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母は強し、あと父も強し

シェリル「ウチの息子、赤ん坊の頃は夜泣きが凄くて……」

アザゼル「ぴえ」

レギーナ「あらあら、そうなの。そういえばミカが小さい時は全然夜泣きしなかったわよ?」

シェリル「そうなんですか?」

レギーナ「ええ。勤務時間が終わるとピタリと泣かなくなって」


赤子ミカエル(あっ、もう20時や……ミルク欲しくても我慢我慢)

赤子ミカエル(オムツ交換してほしくても我慢我慢……!)

時計「8時です」

赤子ミカエル( 今 だ ぁ ! )

赤子ミカエル「ぴえー!!!!」


レギーナ「この子空気読んでたのかしらねぇ……」

シェリル(そりゃあ中身転生者ですからねぇ)



「ぴえー!!!」


 暗闇の中、饐えた空気が充満する劇場の中に、幼い少女の泣き声だけが響き渡る。


 かつてはオペラや演劇が上演され、主に富裕層の客で賑わっていたであろう旧リュハンシク市営劇場。床板は所々が抜け、天井の照明は落下し、壁紙も剥がれ落ちてかつての繁栄は見る影もない廃墟のメインホール。そのステージの上に置かれた椅子の上で縛りつけられ、泣き喚く幼女の姿を睨みつけながら、クリスチーナ―――今は”モニカ”と名乗っている女の母親、『アンナ・リヴォーヴナ・レオノヴァ』は憎たらしそうに顔に皺を浮かべた。


 子供の泣きわめく甲高い声は神経に障る―――それも一族を棄てた娘と、よりにもよってハクビシン(害獣)の間に生まれた仔ともなれば猶更だ。


 何と忌々しい事か。歴史の古いレオノフ家の血に、よりにもよって害獣の血を混入させてしまうとは。


 父親たるミカエルがそうであったように、”忌み子”にも等しい存在の子―――アズラエル・ミカエロヴナ・リガロヴァを睨みながら、モニカの母であるアンナはゆっくりとステージの上に登った。


 見覚えのない、匂いも知らない相手が近付いてきたからなのだろう。泣き喚いていたアズラエルは更に声を大きくしながら泣いた。


「ぴえー!!! パパぁ! ママぁ! どこぉ!!?」


 バチン、と甲高い音が弾ける。


 アズラエルは息を呑んだ。


 アンナが手にしているのは真っ黒な鞭―――サーカスなどで猛獣を手名付けるための、あるいは罪人に対する罰として振るわれる事もあるそれが、剥がれかけの床板を盛大に殴打したのである。


 如何に世間を知らない5歳の少女でも、それが何なのかはすぐに分かった。


「静かになさい。汚らわしい害獣の仔」


 ぴっ、と息を呑みながらぶるぶる震えるアズラエル。そんな彼女をゴミを見るような目で冷たく見下ろすアンナの後ろから、別の人影が現れる。


 かつてはクリスチーナ(モニカ)の婚約者として彼女と結ばれる筈だったスレンコフ家の長男、エフィムである。


 10年前は醜く肥え太り、ミカエルには『縛った姿がチャーシューみたいだ』とまで言われていた彼は、当時と打って変わってすっかり痩せていた。贅肉に塗れていた腹は肋骨がうっすらと浮き出るほど引っ込んでおり、獣人でありながらどことなくカマキリのような華奢さを身に纏っている。


 ダイエットを経て健康的に痩せたとは思えない。


「これがクリスチーナの?」


「ええ。言われてみると確かに、目つきが似てるわ……小さい頃のあの子と一緒」


 アンナの言葉を聞き流しながら、エフィムはアズラエルの目をじっと見つめた。


 確かにそうだ―――目元にはクリスチーナ(モニカ)の面影がある。おまけに瞳の色も母親と同じロシアンブルーで、顔の輪郭もそっくりだ。頭髪とケモミミ、尻尾といったそれ以外の特徴がハクビシン獣人特有のものである事を除けば、ほぼクリスチーナ(モニカ)の生き写しと言っていいだろう。


