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『最強』の領域へ

ミカエル「もー! なんなのさどいつもこいつも! 人を散々同人誌にしたり水着回でスク水着せたりお風呂シーンでは下半身と胸元に謎の光! そして車に乗る時はいつもチャイルドシート着用ミカエル君!(26)」

ミカエル「人の尊厳破壊も程々にしろってんだクソが!」


パヴェル「……でもお前映画館入る時ちゃっかり子供料金で入ってるじゃん」


ミカエル「にゃぷ? ミカそんなの知らないにゃん(ロリボ)」


ラファエル「↑ こ の ダ ブ ス タ ク ソ 親 父 ! ! 」



「兄さん!」


 思わずそう叫んでしまったノンナは、威厳に満ちたキリウ大公としてではなく―――ただ1人の、血の繋がらない兄の身を案じる乙女の顔をしていた。


 無理もない話である。玉座の隣で腕を組み、直立不動で戦いの様子を見守っていたミカエルも、冷静さを保ってこそいたものの同じように彼の身を案じていた。


 グレネードランチャーから焼夷弾を乱射し始めた辺りで、不穏な予感は確信に変わった。ルカはあのグラスドーム内の通気性の悪さを逆手にとって酸素を消費し、我が身諸共アナスタシアを酸欠に追い込もうという作戦を用意していたのである。


 元々、グラスドーム内の通気性が悪いという情報はルカの出番の前に戦った挑戦者たちの戦いを見て察していた。グラスドームの面積の割に、用意された換気用のファンは小ぶりで出力が低く、十分に換気できているとは言い難い。これならば煙幕も長時間滞留し、アナスタシアの視界を奪うのに一役買ってくれるのではないか―――そう思ったからこそあの作戦を立案し、それを想定した訓練をルカに施していた。


 もちろん、ルカも馬鹿ではない。


 長い旅の中で、読み書きや計算だけでなく物理や化学といった知識も身に着けているルカ。火が燃えれば周囲の酸素が消費されていくというのは、マッチとビーカーを使った実験で実演したし、そういう実験の度にルカとノンナは目を輝かせていたものだ。


 あの時の知識が、今もルカの中で生きている。


 不十分な設備の換気、ほぼ密室空間―――そんな状況で8発分の焼夷グレネード弾を発射し火の海を作っていれば、グラスドーム内の酸素濃度はどんどん薄くなっていくだろう。加えてあの近接戦闘の激しい動き。あれだけ動き回れば、酸素の消費量も増大し酸欠により近づく筈だ。


(姉上……)


 アナスタシアの口が開いているのを見て、ミカエルはグラスドーム内の酸素濃度が想像よりはるかに薄くなっている事を悟る。


 呼吸の効率が良いのは鼻よりも圧倒的に口だ。だから戦っている最中にある相手が口を開けて呼吸していれば、それは体内に取り込むべき酸素量が不足している事を意味する。


 何か意を決したように踵を返し、後ろにある扉の方へと足を向けたノンナを、ミカエルは仁王立ちしたまま呼び止めた。


「陛下、どちらに?」


「決まっています。あの戦いをやめさせるのです」


「なりません」


「なぜですリガロフ公? あのままではアナスタシアも、ルカも……私の兄も……っ!」


「これはあなたの配偶者、キリウ大公の王配を決めるための試練。いくらキリウ大公ノンナ1世の命といえど、邪魔立てする事は許されませぬ」


 これがただの貴族の婿を決める戦いであれば、それでもよかっただろう。


 しかしこれはイライナ公国の象徴にして国家元首、ノンナ1世の婿を決めるための一戦だ。その一戦で決まった婿がよもや外部からタオルを投げ込まれ、消去法で選ばれたとあっては世界の笑いものである。


