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ルカ、決死の攻勢

範三「……パヴェル殿」

パヴェル「ん~?」


範三「なぜ某が白Tを着ている時に限ってカレーうどんを出してくるのだ?」


パヴェル「偶然でしょ(すっとぼけ)」


 闘技場の内部の様子は、グラスドーム内に充満する白煙のせいで全くと言っていいほど窺い知る事が出来ない。まるで金魚鉢一杯にミルクを注いだかのように、時折内部で火花や雷光が散る以外は何が起きているのか全く分からず、ノンナの傍らに控える爺ややメイドたちは中で何が起こっているのか、困惑しながら待つ事しかできていない。


 しかしそれでも、ノンナとミカエルだけは内部の状況を推し量る事が辛うじてできていた。


 もちろん、あの白煙を見透かしているわけではない―――アナスタシアの体内に充填されている魔力が時折励起する事で、彼女にとっても予想外の事が……あるいはそこまで力を出さねばならない状況に追い込まれている、という事を察知できる程度だ。


 情報としては不十分だし、何が起きているのか余すことなく知りたいところではあるが―――今ばかりは、それだけで十分であった。


 これまでアナスタシアに挑み、そして秒殺されてきたのは皆、世界各国からイライナとの関係強化という使命を帯びてやってきた猛者ばかりである。本国では文字通りの英雄、一騎当千の猛者なのであろうが、しかしアナスタシアは遥かその上をゆく覇者も同然だ。1人、また1人と秒殺され、格の違いを見せつけられてきた。


 それがどうだろうか。


 世界的に見れば未だ無名の、イライナの主席護衛官に過ぎないただ1人の冒険者が、イライナ最強のアナスタシア・ステファノヴァ・リガロヴァ公爵を相手にこうも食い下がるとは。


 ミカエルはちらりと、懐から取り出したイリヤーの時計の蓋を開いた。黒曜石と黄金で造られた魔法の懐中時計は、製造されたその時から休む事なく正確に時を刻み続けている。


 既に戦闘開始から4分が経過―――これまでの挑戦者が長く持ちこたえても30秒と少しであった事を考慮すれば、もう十分すぎる快挙と言える。


「リガロフ公」


「はい、陛下」


「もう既に戦いが始まって4分……この調子で行けば、もしや」


「いいえ陛下……むしろ時間が長引けば長引くほど、ルカが不利になります」


 ミカエルの指摘に、ノンナは目を細めた。


「今の両者の戦いは、獅子が番犬の予想外の抵抗に遭い攻めあぐねているようなもの……しかしその引き出しも有限にございます。時間が経ち、相手の出方を見極める余裕が出れば後は容易く対処されましょう」


「そうなる前に勝ちにいかなければ」


「ええ―――主席護衛官殿、ルカに勝機はありませぬ」


 ミカエルの指摘は残酷すぎるほど正確だった。


 そう、あくまでも今こうして食い下がる事が出来ているのは、対アナスタシア戦を見据えて用意してきたルカの手札にアナスタシアが翻弄され、予想外の抵抗を受ける事で攻める機会を見失っているからである。


 白煙の散布による視界の悪化、錬金術の誘発による得意な戦場への変化、そしてそれらを有効活用した奇襲の連続。


 しかしアナスタシアに勝つために用意した手札に限りがある以上、いずれはその全てを出し切ってしまう時が来る。


 アナスタシアほどの使い手ならば、一度見た攻撃は全て見切るであろう。二度目の攻撃を繰り出そうものならば、見事にカウンターを浴びてやられるのが目に見えている。


 手札が尽きる時―――それがルカの敗北が決定する瞬間、と言って良い。


 それによしんばルカがアナスタシアの攻撃を凌ぎ切る事が出来たとしても、しかしそこで地力の差が出てくるのだ。アナスタシアは幼少の頃から才能に溢れるばかりか、貪欲に努力を積み重ね今の地位を手に入れた文字通りの最強である。肉体的にも精神的にも精強で、魔術適性にも恵まれ、血の滲む努力の果てについには錬金術まで体得するほどだ。


 ルカも努力を重ね、15歳の頃から2年間の冒険者見習いとしての下積みを経てプロの冒険者として活躍、”黒獣のルカ”の異名を欲しいがままにした実力者である。しかし体力的に優秀であっても、魔術適性はC+止まりであり、体内の魔力量もアナスタシアのそれと比較すると大きく劣っている(魔力量は原則として適性の高さに比例して増減するものだ)。


 加えて単純な戦闘力においても、両者の間には絶望的な隔たりがある。


 むしろ、地の利を得たとはいえここまで食い下がっただけでも奇跡なのだ。


 冷静に分析している一方で、ミカエルは弟分の事を心配していた。


 ルカ、無理をするな―――元より勝ち負けが決まったようなものなのだ、と。これ以上欲張って何になる、と。


 だがしかし―――すぐさまそんな後ろ向きな考えを、心の奥底から湧き上がった熱気が握り潰す。


(いいや―――ここまで来たのなら、行けるところまでいってみろ。ルカ!)