 そう認識するなり、エフィムは拳を握り締めた。


 本当なら、彼女との間に子をもうけていたのは自分だった筈だ。


 スレンコフ家の長男として、家督を継承し子をもうけ、更なる権力と栄光を手にしていた筈だ。しかしそれがどうか。よりにもよって結婚式の日に侵入してきた強盗によって花嫁は奪われ、そして間髪入れずにレオノフ家も同じ強盗に入られて大損害を被った。


 レオノフ家もスレンコフ家もお取り潰しという最悪の結果こそ回避したものの、レオノフ家は一人娘を失った挙句分家の子供も赤化病で早くに亡くなっていた事から後継ぎがおらず、やむを得ず他の貴族から養子を迎え入れて存続を図った。スレンコフ家に至っては長男たるエフィムが花嫁を奪われた憎しみに駆られて結婚どころではなくなってしまい、今なお結婚の話が進んでいない。


 それもこれも、あの強盗―――ミカエル・ステファノヴィッチ・リガロフのせいだ。


(あいつさえ……アイツさえいなければ……!)


 ぎり、と握り締めた手のひらに指先の爪が食い込んだ。


 エフィムの執念の込もった調査により、既に当時の強盗の正体がミカエル・ステファノヴィッチ・リガロフである事は判明している。そして一時期、イライナやノヴォシア、ベラシアを震撼させた伝説の大強盗『ミスターX』の正体も、だ。


 しかしその真実を公表しても、誰も信じなかった。


 聞かれた声のほとんどがこうだ。『あの誠実なお方が強盗などなさる筈がない』『あんなにも民の事を思ってくださる公爵様と薄汚い強盗を一緒にするな』。


 誰一人として信じようとしなかった。


 人から花嫁を奪っておきながら、自分のやった事はその”誠実さ”とやらで塗り固めて覆い隠すその姿勢に、エフィムは吐き気にも似た嫌悪感を覚える。


 そして何よりも、そんな自分を捨ててあんな奴を選んだクリスチーナ(モニカ)の身勝手さにもだ。


 目をビー玉みたいに見開きながら涙を浮かべ、ぶるぶる震えるアズラエルの傍らに歩み寄り、その涙を指先でそっと拭い去るエフィム。


「大丈夫だよぉ、きっとすぐにパパとママが来るからねぇ」


「ホントぉ……!?」


「ああ、ホントさァ」


 そして親子が感動の再会を果たした暁には―――3人まとめて殺してやる。


















 ビントロング獣人など一部を除くジャコウネコ科の獣人には、固有の体臭がある。


 尻尾の付け根、獣人でいうとお尻の辺りに、ジャコウネコ科の獣人は”臭腺”という器官を持っているのだ。ジャコウネコ科の動物はここに臭いのする体液を溜め込んで、威嚇や縄張りの主張に用いる習性がある。


 獣人となった俺たちにもその特徴が反映されており、お尻の辺りにその臭腺があるわけなのだが、ジャコウネコ科の動物と違って体液を排出する方法が自由自在というわけではない点において差異がある。


 なので排出できない臭腺の体液は汗などの老廃物に混じって体外へと排出されるわけなのだが、この臭腺の中にある体液の匂いには大きく個人差があるのだ。


 例えば俺はバニラの香りだし、母さんはラベンダー。ノンナはオレンジの香りといった具合だ(ルカはポップコーンの匂いがする)。


 それはアズも例外ではない。俺たちの子供たちからもそれぞれ異なるいい香りがするのだが、アズの場合はミントの香りがする。だから抱き上げたりじゃれついてくるアズの相手をしていると、鼻詰まりが抜けていくようなスースーするいい香りがしてくるのだ。