 ヒトとしてはそれで正しくとも、果たしてそれがキリウ大公の隣に立つべき男の姿として相応しいか―――これはそういう問題なのである。


「爺や、申し訳ないが席を外してはくれないか」


「え」


「彼女……陛下と、いや、()()()()と話がしたい」


 ミカエルが仁王立ちのまま注文を付けると、爺やは全てを察したように一礼し、貴族用に設えられた特等席を後にした。


 扉の閉まる音と足音が去っていく音を確認するなり、ミカエルは腕を組んだまま口を開く。


「ノンナ、男の覚悟に水を差すような真似はこの俺が許さん」


「でも……でも、ミカ姉! あのままじゃ兄さんが!」


「アイツも承知の上でこの戦いの場にやってきたんだ。兄として……いや、1人の男としてお前の隣に立つために、な」


「……!」


「だから無粋な事はするな……アイツの姿を、しっかり目に焼き付けろ」


 この戦いに、ルカが勝てるとは思えない―――常識的に考えればそうだ。あれだけの作戦を用意し、完全武装で挑んで、しかし相手は未だに無傷なのだから。


 しかし、そんな絶望的な戦いでも希望を抱かずにはいられない。


 最期まで諦めずに戦う戦士の背中には、そう思わせてしまう何かがあるのだろう―――ミカエルは昔から、そう信じている。


 踵を返し、ミカエルの隣まで戻ってくるノンナ。


 心配そうに拳を握り締めながら、黒い瞳でグラスドームを見下ろす彼女。その小さな唇が、短く言葉を紡いだ。


 兄さん、と。

















 ―――ミカエルはとんでもない男を見出したものだ。


 酸素が薄くなり、頭痛がびりびりと痺れるような痛みに変質していく中で、アナスタシアはしかし明確にそう思っていた。


 最初ははっきり言って、こんな未熟な子供が護衛官になどなれるものかという思いは確かにあった。元特殊部隊指揮官のパヴェルと、そんな彼の教え子として成熟し一人前の兵士となった英雄ミカエル。2人の優れた師に教えを請う事が出来た点においては、ルカは恵まれていたと言っていいだろう。


 しかしアナスタシアの目から見れば、まだまだ未熟だった。


 戦いの中で冷静な判断が出来ているかと言われればそうでもない。全て本能と衝動に任せているようで、ルカの戦い方を見ているとヒトをヒトたらしめる”理性”の存在する余地が見られないように思え、それがアナスタシアに未熟という評価を下させている最大の要因といってもよかった。


 ルカがアナスタシアの下で学んだ最大の収穫は、戦の中で司令塔の役割を果たす”理性”だったのかもしれない。


 しかし今思ってみれば、それは彼にとっては収穫であり、そして同時に”枷”でもあったのだろう。


 結局のところ、ヒトには得意不得意が存在する。一見すると何もかもが完璧に見えるアナスタシアでさえも裁縫と料理が壊滅的にダメであり、ヒトの仔として生を受けた以上は誰しもが長所と短所を持っているものだ(全て完璧にこなせる存在があるとすれば、それは”神”であろう)。


 ルカの場合、理性を伴った戦いは必要なものでこそあれど、同時に不向きなものであった。


 結局のところ、彼に一番向いていたのは本能のままに、衝動のままに全てを破壊する―――狂戦士(バーサーカー)としての戦い方であったのだ。


 ドン、と力いっぱい地面を踏み締めるルカ。その衝撃で足元に転がっていた大型警棒が宙に浮き、それを右手でキャッチし肩に担ぐ。


 空気が震えんばかりの獣の咆哮を放ち、瞬時に加速するルカ。


 もう後はない、だからここで全力を―――己の全てをここで叩きつけるかのような意を決した突撃は、アナスタシアの予想を超えた速度にまで達していた。


 あっという間に目の前まで迫る235㎝の巨体。しかし遠心力を乗せた大型警棒の一撃は、同じようにルカに対し距離を詰めていたアナスタシアの左の拳によって打ち払われていた。


