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29話

サトリ「人間にしてはなかなかの強さだな」


クルード「ええ、五本指筆頭とほぼ互角ですから。魔族…と言う利点を除けば人間の中でも最高峰の実力だと思われます」


サトリ「より確実に近づいて行っているな」


クルード「然るべきものだと」


サトリ「今いる人間はどれくらいに増えたんだ?」


クルード「ざっと4万くらいでしょうか」


サトリ「居場所の確保はできているんだろうな」


クルード「サトリ様がお作りになられたゴーレムが常に活動しているため、問題はございません。それにテラ

ス様が影を入れているのでさらに強力になっております」


サトリ「暴れさせすぎないようにしてくれよ…」


クルード「善処いたします…」


サトリ「それでその中からどれくらいの人間が強くなりそうだ?」


クルード「そうですね…1割くらいでしょうか」


サトリ「妥当だろうな…魔法が使える人間自体が3割程度。戦闘に使えるような魔法が使える人間は2割程

度…」


クルード「それに武力が備わるとなると1割程度が妥当だと」


サトリ「そもそも魔族だけに許された魔法を人間が使えるようになった理由を知っているか?」


クルード「ええ、もちろん。人間と魔族が交配した結果だと」


サトリ「であれば、人間と魔族を交配させれば…どうなるだろうか」


クルード「実は…」



サトリ「すでに始まっていたか」


クルード「愛に種族は関係ないと言うことですね」


サトリ「それでは…」


クルード「魔人が生まれ始めています。第2の世代と言いましょうか」


サトリ「魔法は?」


クルード「もちろん、適正はかなりのものかと」


サトリ「魔人と魔人が組み交わされれば…」


クルード「第3の世代。理想郷が成されるかと」


サトリ「世代が変わるのも時間の問題か…」


クルード「テラス様の能力があればそれは無限大です」


サトリ「救世主も…無駄になるか」


クルード「どうでしょうか。魔神様も超える救世主が現れました。可能性はあるかと」


サトリ「あくまでも神を殺さぬ限りは続く問題か…」


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