 一矢報いてみせろ―――玉座で睥睨する”最強”に、キツいの一発喰らわせてやれ!


 
















「宰相閣下、お覚悟ぉッ!!」


 当たれ、当たれ、当たれ―――。


 懇願にも近い感情と共に突き出された電気警棒の先端が打ち据えたのは、しかし無防備なアナスタシアの柔肌などではなかった。


 ゴギィンッ、と重々しい金属音。電気警棒の柄を通じて帰ってくるのは、びりびりと痺れるような痛み。


 あと少し―――もう一瞬、コンマ数秒速ければ、その一撃は紛れもなくアナスタシアの左の頬を打ち据え、ヘビー級ボクサーの如く思い切り殴り飛ばしていたに違いない。


 しかし必中の意思を乗せて放った一撃を受け止めたのは、無情にも大英雄イリヤーが携えていたとされる黄金の大剣―――”イリヤーの大剣”、その横腹であった。


 その大きさ故に簡易的な盾としても運用が期待できるイリヤーの大剣。ルカの奇襲を察知したアナスタシアが振り向くと同時に展開したそれが、間一髪のところで主たる彼女を守っていたのである。


 まるでコンクリートの壁を思い切り殴りつけたような、そんな手応えだった。


(ガードが……硬すぎる……!)


 時折、クラリスのあの馬鹿力が羨ましく思う。


 彼女のような人並外れた筋力があれば、ガード諸共相手を吹き飛ばすような荒業だって可能なのだろう。さすがにアナスタシア相手にそれは無理でも、体勢を崩すくらいはできたのかもしれない。


 しかし―――ルカはまだ、諦めない。


 押し付けた大型警棒をそのままに、左手で柄尻にあるスイッチを押し込んだ。


 パリッ、と電気警棒の棒身に、一瞬ばかり蒼い閃光が迸ったのも束の間―――剣で警棒を受け止めていたアナスタシアの身体を、電気ショックが駆け巡った。


 大型電気警棒―――中国で開発された『大宝剣』とも呼ばれるそれには、元より電気ショックを発する機能が搭載されている。とはいえそれは犯人制圧の際に警棒を掴んで止められた場合を想定して搭載された機能に過ぎず、積極的に相手を痺れさせる用途ではない。


 が、ルカ用のそれを製造したパヴェルが放電機能をその程度で済ませる筈もなく……。


 電圧を底上げし、場合によってはルカの魔力で更に上乗せできるようチューニングを施したそれが、アナスタシアに牙を剥いた瞬間だった。


 唐突の電気ショックに弾かれた挙句、筋肉を硬直させられたとあってはアナスタシアに成す術はない。咄嗟に後退し距離を取るが、それはルカにとってのこれ以上ないほどの好機でもあった。


 反撃の狼煙を上げるのは、今しかない。


 アナスタシアが後退したのを見るなり、一気呵成に攻め込んだ。


 元より時間が経てば経つほど不利になるというのはミカエルの説明でも聞いていたし、自分自身でも理解していたつもりだった。現時点でも、少しでも選択肢を誤れば即死を免れぬ紙一重の綱渡りを何度も繰り返している―――これの難易度が更に上がればどうなるか、考えただけで震えが走るというものだ。


 だから攻める。狙うは短期決着だ。


 警棒を上段に構えながら前に出て、力のままに振り下ろす。しかし今度は手応えが全くない―――空振りだ。


 横へとステップを踏んで回避したアナスタシアの拳がすぐそこまで迫る。利き手ではない左手での殴打とはいえ、その威力はこれまでの挑戦者を何人もノックアウトしてきた危険なものだ。ちょっとした軽自動車との衝突レベルの威力があると見ていいだろう。


 唸り声を発しながら、自らの触媒でもあるバリスティック・シールドを構えて拳を受け止めた。ガォォンッ、とさながら装甲に弾かれる徹甲弾のような音が耳を聾し、火花が飛び散る。


 直撃こそ防いだとはいえ、その殴打にルカは後退を余儀なくされた。まるで金属バットのフルスイングを受けたような衝撃に、左腕の骨が悲鳴を上げる。


 しかしルカの触媒でもあるバリスティック・シールドはパヴェルが製作した特別性だ。ゾンビズメイの外殻と賢者の石を用いた複合装甲であり、軽さと防御力を両立。更にその軽さゆえに吸収しきれない衝撃は特別に搭載した油圧式のショックアブソーバーを用いる事で低減に成功している。