 棒状の得物が破壊力を生む要因の1つでもある遠心力。外側であれば特にその恩恵を受けるが、しかし内側で受ければ大したダメージにはならない。


 その間合いを推し量ったうえで拳を突き出し、警棒の一撃を打ち払った―――相手の力量と冷静な判断力、そして精密な体術が成し得る神業であった。


 ドッ、と右の拳がルカの腹に突き刺さる。


 しかし返ってくる手応えは、明らかに人間の腹筋を殴打したそれではない。冷たくひんやりとした金属の感触に硬質な音、そして拳に生じる痺れるような痛み。


 目の前に立ち塞がったのは、ルカの触媒でもあるバリスティック・シールドだった。


 アナスタシアの反撃が回避できないと判断するなり、咄嗟に展開したのだろう。理屈ではなく本能で身の危険を察知したのだ。


 ならば、と手のひらに黄金の光の輪を召喚し、それを至近距離で開放するアナスタシア。光属性魔術『光輪波』―――光の輪を生じて相手を吹き飛ばす”だけ”の初歩的なものだ。


 彼女ほどの魔術師が今更対人戦で使うような術ではない。彼女なりに、ルカを殺さない範囲で無力化するために選択した結果がそれであった。


 バリスティック・シールドに光の輪が直撃し、途端に弾け飛ぶ。バチン、と他者を拒絶するかのような唸り声にも似た炸裂音と共に、ルカの巨体が大きく後ろへと吹き飛んだ。


 ここが攻め時だ、と反転攻勢に転じるアナスタシア。先ほど手放したイリヤーの大剣を拾い上げつつルカへ向けて一歩を踏み出すが、しかしここで激しい頭痛と眩暈に襲われ、追撃を断念してしまう。


 酸欠の症状が段々と重くなりつつある―――先ほどの体術の応酬と魔術の発動で、想定以上の酸素を消費してしまったらしい。


 倒れてしまうとか意識を失うようなレベルでこそないものの、気を抜けばこのまま2人そろって酸欠で倒れかねない危険な状況。


 そろそろ勝負を決めなければ、と意を決し、大剣の柄を両手で握って魔力を放射。酸素消費を考慮し光属性の魔術を放射した事で、黄金に輝く大剣が更に眩い光を放ち始める。


 アナスタシアがそうであるように、ルカも最期の一撃に備えていた。


 彼の適正ではアナスタシアに魔術では敵わない。


 ならば、と左手に装着していたバリスティック・シールドを投棄―――中国製の大型警棒一本のみで、アナスタシアと真っ向からぶつかり合う構えを見せる。


 距離5m弱……遮蔽物、時間、相手に対する恐れ、迷い、いずれも無し。


 幼少期のノンナとの約束―――きっとそれは、幼き日の何気ない約束であっても、ルカの中では永遠にリフレインし続けるのであろう。もはやそれは約束というよりは彼の心を縛る呪いにも近しいように思えたが、しかしルカにとってはそれでよかった。


 それこそが、幼き日の誓いこそが、自分と彼女を繋ぎ止める(よすが)なのだから。


 姿勢を低くし、ルカが先に前に出た。


 酸欠で頭が激しく痛む―――まるで万力で、脳味噌を直接ぎりぎりと締め上げられているかのような激しい痛み。眩暈もするし、視界もぼやけ、真正面から突っ込んでくるアナスタシアが何人にも見えてしまう。


 酸素が全く足りていない。


 身体は痛みと疲労、そして深刻な酸素不足で悲鳴を上げ、気を抜けば今にも倒れてしまいそうなほどに危うい状況。


 それでも不思議と、身体は動いてくれていた。


 幻だろうか。


 目の前に、いつの間にか小さな背中があった。


 時折こちらを振り向いては、無邪気な笑みを浮かべて前へ前へと導いてくれる幼い頃のノンナの後ろ姿。それは紛れもなく彼女のものだ。こんな歳相応の無邪気な笑みを浮かべ、ザリンツィクの路地裏を冒険したのは今でも鮮明に覚えている。


