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子と妻と

クラリス「ご覧くださいご主人様! 日ごろの鍛錬の成果で鉛筆の芯を思い切り握り潰したらダイヤモンドに!」

ミカエル「すげー」

ラファエル「え、え?」


クラリス「ウランも思い切り握ればこの通り、濃縮ウランに!!!」


ミカエル「オイちょっと待てや」


「父上、僕は何を成すべきなのか―――やっとわかりました」


 練習用の(フルーレ)を腰に提げ、決意に満ちた目で誇らしげに胸を張るのは、俺とクラリスの間に生まれた息子のラファエル(ラフィー)


 雷獣のミカエルと呼ばれた父を持ちながら魔術適性ナシという衝撃の現実を突きつけられた彼であったが、しかしそんな我が子にもやるべき事が見つかったらしい。


 打ち込む事が見つかったのは良い事だ。どんな事であれ、長い年月を経て磨き抜かれた技は自分だけの強みへと昇華するものである。


「僕には父上のような魔術の才能は無い。でも、父上と母上から頂いたこの強靭な身体があります。だから―――」


 ぐっ、と握り拳を作り、屈託のない笑みを浮かべた。





「 何 事 も 物 理 で 殴 っ て 何 と か し ま す 」





「 ち ょ っ と 待 て い 」





 卒倒しそうになった。


















 読者の皆さんには周知の事実であると思われる(だよね?)が、ラフィーは俺とクラリスの息子である。


 全体的にミカエル君に似た感じがあるが、しかしその身体を流れる血の半分は母であるクラリスに由来するものだ。


 魔術適性を測った後、色々と検査したのだ。せめて魔術以外に何か才能は無いのか、と。


 それに加え、ラフィーやラグエル、そしてシェリルとの間に生まれたアザゼルは”獣人とホムンクルスの混血”というこの世界では前例のない存在だ。他の獣人との差異が無いか、シャーロット全面協力の下で色々と調べさせてもらった。


 そしてこの3人の男の娘(※誤字にあらず)に共通する特徴が判明した。


 ―――3人とも、とんでもねえ馬鹿力と頑丈な肉体の持ち主であるという事である。


 リュハンシク城の中庭。剣術や筋トレなどの修練場として使う事が多い中庭の空気が、唐突にドン、と震える。生じた衝撃波に窓ガラスがびりびりと震え、水飲み場の水面にも小波のような波紋が生じた。


 衝撃波の発生源はもちろん俺ではない。


 修練場の中心、石畳の上で(フルーレ)を構える小さな人影―――ラフィーである。


 手にした細身の(フルーレ)を翻したかと思いきや、深く腰を落として石畳を蹴り、前に出る勢いを乗せた強烈な刺突を繰り出す。その瞬間、猛烈な勢いで繰り出された切先を捻じ込まれた空間が絶叫するかのように震え、ちょっとした衝撃波が中庭を揺るがした。


 ラフィーはまだ6歳である。


 にもかかわらず、もう既にその本気の握力は70㎏にも達しており、その他の身体能力も他の子供と比較すると頭1つどころか2つほど飛びぬけている。


 おまけに筋肉の強靭さや骨格の密度、あと骨の数も普通の獣人と異なっているそうで、体温も38℃で平熱だという。そんな身体を動かすには大量のカロリーが必要らしく、食べる量も育ち盛りの子供……と言うにはちょっと多すぎるような気もする。


 やはり、ホムンクルスとの混血だからなのだろう。総じて身体能力に優れており、魔術に適正が無いのはその代償なのかもしれない。


 あるいはそもそも魔術発動のメカニズムが異なる異世界人との間に生まれてしまった子だからなのか。


 そんなラフィーの鋭い踏み込みを、腕を組みながら見守るのは彼に剣術を教える剣術師範の『ダミアン・モランジュ』氏。フランシス共和国からやってきた元冒険者で、サラマンダー討伐の際に足に怪我を負い引退。その後は得意だった剣術を後進に教えて生計を立てていたそうだが、『イライナにどんな傷や病気も治すやべえ公爵がいるらしい(※意訳)』という話を聞いて居ても立ってもいられなくなったらしく、足を引きずりながらここへとやってきたというわけだ。


 今は足の古傷を完治させ現役復帰する事に成功した交換条件として、こうしてラフィーに剣術を教えてもらっている、というわけである。


『Va plus loin, Raphaël(もっと深く踏み込んでみなさい、ラファエル)』


『Oui, professeur !(はい、先生!)』


『De plus, vous mettez trop de tension dans vos épaules. Il vaut mieux être plus détendu et naturel(それと両肩に力が入り過ぎている。もっとリラックスして、自然な感じでいい)』


