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災禍の邪竜、来たる

ガブリエル「こんにちは、お爺様」

ミカエル「うお本編未登場キャラが出てきた」

ガブリエル「僕はガブリエル。貴方の孫です」

ミカエル「ぴえー……ラフィーにそっくり」

ガブリエル「ラファエルは僕の父なので」

ラファエル「ぴえー……」

ミカエル「んで用件は?」

ガブリエル「はい、実は未来の出来事をお爺様に今のうちにお知らせしておこうかと」

ミカエル「……?」


ガブリエル「未来ではミカエル君えっち本派閥とズメイ擬人化えっち本派閥で世界が二分され東西冷戦が勃発。人類は互いに互いの性癖を押し付け合いつつなんだかんだ仲良くしてます」


ミカエル「……ゴメンなんて?」


 その瞬間、世界の全てが恐怖した。


 押し寄せる突風にも似た冷たい感触―――それは全ての生物の内に眠る原始的な恐怖を呼び覚ますには余りにも十分すぎるほどの悪寒で、思わず身体中の全細胞がその一瞬、生命活動を停止してしまったのではないかとすら思えてしまう。


 それほどまでに、恐ろしかった。


 これまでに何度か、これに似た感覚は経験がある。


 自分が如何に全力を出しても足元にすら及ばない、圧倒的な絶対強者と遭遇してしまった絶望感。


 食物連鎖の下位に属する生物が、どう考えても太刀打ちできない捕食者と遭遇してしまったような感覚。


 だが今感じているのは、()()()()()()()()()()()


 身体中の全細胞が、このミカエル・ステファノヴィッチ・リガロフという個人を構成する全ての要素が、己の死を錯覚してしまうほどの恐怖。


 歯がガチガチとなり、脈が乱れ、顔中に脂汗がにじみ出る。


 シェリルの方も同じようだった。いつも決して表情を崩さないクールビューティーとして(表面上は)名の通っているあのシェリルが、目を見開き口を半開きにして、息を乱れさせているのである。


《今の感覚は……まさか》


「パヴェルもか?」


《ああ。一瞬死んだ感覚が……》


「ミカ、あれを!」


 シェリルが指差す先。


 ―――そこに、”絶望”があった。


「まさか……あれは……」


 夜空を照らす紅い光。


 それはまるで、空間にぱっくりと開いた傷口のようで―――そこから紅いスパークが大蛇のように迸るや、紅く輝く傷口(次元の裂け目のようにも見える)の中から黒く長い首が2本、ぬうっと姿を現す。


 伝承で現代に伝わるままの姿だった。


 黒い外殻は闇を具現化させたかのようで、頭の後方で放射状に広がる鋭角的な外殻はさながらライオンのたてがみのよう。一部の外殻はそのままぐるりと蜷局とぐろを巻き、さながらヤギの角のような形状に変化している。


 全長135m、翼長300m。


 3つの頭を持ち、巨大な翼と長い尻尾を持つエンシェントドラゴン―――”ズメイ”。


 ノヴォシアでは”ズメイ”、イライナでは”ズミー”、バルカン諸国の一部地域では”ズマイ”とも呼ばれる3つ首の黒いエンシェントドラゴン。特にノヴォシア、ベラシア、イライナの三国では災厄の象徴、大破壊の具現とされ、そしてイリヤー伝説においては大英雄2人がかりでも殺す事は叶わず、首の1つを斬り落とし弱体化させてから封印するのがやっとであった……という話は有名である。


 伝承として語り継がれてきた姿とほぼ同じだ。


 英雄譚の中からそのまま姿を現してきたかのような巨体が、確かにアラル山脈に鎮座していた。


ズメイ(ズミー)……!」


「そんな……間に合わなかった……!?」


《各員へ、調査任務は現時点を以て打ち切りとする》


 絶望する俺たちを他所に、An-225のコクピットで操縦しながら作戦を指揮するパヴェルの声はこんな時でも冷静だった。先ほど一瞬取り乱したものの、すぐにいつもの冷静さを取り戻している。


 これがベテランとの違いか、と感心しつつ、俺はシェリルの肩を叩いて撤退を促し、2人で一緒に走り出した。封印の石碑の調査という任務だったが、封じられていた邪竜(ズミー)が復活してしまっては調査どころの話ではない。竜の仔すら殺せるかどうか怪しい装備で、どうやって伝説のエンシェントドラゴンとやり合えというのか。