 幻でも、何でもいい。


 彼女が導く先に敵がいるのだ。


 乗り越えるべき敵が。


 打ち倒すべき敵が。


 だからあの光を―――立ち塞がる絶対王者を。


 全てを乗り越えられるだけの力を。


 全てを粉砕する一撃を。


 警棒を上段に構え―――腹の奥底から発した咆哮と共に、全力で振り下ろした。


 まだ身体にこんな余力があったのかと、ルカ自身も驚いていた。打ちのめされ、酷使し、ぼろ雑巾同然になった自分の身体。けれどもまだ動いてくれる。十分な力を発してくれる。無茶な要求に応えてくれる。


 だから今はそれでいい―――そのありったけの力を、今ここでぶつけ
































 バキン、と何かが折れる音がした。




























 鉄の焼ける悪臭。


 手元に走る衝撃と、不意に軽くなる得物の重み。


 ドッ、と音を立てて傍らの地面にめり込む、警棒の棒身―――その先端から半分。


 目の前にいるアナスタシアは、既に大剣を左から右へと大きく薙いでいた。


 光属性の魔力でブーストをかけ、更にそれを人知を超えた腕力と膂力、そして瞬発力で振り払った結果に断熱圧縮熱まで生じた、文字通り”世界を置き去りにする斬撃”。


 じわ、とルカの胸元に血が滲んだ。


 ああ、斬られたんだ―――そう理解すると同時に、血が溢れ出た。


「―――」


 傾く視界の中で、一瞬だけノンナの姿が映る。


(ああ、ノンナ)


 こんな無茶をして、彼女は泣くだろうか。


 きっとこの後で、思い切り叱られるかもしれない。なんであんな無茶をしたの、と。


 でもこれも、キミのためなのだ。ノンナの隣を歩むために必要な事だった。キリウ大公としてこの国にの頂点に上り詰めた彼女が、後になって恥をかく事が無いように―――彼女にふさわしい夫になるために。


 だから行動で示す必要があった。指先だけでも”最強”に届く必要があった。


 そのために全てをぶつけ、しかし傷一つすら与える事が出来なかった。


(ああ……やっぱり強いや、アナスタシア様は)


 俺なんて足元にも及ばない―――自嘲気味の言葉が心の中に浮かんでは消えていく。


 しかしなぜだろうか。


 心の奥底に、暗く冷たい深淵のその最奥に、紅くちらつく種火にも似た感情が未だに燻っているのは。


 



 ―――いいや、まだだ。





 致命的な一撃を受け、今にも目から光が消えそうなルカの瞳に―――最期の光が宿る。


 まだ、まだやれる。


 この意識が残っている間は、この命が続いている間は、戦いは終わらない。まだルカという1人の戦士は敗北したわけではないのだ。まだ戦っているのだ。


 大剣を振り払い、これで勝負がついたと油断するアナスタシア。


 その相手を賞賛するような感情を浮かべている顔に、驚愕の色が浮かぶ。


 まだ動くのか―――そんな胸中の思いが、手に取るように読み取れた。


 一歩、足を前に出す。


 その一歩、小さな一歩があれば十分だった。


 それだけ間合いを詰める事が出来れば、ルカ最期の一撃はきっと相手に届く。


 歯を食いしばり、途切れゆく意識を執念で繋ぎ止めながら―――拳を握り締め、思い切り叩きつけた。


 ゴッ、と拳が顔面にめり込む感触。


 さすがのアナスタシアも、この一撃ばかりは見切る事も防ぐ事も出来なかったらしい。拳に生じる堅い手応えと、頭を大きく揺らし吹き飛んでいくアナスタシアの姿。


 ギリギリまで命を削り、手持ちの武器を全て喪失し、酸欠寸前にまでなってやっと叩き込む事ができた一撃。


 それは紛れもなく、弱者が最強に一矢報いた瞬間だった。





 そしてその光景を最後に、ルカは意識を手放した。






イリヤーの秘宝


 リガロフ家に伝わる家宝。いずれもリガロフ家の始祖イリヤーがその生涯で手に入れ、戦いに用いたとされており、現在は5つの秘宝が現存している。先代当主ステファン・スピリドノヴィッチ・リガロフでは扱いこなす事が出来なかったようで、いずれもリガロフ家の宝物庫に保管されていた。どうやら子供たちが家を出る際に選別として授ける予定だったようだ。


