32話
クルード「一国を滅ぼしたみたいですね」
サトリ「影を抜かれ、外に出れなくなっただけだろう」
クルード「そうですが…あれでは飢えるのも時間の問題かと…」
サトリ「それもそうか…」
クルード「このまま行けば滅ぶようなものです」
サトリ「どうしようか…」
クルード「お考えでは無かったんですか…?」
サトリ「ここまで考えなしに動くとは思わなかった」
クルード「…」
―
テラス「それで君が派遣されてきたということか」
「…」
テラス「無口なのは構わないが、早速仕事を始めてはくれないか。救世主を除いて」
「吸斉」
テラス「いつ見ても魂は綺麗なものだ。人により色が変わる。そして業により色も変わる」
「分牌」
混ざり行く色は黒へと変わり、全てが戻る。
テラス「これで不死となった。それにこの黒雲…」
クルード「あまり暴れすぎないようにとサトリ様から」
テラス「最初から日を奪えば良かったものの」
クルード「…」
テラス「今回の救世主の影は面白いものだった」
クルード「一体どのようなもので」
テラス「ほら」
クルード「ほらと言われても…?雲が止まっている?」
テラス「正確には止めるではなく、極限的に遅くする。そして逆も然り」
クルード「これでは何をしても勝てませんね」
テラス「毒を入れ、急加速をすれば殺人にも応用が効く。ある意味全ての天敵であるようだ」
クルード「救世主は」
テラス「生きてはいる。しかし影を抜かれている」
クルード「どうするつもりですか?」
テラス「魂を抜き、私の魂を入れる」
クルード「だと思いました…」
テラス「それでは始めようか」
クルード「また邪悪な笑みが…」
テラス「クリエイト:ソウル」