 スペック上は20㎜級の機関砲の直撃にも耐えられるほどだ(使用者の受ける衝撃は考慮しないものとする)。


 それまでの防御力の上からこの威力である。もろに直撃すれば、それこそ頭が潰れるレベルの破壊力であろう。


 衝撃から立ち直るなり、警棒を長い尻尾に預けたルカは特注のホルスターからSMGを引っ張り出した。


 ”PM-06グラウベリット”。ポーランドで開発された、9×19㎜パラベラム弾を用いるSMGである。


 UZIサブマシンガンを思わせる形状のそれを構え、バリスティック・シールドを構えたまま発砲した。


 ガガガガガ、と異世界の地でポーランド製SMGが吼える。装填されているのはもちろん実弾―――アナスタシア相手に模擬戦用のゴム弾など生温すぎる。そもそも手加減して勝てる相手ではないのだ、このアナスタシア・ステファノヴァ・リガロヴァという女は。


 大剣を地面に突き立てるアナスタシア。彼女の柔肌を射抜く筈だった鉛弾の牙たちは、しかし着弾の遥か手前に弾かれてしまい、明後日の方向に弾かれてゆく。


「!」


 アナスタシアの周囲に出現した、黄金の光の輪―――それが彼女の防御手段の正体であった。


 光属性魔術『守護光輪』。イルゼも頻繁に防御に用いる魔術であり、周囲に光の輪を召喚する事で自身を覆い、あらゆる攻撃から身を護る事が出来る防御魔術である。


 しかしイルゼでは3つの輪を召喚するので精一杯であったが、アナスタシアの場合は7つ―――もちろん光の輪の数に応じて耐えられるダメージの上限は大きく増していく方式となっており、7つともなればその防御を剥がすのは至難の業と言っていいだろう。


 効果時間切れを待つか、相手の魔力が枯渇するまで攻撃を加えるか。


 どちらも現実的な手段とは言えなかった。


「くそ……ッ」


「ルカ、この私を相手によくここまで食い下がった。貴様に戦い方を教えた身として嬉しいぞ」


 それは自身の勝利を確信した笑みであったが―――同時に、教え子の成長を喜ぶ師としての笑みでもあったのだろう。


 だがいずれにせよ、向けられて嬉しいものではなかった。お前はここまでだ、これで勝負は終わりだと、ルカにとっては死刑宣告にも等しいものでしかなかったのである。


 弾切れしたPM-06が虚しく沈黙し、背筋に冷たい絶望が走る。


 SMGを投げ捨て、尻尾に預けていた警棒に持ち替えた。自身の魔力を限界まで流し込み、棒身に蒼い電撃を纏わせて徹底抗戦の構えを見せるルカ。


 絶望を前にして、まだルカは折れてはいなかった。


 まだ何か手がある筈だ、と。


 希望はどこかにある筈だ、と。


 しかしその労力を全否定するかの如く、アナスタシアは光属性の魔力を乗せた大剣を薙いだ。


 ごう、と黄金に輝く衝撃波が津波のように広がっていく。屹立する赤土の槍も、グラスドームの中に充満する白煙も、全てが例外なく薙ぎ払われていった。


 そしてその衝撃波はルカをも無慈悲に呑み込んで―――。








 ルカの視界が、真っ暗になった。


















「……」


 彼は本当によくやった、と思う。


 煙が晴れ、赤土の槍も全てが倒壊し再び更地となった闘技場の中で、アナスタシアは壁に背中を叩きつけられ気を失っているルカを見ながらそう思った。


 こんなにも、手段を択ばずに自分を倒そうとした―――そんな挑戦者がいた事が実に嬉しいのだ。


 決して正々堂々とした戦いではないし、他人から見れば卑怯な立ち回りにも思えるであろうが、しかし作戦を練りに練ってここまで食い下がった相手が他に居ただろうか。どいつもこいつも名誉を重んじるあまり正々堂々とした戦い方に拘泥し、結果として30秒足らずで敗れていった雑兵ばかりである。


 しかしルカは違う。


 こんなにも、アナスタシアに戦の本質を思い出させてくれた相手はいない。


 だからそんな彼の努力に、アナスタシアも最大の賛辞で応えたつもりだった。


(この男なら……陛下もきっと)


 ふ、と笑みを浮かべて背を向ける。


 すぐに救護班が駆けつけて彼を運び出してくれる筈だ。意識が戻ったらきっと悔しがるだろうが、しかしあんなにも立派に戦ったのだ。胸を張るよう労うつもりでいた。


 その時だった―――ぞわり、と全身の毛が逆立つ感覚がしたのは。


 咄嗟に剣を構えて振り向き、飛来した攻撃を弾き飛ばす。


 ガンッ、と硬質な音を奏でながら弾かれていったのは、1発の40㎜グレネード弾。しかも着弾した地点で燃料を撒き散らし激しく炎上を始めたところを見るに、焼夷弾のようだ。


 それが立て続けに2発、3発、4発と飛来する。


 その全てを弾き、あるいは回避して、アナスタシアは砲弾の飛来した方向を睨んだ。


 そこにはGM-94に焼夷弾を装填しながらこちらを睨む、血塗れのルカの姿があった。


(……立った? あの一撃で?)