・イリヤーの大剣

 アナスタシアが父ステファンから与えられた大剣。大英雄イリヤーがあらゆる戦いで振るったとされており、ズメイの3つある首のうちの1つを切り落としたのもこの黄金の大剣であるとされている。

 イリヤーの夢に現れた大天使がお告げと共にこれを授けたとされており、製造されたのは紀元前3~5万年ほどの大昔と推定されている。文字通り神話の時代の産物ではあるのだが、しかし刃こぼれはおろか劣化すらしておらず、現代の技術では解析も複製も不可能となっている。

 大剣自体に祝福の祈祷が施してあり、それにさらに触媒化の祈祷を施す事で、剣でありながらアナスタシアの魔術の触媒としても機能している。



・イリヤーの王笏おうしゃく

 イリヤーが長い旅の中で振るったとされている王笏。父ステファンからジノヴィに授けられた秘宝であり、今は彼の触媒となっている。イリヤーが用いていた魔術の触媒であったとされ、賢者の石を用いていないにも関わらず魔力損失0%を誇るオーバーテクノロジーの産物。

 神話の時代に製造されたイリヤーの大剣がそうであるように、こちらの王笏も紀元前2万年ほどに制作されたと推定されている。元々は遥か昔に滅んだ王国の国王が、盟友となった妖精から贈られたものとされているが伝承はほとんど残っておらず詳細は不明。




・イリヤーの魔導書

 大英雄イリヤーが、盟友ニキーティチとの旅の最中で目にした未知の魔術を刻んだとされている魔導書。現在は父ステファンからエカテリーナに贈られ、彼女の触媒となっている。魔導書という名称ではあるが紙は一切使われておらず、厚さ1㎜にも満たない黄金のプレートが何枚も束ねられているような姿をしている。

 古い時代の、現代の魔術とは発動原理も異なる多くの魔術が記録されているが、残念ながら多くの技術が現在では廃れてしまっており、復元する事は難しいという。




・イリヤーの斧

 大英雄イリヤーが旅の中で振るったとされている黄金の斧。マカールが憲兵隊に入隊した際、父ステファンから与えられた。伝承によると邪竜ズメイがその住処としていた廃城に所蔵していたものであるとされており、元を辿れば製造されたのは紀元前9万年と推定され、イリヤーの秘宝の中では最も古いものとなる。

 イリヤーの冒険譚ではズメイの仔との戦いや、巨人族との戦いで振るったとされており、現代の創作物でも挿絵などでその姿を確認できる。




・イリヤーの時計

 大英雄イリヤーの秘宝の一つにして、最も謎の多い代物。一説によればズメイ封印の功績を讃え当時のノヴォシア皇帝から授けられたものとも、巨人族討伐の褒賞として領主から授けられたものともされているが詳細は不明。現在はキリウの屋敷よりミカエルによって強奪され、彼女の手元にある。

 黒曜石を黄金で縁取った美しいデザインであり、製造された年代は不明であるが紀元前である事は間違いない模様。製造されたその時から一瞬たりとも狂う事なく正確に時を刻み続ける文字通り魔法の産物であり、ミカエルの祖先イリヤーは『時を止め』、『時を巻き戻し』、『時を早送りする』事も可能であったとされている。


 それに対しミカエルは僅か1秒の時間停止に終始しており、本来の能力を発揮しているわけではないようだ。

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― 新着の感想 ―
前回の声優出演でしっかりギャラを貰ったり子供料金で映画館に入ったり、割とミカエル君自分のミニマムボディと魅力を割り切って結構楽しんでらっしゃる…とはいえ領主様が子供料金詐欺はやめましょう、お金は(主に…
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