「パヴェル、すぐ姉上に連絡してイライナに非常事態宣言を! キリウの住民をメモリアムに避難させるよう通達しろ!」


《了解》


「それとリュハンシク城にも緊急通達! 領主権限で越境攻撃を許可、直ちにイライナの槍と弾道ミサイルによる攻撃を開始するよう命令!」


「ミカ、あのノヴォシア軍の兵士たちがまだ現場に―――」


「構わん、連中ごと粉砕しろ!!」


 今までの自分とは思えぬ非情な決断が出た事に、シェリルもパヴェルも、そして何より自分自身も驚いていた。


 確かにそうだろう―――いつもの俺だったら、彼らを救助するまで攻撃は待てと厳命して、パヴェルの制止を振り切ってでも救出に赴いていたかもしれない。


 確かに、きっとそうなのだろう―――()()()()()()()()()()()


 復活したズメイ(ズミー)という地球最大規模の脅威が目の前にいる以上、そんな余裕はない。今ここで最高火力を叩き込み、可能であれば討伐……それが無理でも深手を負わせ、再生させる事で住民の避難までの時間を稼ぐのが最善なのだ。


 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 そう自分の心に言い聞かせ、自分自身を欺く。


 そうしなければ引き返してしまいそうだった。


 自分の正体が露見する事も恐れず、彼らに救いの手を差し伸べてしまいそうだった。


 けれどもその選択は、政治と現実が許さない。


















 果たして()()は、生物という括りで語ってしまってもよいものか?


 ズメイの発する威圧感―――全ての原始的恐怖を呼び起こし、ひれ伏させるに相応しいそれを受けて失神してしまう兵士も何名か出てしまう中、マキシム博士は目の前に鎮座する旧き竜の巨体を見上げては考えを巡らせていた。


 確かに姿は、竜のそれだ。


 しかし闇が凝り固まったかのような漆黒の外殻、その繋ぎ目の部分からはまるで燻るかのようにうっすらと、紅い光が漏れている―――あのような身体的特徴を持つ生物が他に居ただろうか。居たとしてそれはどのようなメカニズムで発光しているのか。そもそも自然界において身体の発光は生存に不利ではないのか。


 そんな常識の尺度で考えを巡らせつつ、視線をズメイの首―――大英雄イリヤーが斬り落とした際に生じた古傷へと向ける。


 伝承によると、ズメイには不死に近い再生能力があるとされている。そのためどれほど強力な大砲でつるべ撃ちにされようとも、どれほどの名工が鍛えた伝説の剣で斬りつけようとも瞬時に傷は再生してしまい、殺す事が出来ないのだと。


 しかし例外はあった。


 大英雄イリヤーが切断したという首の断面と、胸元の刀傷。そこだけは何か遺伝子に不調でも来したのか、ぱっくりと傷が開いたまま再生する気配が無いのである。


 指示されるまでもなく、砲兵隊はその傷口に狙いを定めていた。


「砲撃準備ヨシ!」


「―――撃てぇ!!」


 バムンッ、と57㎜野砲が吼えた。


 発射されたコントロールロッドが、APFSDSさながらにサボットを脱ぎ捨て、ライフリングによる回転を受けながら真っ直ぐにズメイの巨体目掛けて飛んでいく。


 異次元空間からの復活を果たしてもなお、微動だにしないズメイ。全長135mという巨体もあって、砲弾を命中させる事自体はそれほど難しくないように思えた。


 ドッ、と5.7㎜砲から発射されたコントロールロッドが、ズメイの左側―――かつて3本目の首が生えていた断面、古傷へと突き刺さる。


「溶着確認!」


 双眼鏡で観測していた兵士が報告した。


「魔力波形、正常に推移。現在35メルキオから50メルキオへ上昇中」


「よし、やれ!」


 マキシム博士が命じるなり、技術士官が手元のスイッチを弾いた。


 カッ、と紅い光がズメイの身体に突き刺さったコントロールロッドから迸る。


 全ては順調だった。コントロールロッドも命中し、観測機器の測定結果によれば全ては想定通りに機能している。既に弾頭部はズメイの体内で溶着しその支配権を神経へと伸ばして、あの巨体の支配権を奪い尽くしている頃であろう。


「は、ははは……やった、やったぞ!」


 博士が狂喜する向こうでは、がくん、とズメイが首を項垂れさせているところだった。


 やはりそうである―――ズメイの肉体の支配権は喪失し、名実ともに伝説の邪竜はノヴォシア共産党の所有する軍事兵器へとなり下がったのである。


 封印の維持という保守的な方法よりも、現代の科学技術で手懐けるという革命的手法を用いた共産党の勝利である。この力さえあればイライナの併合も夢ではない。いや、イライナの併合は始まりに過ぎないのだ。広大な祖国の版図、その隅々まで食料を行き渡らせるための第一歩に過ぎない。


 イライナを足掛かりに、次に狙うはバルカン連邦と西欧諸国である。抵抗は受けるだろうが、しかしあの大英雄イリヤーですら殺せなかったズメイを完全な制御下に置いているノヴォシアに太刀打ちできるはずもない。