 全力ではないにせよ、それなりに本気を出したつもりだった。


 勝負はついた―――そんな確信もあった。


 しかしまだ、彼は立っている。


 倒れても立ち上がり、武器を手に挑もうとしている。


 既に手札は尽きた。成すべきは成した―――これ以上の戦いが何になるというのか。


 装填を終えた焼夷弾をまたしても放ってくるルカ。もはや狙いは甘く、回避する必要もない攻撃。着弾時に生じた炎が大きくなり、グラスドームの中に火の海が生じる。


「まだ……まだ……!」


「……ルカ、勇敢と無謀は違うのだぞ」


「まだ……まだ、終わってない……ッ!」


 弾切れになったグレネードランチャーを投げ捨て、マスカ・ヘルメットも脱ぎ捨てるルカ。


 その瞳は、狩りの本能を思い出した獣のそれだった。


 いつもミカエルの後ろに控え、図体の割に脅えるばかりだった少年が―――しかし今や、1人の戦士としてアナスタシアの前に立ちはだかっている。


 まだ終わっていない。


 その言葉に応えるように、アナスタシアも剣を構えた。





 百獣の王として、挑戦者の勇気に全力で応えねばならない。





 

魔法少女ミカエル君


 1900年、イライナにてついにテレビが普及し始めた。富裕層ばかりではなく平民にも普及した事で迅速な情報伝達が可能となり、国民に新たな娯楽が増える事となったが、しかしニュースや映画、音楽番組ばかりと子供向けの娯楽が少なかった事から、パヴェルは自費で『スタジオ・パヴェル』を設立。アニメ制作会社を立ち上げ、イライナ初の国産アニメーション作品の制作に取り掛かった。


 その記念すべき第一号がこの『魔法少女ミカエル君』である。


 テレビが普及してまだ1年だというのにまさかのフルカラー作品、更にはパヴェルと彼の薄い本を見て性癖をぶっ壊されながら育った有志や転生者がアニメーターとして多数参加しており作画は現代のアニメと遜色ないレベル(一部に至っては作画に3Dモデルまで使っている)と数段飛ばしのクオリティで世に出た結果ファンが急増。

 内容は【ミニマムサイズのハクビシン獣人ミカエル君が魔法少女に変身し悪の怪人を魔法と現代兵器でぶちのめす】という内容で、女児向けかと思いきや広い年齢層にヒット。ガンアクションシーンもパヴェルが監修したため非常に見ごたえのあるものとなっており、好評を博した事から翌年には【魔法少女ミカエル君~もっと本気狩る(マジカル)~】のタイトルで第二期がスタート。劇場版も制作され社会現象と化した。


 なお、主人公ミカエル君のモデルになった人と担当声優は言うまでもなくご本人である。





 余談だが、どういうわけか隣国ノヴォシアでは放送禁止作品に指定されている。





主な登場人物


ミカエル君

主人公。魔法のAK-47を拾ってしまい魔法少女として覚醒。悪の怪人のアジトに手榴弾を投げ込んでカチコミをかけたり支援砲撃を要請したりSu-30で空飛ぶ怪人をスプラッシュ1したりとやりたい放題。ちなみに魔法少女という事だが本人の性別はオスである。



ルシフェル君

ミカエル君の双子の弟。第一期ではごく普通の男の娘だったが、第二期からはなんと魔法の56式自動歩槍を拾ってしまった事から革命的魔法少女として覚醒。革命的☆銃剣突撃で悪の怪人を地獄に落とす。



悪の怪人たち

この世界に現れるようになった謎の怪人たち。人々を不幸に陥れ、その絶望を糧として生きるという特徴があるが、その見た目はどこからどう見てもノヴォシア兵だし悪の怪人たちのアジトはどう見てもノヴォシア共産党本部です本当にありがとうございます。

AKで蜂の巣にされたり銃剣突撃されたりブルドーザーで突っ込まれたりとろくな目に遭わず、二期からは彼らに同情する視聴者も現れたとか。

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魔法少女ミカエル君のフィギュア作るときAK47の3Dモデリングだったりフランカーの3Dモデリングだったりさせられるんでしょうね… 担当者「どうしてアニメグッズ作るのにアサルトライフルや戦闘機のモデリン…
舅の婿いびりかな?美味しいんですがあれほど着衣に気をつけないといけない食べ物も、そうそうありませんので…() ルカ君凄い粘りを見せますね。イライナで圧倒的な強者のアナスタシアを相手にここまで食い下が…
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