に達せばな。だが、許容量は大きそうだ。今世代のおそらく3倍以上」
クルード「中身がわかるのですか」
テラス「アナライズ…そいつの能力の大凡を把握できる。お前もあと一つ、くらいなら能力を入れられるぞ」
クルード「空間操作と闇魔法…他に何が」
テラス「戻ったら入れてやろう。その前にそろそろ起きる時間だ」
「…この体は…」
テラス「新しいお姫様の誕生だ。しかし魂の構成が疎かだったのか少し幼くできてしまったようだ」
「ママ?」
テラス「そんな歳ではない。お姉様と呼べ」
「お姉様!お姉様!」
クルード「それでは戻りますか」
テラスは新たな姫を抱え、混沌の中を歩く。
―
サトリ「それでこれか…」
「お姉様!お姉様!」
テラス「少し創造が疎かだったようだ」
サトリ「あまり無理をさせるなよ」
テラス「時間操作すればすぐ大人になる」
サトリ「時間操作をしてもそんなに変わらないとは思うがな」
―
クルード「ベッタリですね」
テラス「次回からはサトリにしてもらう」
クルード「それで私に入れる能力とは」
テラス「どこだったか…あった」
クルード「その影は誰のを?」