 全てはレーニンの英知、スターリンの革命的決断がもたらした必然なのだ。


 祖国万歳、と叫ぶ兵士もいた。


 革命が神話の時代の怪物すら屈服させた瞬間―――新時代の象徴でもあった。


 これでノヴォシアは揺るぎない力を手に入れた。これから待ち受けているのは結果の決まった勝利、連戦連勝の栄光だ。繁栄の約束された未来の扉は既に開け放たれているのだから、後はその足で一気に駆け込んでしまえばい
























 バヂッ、とズメイの口腔に光が踊る。























「同志博士」


「なにか」


 双眼鏡を覗き込んでいた兵士が、声を震わせた。


「……コントロールロットが……呑み込まれていきます」


「なに?」


 貸してみろ、と双眼鏡をひったくるように受け取り、覗き込んだマキシム博士は息が詰まった。


 古傷に突き刺さっていたコントロールロット―――半ばほどまで突き刺さったハープーンのような形状の砲弾。それが段々と、まるで底なし沼に沈んでいくかの如くズメイの体内へ沈み込んでいったのである。


 やがてその姿が完全に肉の中へと埋もれてしまった段階で、博士は気付いた。


 ズメイの口腔に―――蒼く輝く閃光が集まっている事に。


 背中を覆う外殻が開き、強烈な熱が放射され始める。生じた熱波によりズメイの姿が歪んで見え、その熱風は瞬く間にマキシム博士のいる場所にまで届いた。


 まるでサウナの中にいるかのような熱波。


 その正体はズメイの行った”放熱”だった。


 多くの飛竜は、自らの吐き出すブレスから身を護る生体機構を持ち合わせている。


 例えば血流による熱交換や外殻を放熱板として用いるなどだ。そういった能力を持つからこそ、自らの身体を焼き尽くしたり、危険な体温まで上昇させる事なく活動する事が出来るのである。


 しかしズメイのそれは、格が違った。


 ズメイのブレスは”プラズマブレス”である。


 体内に強い電位差を瞬時に生成する”バイオキャパシタ”ともいえる電気臓器を持ち、局所的に空気と可燃性揮発物を超高速で取り込み圧縮するための発達した肺、そして放電電極にも似た生体点火機構による点火。


 そうして生じたプラズマを、長い首の中に存在する高強度の磁場を生成可能な筋肉状の器官―――さながら”生体コイル”ともいえる器官を通過させる事でノズル効果を生み出し、ノズル状の口腔形状となっている口内から放射するのだ。


 「総員退避!」と砲兵隊が退避に入る中、マキシム博士は思い出していた。


 幼い頃に読んだ伝承によると、アルミヤ半島はその昔、ノヴォシア本土と陸続きだったのだそうだ。


 しかし大英雄イリヤーとの戦いの最中に放たれたプラズマブレスの一撃が流れ弾となってアルミヤとノヴォシア本土の接合部を直撃。ノヴォシア本土とアルミヤ半島は完全に寸断され、沿岸部の都市には50mの大津波が襲い掛かってきた、と。


 文字通り”大地を裂く”竜の一撃。


 大量破壊兵器にも似たその一撃から、今更逃げおおせる事など出来やしない。


 自分たちは驕っていたのだ。


 現代の技術ならば、いにしえの怪物だろうと制御する事が出来る、と。


 しかし結果はどうだ、この有様だ。


 それも無理のない話であろう。


 不完全な人間が―――完全無欠、全知全能たる神が創りたもうた原初の生命を制御するなど、おこがましいにも程があった……それだけの事である。


 ズメイの口腔から、蒼い光―――プラズマブレスの閃光が、雷鳴を伴って放たれた。


 ブレスの先頭部で大気を電離しプラズマチャネルを生成しながら直進してくるその光に、しかしマキシム博士やノヴォシア兵たちは触れる事すら叶わなかった。


 プラズマブレスが頭上を通過する直前になって、プラズマ化した大気が彼らに牙を剥いたのである。脆弱極まりない肉体は瞬時に発火、焼失し、痛みを感じるどころか”熱い”という苦痛を知覚する猶予すら与えられず、彼らの存在は完全に拭い去られた。


 アラル山脈の山腹で生じたそれは、付近の森林地帯を焼き払いながら直進。プラズマ化した大気と火の海、そして融解した地面を周囲に生み出しながら、フルトン回収したミカエルとシェリルを乗せたばかりのAn-225からも視認できる距離を掠めていった。



















 電子音がひっきりなしに鳴り響く。


 操縦席が赤い非常灯に切り替わり、システム音声が『Увага, збільште висоту(警告、高度を上げてください)』と女性の声で上昇を訴えてくる。


「パヴェルどうした!?」


「クッソ、さっきのブレスだ!」

 