 フランシス語での的確なアドバイスに、ラフィーもイライナ訛りのフランシス語で返答する。


 しかしあの刺突を見て、あれでも「踏み込みが浅い」と言うのか……さすがレイピア一本でSランクまで上り詰めたフランシスの冒険者、見る目が違う。パワーや見た目の迫力だけに囚われず、本質を見抜いているようだ。


 やはりこの人に頼んで正解だった。


 元々はラフィーの希望もあって剣術の訓練も行っていたのだが、当初は範三が倭国式の剣術を指導していた。彼の実力はよく知っているし、毎日の鍛錬で今の高みにまで至った彼であればきっと努力家のラフィーの良い手本になるであろう……と思ったのだが。


 ―――『ラファエル殿は倭国の剣術より、レイピア等を用いた西洋式の剣術の方が合うかもしれない』。


 それが範三の、戦友の子に対する忌憚のない評価だった。


 小さな身体に力を込め、一点に力を集中し相手に突撃をかける―――攻撃の中でも特に切先に力を込めた刺突を範三も高く評価しており、強みを生かすならば刀を持たせるよりレイピアを使わせた方がいい、というのだ。


 そんな事もあってイライナにレイピアの達人が居ないか探したのだが、なかなか見つからない(イライナでは剣術は廃れつつあるし、いたとしてもサーベル(シャシュカ)の使い手の方が多いのだ)。


 そもそもイライナでは、もはやレイピアやフルーレは”貴族の決闘用の武器”と認識されている。決闘ではお互いに片手で剣を持ち、相手の身体のどこかに刺さって血が出るまで突き合うのだそうだ。流血を伴うフェンシングというか、フェンシングの原型というか、まあそんな感じの行為をイメージしていただけると分かりやすいかもしれない。


 そこにたまたまミカエル君の噂を聞きつけイライナを訪れていたモランジュ師範がやってきて『足を治してほしい』と依頼されたので、交換条件として息子の指導をお願いしたというわけだ。


 もちろん月謝も払っている。多めに、だ。


 やがて鍛錬も一段落したようで、ラフィーはフルーレをくるりと回すなり腰の鞘に収め、こっちに戻ってきた。すぐさまカトレアが彼にタオルを渡して汗を拭かせ、水飲み場での水分補給を奨める。


『Qu'en pensez-vous, professeur ?(どうです、先生?)』


『Pour être franc, le maniement de l'épée de Raphaël est trop direct. La vitesse du coup de poignard est certes impressionnante, mais elle est encore loin du niveau d'une personne ordinaire. Cela peut fonctionner contre des épéistes intermédiaires, mais cela ne ferait pas le poids face à un épéiste expérimenté(率直に申し上げますと、ラファエルの剣技は正直すぎます。確かに刺突の速さには驚かされますが、まだ常人の域を出ません。中級の剣士までなら通用するでしょうが、熟練の剣士が相手では手も足も出ないでしょう)』


 一切忖度の無い、正直な意見だった。


 モランジュ師範は変に言葉を濁す事が無い人、というのがここ数週間での俺の評価だ。もうちょっとオブラートに包んでもいいんじゃないか、と思うような事まで遠慮なく言うので、こっちとしてはまあ正直なところが知れて何よりという感じである(母国でもこんな感じだったらしく、相手の怒りを買う事もしばしばだったそうだ)。


『Cependant, les fondations sont en place. J'aimerais également le voir améliorer sa précision de transfert de poids et sa prise de décision rapide, et si possible, il pourrait également développer les compétences stratégiques pour déjouer son adversaire, comme la feinte. Prince Rigalov, vous avez un fils merveilleux(とはいえ基礎は出来ています。後はもう少し体重移動の精度と瞬間的な判断力、そして欲を言えばフェイントなどの相手の裏をかく戦略性も身につけさせたいところです。リガロフ公、素晴らしいご子息ですね)』


『Merci, professeur. S'il vous plaît, continuez à prendre soin de mon fils(ありがとう先生。これからもラフィーをよろしくお願いしますね)』


 そう言い、握手を交わした。


 正直言うと、ラフィーには俺が色々と教えたかった。


 とはいえ剣術に関しては門外漢だし、今から覚えて教えようと一時期マジに考えていたのだが、時間は有限である以上やっぱり専門家に依頼した方がいいじゃんという事になりこうなった。ちなみにこの件についてはクラリスから『さすがに非効率が過ぎますご主人様』と真顔で止められた。しょんぼり。


 けれども、いつかは立派に育った子供たちと肩を並べて仕事をする日がやってくるのだろう。


 その日が今から待ち遠しくてたまらない。

















「いやぁー、生きてるって素晴らしいねェ!?」


 ものすごく幸せそうな笑顔を浮かべながらそう言うシャーロットを助手席に乗せ、帰還の途に就いたのはフィールドワーク開始から3日経ってからの事である。


 やっべー薬草の在庫切れてる、という俺の呟きを聞き取って地下から書斎までダッシュで駆け上がってドアをぶち抜きダイナミック入室してきたシャーロットに身柄を拘束されたのが3日前の朝8時。そのまま簀巻きにされヴェロキラプター6×6の助手席にぶち込まれてレッツ・フィールドワークと洒落込んだのが朝8時30分の事である。


 3日間……今度は3日間だよ……?