 加えてハクビシンは犬ほどではないにせよ嗅覚が優れた動物である。だから微かに残った残り香でも辿る事は可能なのだ。


「どう?」


 すんすん、と鼻を鳴らす俺の後ろで心配そうに問いかけてくるモニカ。その手には既にPKPペチェネグ汎用機関銃が握られており、腰のホルスターにはドラムマガジンと折り畳みストック装備のグロック18Cが、そして背中にはKS-23を装備するという重装備っぷりだ。


 女性が携行するにはあまりにも重すぎる装備品だが、それだけモニカはアズの事を想っているという事だ。当然である、自分が腹を痛めて産んだ愛娘なのだ。だから世界で一番愛しているだろうし、そんな愛娘を連れ去り怖い思いをさせているであろう連中に対しては慈悲の欠片もないに違いない。


 それは俺も同じだ。悪いが、いつものように”出来るだけ殺さず”という方針はちょっと選べない。


「……こっち、このまま真っ直ぐだ」


「この先って確か劇場があったわよね?」


「ああ」


 というか、もう既に見えている。


 旧市街地がそうであるように、かつては劇場であったそこも酷い荒れようだった。外壁は崩れ、窓は割れ、入り口には色褪せてボロボロになった大昔のポスターが、風に揺られてカーテンのように揺らめいている。


 『Луганський міський театр(リュハンシク市営劇場)』という、もう光を灯す事のないネオンを見つめながら、俺は目を細めた。


 ―――罠だ。


 もしこれが本当に、アズを誘拐して身代金をせしめるためだけなのであれば、もっと俺たちに追撃されないような工夫をするはずだ。複雑な逃走経路を経て逃げ切るなり、絶対に見つからないような場所に潜伏するなり、あるいは時間稼ぎに何かトラップか捨て駒のような物を用意してもいい筈である。


 加えて、固有の体臭を発するジャコウネコ科の獣人を誘拐したのだから、その匂いを辿られないよう対策もしていて然るべきだ。例えば強烈な匂いの香水を周囲に振り撒いたりとか、あるいはアズの体臭を完全に遮蔽したりとか、そういった配慮があってもおかしくはない。というか逆の立場だったら俺はそうしている。


 それらが一切ない。


 例えるならば、夜中にスナイパーが煙草にライターで火を灯し、「さあ撃って来い」と大声で宣言しているようなものだ。誘拐目的というよりは、俺とモニカを自分たちのキルゾーンに引きずり出そうという魂胆が見えている。


「罠、ね」


「どうする」


 救援を待つか、と小声で続けた。


 既に先ほどの映像はリュハンシク城に詰めていた即応部隊にも転送されており、スマホのアプリで確認したところ、BTMP-84-120の1個小隊を含む機械化歩兵部隊、スーパーハインド2機も出撃しこちらに向かっているらしい。


 数分で到着する筈だが、しかし。


「アズが居るのにそんな大火力、役に立たないわよ」


「だよな」


 そう、人質が居るのだ。


 どれだけ戦車だの重IFVだの戦闘ヘリを持ち込んだところで、相手が人質を盾に立てこもっていればその火力は役に立たない。


 だからまずは人質の救出が最優先である。


 それに、下手に軍事力を背景に相手を威圧すれば、過度に追い詰められた相手が人質の殺害に踏み切る可能性も否定できない。


「あたしが正面から行くわ」


「了解」


 ジャキン、とPKPペチェネグのコッキングレバーを引きながら、いつにもなく鋭い目つきでモニカが言った。


 当たり前だが、普段の明るくておちゃらけてる彼女の雰囲気は微塵もない。目を細め、瞳孔は開き、静かに殺気を迸らせるそれは日向で丸くなる愛玩動物としての猫ではなく―――本能を解放し肉食獣と化した猛獣のそれだ。