 ガチガチに重くなった操縦桿を必死に引き、エンジンの停止したAn-225を滑空させて少しでも飛距離を稼ごうとするパヴェルは、脂汗を浮かべながら吐き捨てる。


「プラズマだよ、磁場にシステムがやられたんだ!」


「防磁処理はしてるんじゃなかったのか!?」


「あんなレベルの磁場は想定外だ!!」


 段々と高度を落としていくAn-225。


 墜落する前に何とかしなければ、と手元の端末を弾いてシステム診断―――をしようとしたところで、機内の照明が元通りに戻った。ヴヴン、と重々しい音を甲高い咆哮へと変え、An-225のエンジンが再始動し始める。


 全くもって幸運だった。


 俺が何かしたわけでも、シェリルが応急修理をしたわけでもない。


 この間に離脱を―――掴んだ幸運を無駄にしないためにもそう考えていた俺の脳裏に、しかし冷たい感触が走る。


 先ほどのズメイ(ズミー)が放った、プラズマブレス。


 あの方角って……たしか……。


















 マキシム博士ら技術者たちを一瞬で焼き払い、An-225を撃墜しかけたズメイ(ズミー)のプラズマブレスは、しかし1500㎞もの距離を突き進んでもまだ十分すぎる熱と勢いを保持し続けていた。


 進路上の電線や電柱、森林地帯をことごとく焼き払い、蒸発させながらアラル海へと出たプラズマブレスは、勢いをそのままにアルミヤ半島へと到達するなりアルムトポリ上空を通過。運悪く市街地にいた住民たちや建物を纏うプラズマで瞬時に発火、蒸発させ、かつてミカエルが海賊(ワリャーグ)首領のキャプテン・ウルギンと死闘を繰り広げたアキヤール要塞すらも完全消滅させ、ついには黒海へと抜けた。


 莫大すぎるエネルギーを保持したプラズマブレスは、やっとここで終わりを迎える。


 大量の海水を消失させ、極めて大規模な水蒸気爆発を引き起こしたのである。


 まるで水中で巨大な核爆弾でも起爆したかのような大爆発。


 そんな一撃を受け、黒海が無事で済むはずもない。


 TNT換算にして推定145.6テラトンにも達するエネルギーをもろに受けた黒海は荒れに荒れ、攪拌された大海は巨大な波を生み出すに至った。







 イライナ最南端の港町、アレーサ。






 ミカエルの母レギーナのいるアレーサに、高さ50mの巨大津波が迫りつつあった。






 

ガブリエルの大鉈


 ラファエルの息子、ガブリエル・ラファエロヴィッチ・リガロフ公爵が戦場と処刑場で振るったという大鉈。全長2mにも及ぶ巨大なそれは、鉈というよりは『研いだ鉄板に持ち手を取りつけた』ような武骨極まりない外見をしており、その素材は祖父ミカエルが討伐に成功したというズメイの外殻が用いられている。

 持ち手は通常のものの他、剣身の半ばほどの峰をくりぬいてそこにも第二の持ち手を設けており、ガブリエルは本気を出した際にこちらを左手で握り、相手を”叩き潰す”ような豪快な一撃を繰り出したという。


 ガブリエルは父ラファエルがそうであったように、魔術への適正は無く、しかし筋力を始めとした身体能力に優れていた事から早い段階で魔術を捨て、他の分野の修練に傾倒した。『適性ナシ』『落ちこぼれ』などの周囲からの嘲笑をものともせず、自慢の大鉈と銃、そして祖父の代から受け継がれた錬金術と戦技を併用した戦術で結果だけを積み上げ、周囲を黙らせた叩き上げの公爵としても知られる。


 彼女はこの大鉈を戦場で振るい、そして同じくらい国内でも振るった。ノヴォシアのスパイや売国奴、外患誘致を図った裏切り者を特定しては裁判を行い、死刑判決の下った者の首を自らこの大鉈で斬り落としたのである。これが彼女の異名『首狩り公爵』の由来であるとされている。

 イライナのロベスピエール、首狩り公爵……国民への寛大な統治で支持を得、敵対者に対しては暴君の如く振舞ったガブリエル。しかし彼女はその生涯、一度たりとも処刑の際の斬首を他人には執行させず、自ら執り行った。


『両手を血で汚すのは、私だけでよい』


 それは暴君と言われた公爵の、せめてもの優しさだったのだろうか。



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― 新着の感想 ―
今までの国家規模の三角関係はミカエルとズメイの擬人化という二つのジャンルの同人誌によって崩れ去り、その後なんだかんだで世界平和は果たされました(???) 多分これ将来ハリウッドorイライナで映画化さ…
パヴェル、シェリル、そしてミカエル君が「あ、死んだ」と思うほどの存在ですか。ノヴォシアはとんでもないものを叩き起こしてくれました。人の手であんな化物をどうにか出来ると思い込んだ傲慢さに周りを巻き込んで…
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