 シャーロットは以前にも増して、城の外に出たがるようになった。生身の身体を色々と試してみたいというのも理由としてはあったのかもしれない。機械の身体ではできなかった事……というのはあまり思いつかないが、それでも疑似的に再現した感触では得られない刺激が確かにあったのだろう。


 それに彼女の本来の身体は障害を多数抱え、自力では立って歩く事も出来なかったという。だから生身の身体で、こうして自由に動き回れるというのは彼女にとっては夢のような時間だったに違いない。


 病室のベッドの上が世界の全てだった彼女は、それから十数年経ってようやく外の世界へと漕ぎ出したのだから。


「いやいや、本当に充実した3日間だった。薬草採取もそうだけど、まさかその途中で新種のホタルを3種類も発見してしまうとはねェ♪」


 荷台に乗ってるガラスケースの中で光を発しながら舞う蛍を振り向き、シャーロットは目を輝かせる。


 蛍……そういや転生前、小さい頃は近所の川によく居たな。さすがに大人になってからは滅多に見る事が無くなったが、夏になると時折、実家の玄関の前まで飛んできたっけ。


 車をリュハンシク城の地下区画まで進め、駐車場に停車。出迎えてくれたメイドたちにも手伝ってもらい、フィールドワークで収集した薬草や昆虫、キノコに魔物のサンプル、その他諸々の収まったケースをシャーロットの研究室まで搬入。それらの作業が終わり解放されたのは22時を過ぎてからだった。


 なんかこう、どっと疲れた。


 相変わらず人を振り回すシャーロットだが、でもまあ……あんなに楽しそうな姿が見れたのだから、生身の身体を取り戻すのに手を貸した甲斐があったというものである。


 シャワーを浴び、ドライヤーで髪を乾かして、さーて明日も公務があるし早めに寝ようと寝室のドアを開ける。


 疲れ切っていたからなのだろう、部屋の中から漂う他人の匂いに気付かなかった。


 今夜は珍しく誰にも搾られずに熟睡できそうだ、とベッドに横になったタイミングで、ひょっこりと顔を出してこっちを覗き込んでくるのは生身の身体を手に入れて、身長180㎝でHカップという色々デカいお姉さんと化したLサイズシャーロット氏。


 びっくりして飛び起きそうになるミカエル君の上にそのまま圧し掛かってくるや、馬乗りになったままワイシャツのボタンを外し始める。


 ぶるんっ、と黒い下着に覆われたHカップの胸が重そうに揺れた。


「あ、あの、シャーロットさん?」


「ん~?」


「俺明日も仕事あるし、寝たいんだけど?」


「んふふ、だ~め♪ まだボク、満足してないよ?」


 今気付いた。


 寝室のベッドの上にある枕にいつの間にか『Yes』って縫い付けてある。そ れ も 両 面 。


 拒 否 権 ナ シ っ て か 。


「それにこの身体……()()()()()も試してみないとねェ?」


 ぴえ、と思わず甲高い鳴き声が漏れる。


「さあ―――始めようか、()()()()()()


 蠱惑的な表情を浮かべる彼女にちょっと強引に唇を奪われたのは、それからすぐの事だった。


















 貴族の義務の中に『毎日オークの肝を食べる』って項目、含まれてたっけ。


 性欲がやべえ妻共の相手をするためにも一日三食、キッチリオークの肝を食べなければならないのはまあ仕方がない事だ。しかし外出先でもオークの肝を出されれば気も滅入るというものである。たまにはこう、ラーメンとかカレーとか変化球を……。


 こないだパヴェルが作ってくれたサムゲタン美味かったなぁ、とあの鶏の旨味が凝縮された味を思い出しつつ、正面玄関から城へと入る。


 お帰りなさいませ、と出迎えるメイドたちに「ただいま」と返し、そのまま階段を上がっていった。


 貴族たちとの懇談会を終え、城に戻ったら今度は書類仕事だ。領地の予算に進行中の事業の中間報告書など、目を通さなければならない事が溜まっている。


 とはいえそろそろ休暇が欲しいな、と思い執務室の壁にあるカレンダーに目を向けると、コンコン、とドアをノックする音が。


『ご主人様、クラリスです』


「どうぞ」


 ガチャ、とドアを開けて中に入ってきたのはメイド服姿のクラリスだった。公爵夫人と言うよりはメイド長と言った感じの服装だが、彼女の浮かべる表情がどこか暗いものである事から、何か悪いニュースを持ってきたなと推し量る。