 ちょっとだけぞくりとした。


 やっぱり母は、怒らせると怖いのだ。


 特に子供が絡む事案では。


「好きに暴れろ、合わせる」


「そういうところ、好きよ」


 そんじゃあ背中は任せたわね―――そう言うなり、モニカは豪快に真正面から劇場の中へと突っ込んでいった。


 もっと慎重にやるのかなと思ったが、彼女の後ろ姿が入り口の奥へと消えるよりも早くマズルフラッシュが迸り、PKPから7.62×54R弾がぶちまけられて、多くの敵戦闘員の悲鳴が聞こえてきた。


 こうなったモニカは、たぶんもう止まらない。


 彼女の銃声と、今までに聞いた事もないモニカの獰猛な咆哮を聞きながら、俺も動いた。姿勢を低くしながら劇場の裏手へと回り込み、裏口を閉ざしていた南京錠を錬金術で破壊。分子結合を寸断した事でボロボロと崩れていく南京錠を尻目に、先ほど召喚した”SR-2MP”を構えながら突入。素早くクリアリングしつつ、こっちに背を向けていた黒服の戦闘員の後頭部に9×21mmギュルザ弾を叩き込む。


 一般的な拳銃弾である9×19mmパラベラム弾と比較すると、9×21mmギュルザ弾は貫通力に優れる。相手が防弾チョッキを着込んでいても貫通が見込めるため、SR-2MPはロシアで開発されたPDWと定義する事も出来るだろう。


 とはいえ装填されている9×21mmギュルザ弾は通常弾ではなく、いわゆるホローポイント弾。着弾すると弾頭部が広がるように変形して相手の体内に留まるのが特徴で、その際に運動エネルギーの全てを被弾した敵の体内に叩きつけるので、貫通による二次被害防止と敵戦闘員の確実な排除を両立できる。


 特にボディアーマーの概念がないこっちの世界では効果てきめんだろう。


 まあ何が言いたいかと言うと、お前らは確実にぶっ殺す、という事だ。


 サプレッサー付きのそれで戦闘員を次々に撃ち殺し、物陰に隠れて通路の先の様子を窺う。銃声はかなり軽減されていても多少は聴こえてしまうものだが、しかし真正面からモニカが汎用機関銃を腰だめで連射しながら突っ込んでいくという予想以上に強引な手段に打って出たせいで、敵も調子を狂わされたらしい。通路の奥の方からは「正面だ、正面から女が!」と狼狽する声が聴こえてきて、随分まあ派手にやってるもんだと少し呆れる。


 それだけ我が子の命が大事という事なのだが……無茶はするなよ、モニカ。


 タイミングを計って飛び出そうとしたが、しかし足に力を込めたところで背筋に冷たい感覚が走った。いわゆる第六感、命の危機に瀕した弱い動物が察知するそれ。どういう理屈で発動したのかは不明だが、いずれにせよこのまま突っ込むのは危険だと判断した本能が身体の制御権をオーバーライドしたようで、だんっ、と足を踏ん張ってそのまま踏み止まった。


 その直後だった。そのまま前に出ていれば、俺のこめかみがあったであろう高さの壁に音もなく飛んできたナイフが突き刺さったのは。


 ぎょっとしながらも即座に身を隠し、セレクターレバーを弾いてフルオートに。


 相手からの攻撃が飛んできたという事は、敵はこっちの位置を把握しているという事だ。ここで即座に反撃するというのは初心者がやりがちなミスで、そうしている間に続けざまの攻撃を喰らってやられてしまうのが関の山。攻撃を受けたらまずは隠れて仕切り直すのが賢い立ち回りである。


「おや、おや……頭を狙ったつもりでしたが」


 コツ、コツ、と足音が迫ってくる。


 薄暗い通路の中―――割れた窓から差し込む日の光が照らし出すのは、燕尾服にシルクハット、そして特徴的な片眼鏡(モノクル)を装着した紳士風の若い男だ。手にはあの時振るっていたものと同じ仕込み杖がある。


