13話
サトリ「哀れなり愚王よ、勇敢ささえあれば生き残れたものの」
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クルード「あの国はいかが致しましょうか」
サトリ「領域内の食料問題はほぼ問題ないだろう。ソーンを遣わせろ」
クルード「はっ。直ちに」
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ソーン「はっ。直ちに用意を」
サトリ「シンがいる。何かあればクルードを通して聞くといい」
ソーン「かしこまりました」
サトリ「部下も欲しいだけ持っていけ」
ソーン「ありがたきお言葉!」
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サトリ「シンよ、ソーンも国持ちとなった。協力せよ」
シン「はっ。かしこまりました」
サトリ「困っていることはないか?」
シン「お気遣いありがとうございます。内政、外政今の所問題はありません。食料も自給できるようになり
ました。ソーンが自給できるようにこちらからも派遣します」
サトリ「クルードを通せ、時間がかからないだろう」
シン「はっ」
サトリ「聞いていたな。シンのサポートを頼んだ」
クルード「かしこまりました」
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ソーン「神呪とはここまでのモノなのか…」
クルード「ええ、1人からまた1人と感染もする。死に特化した呪い。救世主以外には問答無用の無慈悲な呪
いです」
ソーン「まずは掃除するところからですね」
クルード「そのためにリュウを呼んでおきました」
リュウ「ここに」
クルード「お願いします」
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リュウ「それでは、失礼します」
ソーン「リュウ、感謝する」
リュウ「頑張れよ」
クルード「それではソーン。サトリ様のご期待を裏切らないように」
ソーン「はっ。かしこまりました。お任せあれ」
リュウ「強くなったな。ソーン」