「……悪い知らせか?」


「……ラフィーが」


 ラフィー、と息子の名前が出た途端に、背筋が冷たくなった。


 ウチの子の身に何かあったのか―――言葉の続きを急かすように目を細めるなり、クラリスは意を決したように言葉を紡いだ。










「―――学校で、上級生の子に怪我をさせたと」






旧人類の滅亡(1750年)


 異世界より来訪したテンプル騎士団による旧人類の滅亡。技術革新により複数のパラレルワールドを行き来する手段を得たテンプル騎士団は、圧倒的軍事力を背景に複数の異世界へと進出。自分たちの知らぬ技術を発見してはそれを持ち帰り、軍事転用する事で、やがて訪れるであろう滅亡の運命に抗おうとした。初代団長タクヤ・ハヤカワが偶然見た未来において、テンプル騎士団はやがて復活する”勇者”と呼ばれる転生者の手により壊滅する事が分かっており、それに対する備えが急務となっていたのである。


 ミカエルたちの世界にも訪れており、当時世界を支配していた旧人類に対し、この世界固有のエネルギーである『対消滅エネルギー』の譲渡を打診。信頼を勝ち取るため巨額の投資による経済支援やインフラ整備、技術援助などを行った。この際インフラ整備を行う工兵隊の一員として現役時代のクラリスも派遣されている。

 しかし穏便に済ませようとしたテンプル騎士団に対し、彼らの軍事力を脅威と見た当時のノヴォシア上層部は攻撃を決定。電撃的な襲撃で短期決着を狙ったが失敗し、テンプル騎士団本部にその知らせが届いてしまう。テンプル騎士団、同組織を構成するクレイデリア人は『友愛と報復を重んじる』民族性で知られており、仲間と認めた相手には徹底して世話を焼くが、ひとたび敵と認識すれば相手が絶滅するまで攻撃をやめないという二面性を持っていたのである。そんな彼らが信頼を裏切った相手を許しておくわけがなく、テンプル騎士団団長令の発令により異世界侵攻作戦が発動。ノヴォシア帝国に対し侵攻部隊が派遣され、クラリスも戦地へと向かった。


 前装式のマスケットが主兵装の戦列歩兵に対し、2025年の技術水準から見てもさらに100年先を征くレベルのテンプル騎士団に敵う筈もなく、ノヴォシアは凄まじい勢いで領土を失陥。それに危機感を抱いた列強諸国も相次いで参戦を表明し、ノヴォシアの先制攻撃から始まった異世界人との戦争は惑星規模にまで拡大していった。


 この事による”自軍戦力の損害”と”戦闘の泥沼化”を恐れたタクヤ・ハヤカワ団長は民族浄化兵器『イコライザー』の投入を決断。加害条件を吟味し、異世界人にだけ効果が発動するよう調整したものをトーポリMの弾頭部に搭載し集中投入を行った。


 結果、異世界側の人間だけが完全に死滅し、彼らに隷従していた獣人たちだけが残された。テンプル騎士団は彼らに種族レベルでの記憶操作を実施し侵攻の記憶を封印すると、旧人類が保有していた対消滅エネルギーを簒奪し、次元の壁の向こうへと去っていった。

 この戦いで特定種族だけを皆殺しにするイコライザーの威力を恐れたタクヤ・ハヤカワ団長は同兵器の破棄を決定。残存する兵器は解体し封印を行ったが、投入した際に不発となった1発だけが異世界側へと遺されてしまい、これがのちのテンプル騎士団叛乱軍によるテロに利用される事となる。


 この旧人類滅亡と記憶処理により獣人たちは真相を秘匿されたまま、とにかく旧人類の文明を引き継ぐことで存続を図った。旧人類の遺産を食い潰す事で何とか文明を維持する事に成功したものの、獣人たちは旧人類の文明を食い潰すばかりで自ら生み出す事はできず、実に140年間も文明の発展を停滞させる事となってしまう。

 しかし幸い、この140年の間に旧人類の抱えていた社会構造の欠陥や腐敗の洗い出しにも成功しており、多くの国家が王政を維持したまま2020年代まで存続する事となった。ジョンファや倭国における皇帝と幕府がその最たる例であるが、他にも王政を維持する国家は数多く存在している。


 

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― 新着の感想 ―
おい、なんちゅうもん圧縮してんだお前危ないから地下1000mに埋めて来なさい。
母親が母親なんでそりゃ身体能力は抜群ですよね。その上で範三という剣術の達人が適正を見極めて、ミカエル君の治療を代償にそっちのエキスパートがやってくれば強くなるはずです。何事も物理で解決が一番というのも…
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