 間違いない、車に乗ってる時に襲ってきたやつだ。


 まずは機先を制しよう、と錬金術を発動。奴の足元に槍を召喚して奇襲しようと試みたのだが、しかし。


「……?」


 とん、と足で軽くタップを踏んでも、何も起こらない。


 しんと静まり返った通路に、虚しいタップの音が響くだけだ。


「無駄ですよ」


 言いながら、紳士は仕込み杖を引き抜いた。


「この劇場には結界が張ってある……魔力の流れを阻害する結界が、ね」


 だから魔術は使えないのです、錬金術も……得意気に言いながら、その紳士のような男は弾丸みたいな速さで一歩を踏み出しこっちに迫ってきた。


 なるほど、結界……これはまんまと罠に嵌められたらしい。


 









 で、それが何か。














 

 振るわれた刃を紙一重で躱した瞬間に、男が目を見開いた。


 今の一撃で勝負がつく、と高を括っていたのだろう。ミカエル・ステファノヴィッチ・リガロフといえども魔術と錬金術を封じられればただのか弱い乙女に過ぎず、あとは嬲り殺しに出来ると。


 しかしそんなクソのように甘ったるい、糖尿病待ったなしの楽観的予測は、顔面にめり込んだ右ストレートによって鼻の骨と一緒に粉砕された。


 腰を入れ、肩を捻り、足を踏ん張り適切な体重移動を伴って、拳の一点に全ての力を集中させて放つ武道家の正拳突き。その一撃は舐め腐った相手の戦意と共に鼻の骨を粉砕し、飛びかかってきた紳士をそっくりそのまま向こう側の壁までふっ飛ばした。


 とはいえ相手もプロではあるのだろう、受け身を取って立ち上がるなり、鼻から滴り落ちる鼻血を拭い去りながら、信じられないとでも言いたげな目でこっちを睨んできた。


「確かに厄介だ。魔術と錬金術が使えないのは……相手を弱体化させる罠を仕込むとはな。確実に殺しに来ているか」


 指を鳴らし、SR-2MPを構える。


 ハクビシン、という動物は過小評価されがちだ。


 農作物を荒らす害獣だの何だのと言われるが―――しかし野生の個体は普通に凶暴だし、猫よりも鋭い牙と爪は小型の肉食獣と言ってもいい。


 表情を変えぬまま、殺意だけを相手に向けた。


 紳士のような恰好をした相手が、目を見開く。


「―――だがな」


 怯える相手に、言ってやった。











「―――俺が弱くなったところで、お前が強くなったわけじゃあないだろう?」






イライナにおける大粛清


 ノヴォシアがそうであったように、イライナでも比較的小規模ではあるが粛清が行われた。失脚し粛清に追い込まれたのは多くが貴族や反戦を訴える活動家、親ノヴォシア派の者たちであり、実にその9割が『失脚の前日に強盗に入られた』という。


 この事からイライナ政府、特に国家中枢を掌握しているリガロフ家に対し『政敵を失脚に追い込むための”強盗部隊”を密かに編成しているのではないか』という疑惑の目が向けられたが、宰相アナスタシア・ステファノヴァ・リガロヴァはそれを否定。また、その犯行の手際の良さから犯人は一時期ノヴォシア帝国を脅かした伝説の強盗【ミスターX】ではないかとも噂され、その正体とされているミカエル・ステファノヴィッチ・リガロフ公爵にも疑いの目が向けられたが、彼女が公国最高議会に出席中にも事件は起こったためこの可能性は否定されている。


 真相が何にせよ、この一連の強盗がきっかけでイライナを再びノヴォシアに編入しようとする工作の全てが頓挫しており、イライナは2025年現在も独立を維持しているため、単なる犯罪行為と切り捨てる事は難しい側面もある。

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― 新着の感想 ―
ここまでするか…とまず言葉を失いました。ミカエル君やモニカを狙うのならばある意味で仕方ないでしょう、相性はともかく家が正式に決めた段取りの結婚をぶち壊しにしたんですから報復する権利は存在します。 し…
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