31話
クルード「2人目ですね」
サトリ「長かったな…半年以上経ったな」
テラス「聞いたぞ。新しい救世主が現れたと」
サトリ「聡いな」
テラス「私の影を少しだけ混ぜてあるからな。必要なものは聞こえる」
サトリ「自分の影だけは取り除けないと言っていなかったか?」
テラス「簡単だ自分の一部を潜り込ませればいい」
サトリ「何を入れたんだ…?」
テラス「最近変わったところがあると思わないか?」
ふっふんと自分を誇っているように見える。ない者はない。
サトリ「髪か」
テラス「簡単だろう。少ない影でも取り込ませることができる」
サトリ「まぁ…いいか」
クルード「どうしますか?」
サトリ「どうやら行ってみたいやつがいるみたいだ」
クルード「いいんですか?」
サトリ「1日だけだ」
クルード「はぁ…それでは行きますよ」
テラス「よろしくな」
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テラス「また女子か」
クルード「どのように?」
テラス「簡単なことだ。影を抜き取る」
クルード「だと思いました…ですが、ここは魔の手がついていない土地。周りは全員敵だと思ってください」
テラス「こんな愚か者どもに負けるとでも思っているのか?」
クルード「…申し訳ございません」
テラス「よい、一度来た場所なら私でも移動が使える」
クルード「それでは向こうでお待ちしております」
―
テラス「それではまず…全員の影を取り出そうか」
ニヤリと笑う少女は正義の味方には到底見えなかった。
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サトリ「はぁ…」
クルード「気が気ではないみたいですね」
サトリ「やりすぎる節があるからな…」




