28話
闘技場で見物人は3人。
テラス・クルード・それにサトリ。
テラス「なんでいるんだ」
サトリ「呪いの発動条件に無駄な人間の殺戮をしないという条件が組み込んである。それが破られれば死ぬのは我々だ。それを無くすためにもここにいる」
クルード「最悪、回復できるものを呼べばいいのでは」
サトリ「無駄に晒すものではない。そこから変な噂が流れも収集がつかなくなる」
クルード「はっ」
テラス「どうせ死にはしない」
サトリ「人間は脆い」
そういい、サトリは椅子に座り目を瞑る。
テラス「それでは、ハヤテ、ナギサ、マリア」
『はっ』
テラス「健闘を祈る」
座り、頬杖をつく。
3人のバトルロワイヤルが始まった。
―
ハヤテは風の魔法を操り自らの攻撃の速度を上げていく。
一挙手一投足が鋭い。
ナギサはその攻撃に水を纏わせ、威力を相殺する。
それを穿つかのようにマリアが空から羽を飛ばす。
まるで聖母のように微笑みながら穿っていく。
最初に傷ついたのはナギサだった。
羽は水をも穿ち、体を破っていく。
マリアは微笑みながら的確に急所を撃ち抜いていく。
あらゆる腱という腱を撃ち抜いていく。
ハヤテは自慢のスピードを生かして全部避けていく。
段々とマリアの表情が曇っていく。
すると急激に体が重くなる。
そして息が苦しくなっていく。なぜか空に浮いていたマリアは水玉の中にいた。
最後ナギサは手を握る。
マリアは墜落した。
一人立っているのはハヤテだけ。
勝ちを確信した時、地を穿っていた羽がハヤテめがけて飛んでいく。
全方位からの攻撃は避けられるはずもなく貫かれた体は伏す。
テラス「ふむ…なかなか面白いものを見た」満足したテラスはクルードに処理を任せた。




