遠目にながめるだけならともかく絶対に友達にはなりたくない激ヤバな人々について(意訳:登場人物紹介)
綾瀬小雨:
「あたしの課金を、受け取ってくださぁい!」
身長146センチ、前髪ぱっつんパツキン(脱色)ロリ巨乳。だれにでも敬語の自己卑下つよめの貢ぎたガール15歳。
表題の通り主人公に貢ごうとしまくる悪癖があるが、取り出す札束が毎回100万円なあたり贈与税のことは気にしているのかもしれない。
主人公を神の如く崇めその存在にお金を使うことを至上のよろこびとする課金魔。ことあるごとに「いくら払えばいいんですか!?」と叫ぶ。困る。
というか家庭環境のせいでお金を使っていないと不調になる特異体質。課金が呼吸。母親は世界進出してるクソデカ企業のCEO。似た者親子で原因は明確。
2巻のラストで「主人公になら襲われる準備はいつでもできてる」ような発言をかました。
倉刈ちとせ:
「子どもは、何人くらい欲しい?」
上背そこそこ167、プロポーション抜群でとくにおみ足にタイツ(60デニール)を装備させると並ぶ者がいない美脚黒髪ポニテ少女。でも病み気味ストーカータイプの婚活アカウント17歳。
独占欲の塊であり、主人公宅へのピッキング盗聴盗撮はお手のもの。家業の探偵職で身につけたスキルを完全に悪用していやがる。
家の仕事について同級生から「人を嗅ぎまわる職だ」と嫌われていた折に主人公と出会い、フラットな言葉をかけてもらえたことで惚れた。ただ主人公は遭遇を覚えていない、無念。
須々木尋:
「わたしお兄ちゃんの出してくれる濃いのが、大好きなの!」
料理の味付けの話です
142センチ、どこもかしこも細くてうすべったいぺったん娘の実妹。実の兄が入ったあとの残り湯を出汁と呼んで常飲する愚妹14歳。
単身赴任の父についていって三年ほど経過したらいつのまにやら妹の好感度がMAXになっていて主人公は動揺を隠しきれない。あと家事もせずネットとサブカル漬けでいっつもパジャマで自宅をうろうろしてるというほぼニート暮らしなことにも動揺を隠しきれない。
兄へのラブがいきすぎた結果なのか、いい加減な知識で組み上げた祭壇とお祈りと手製御守りだけで異常な干渉力の呪いを引き起こせる作中もっとも危険な人物。
具体例は急ぎの兄が走ろうとするルートを確保するため『路上にカラスの群れを呼び寄せ車の交通を妨害』『落雷で倒木』『信号をすべてタイミングよく青に変更』など。
佐野由紀:
「僕、自分で着る服は男装の方が好きなんだけど……男子に女装をしてほしいフェチが、あってね」
底の高いブーツなど履いてることが多いため高く見えるが、実際は160くらい。
襟足長めのウルフカットが似合うキリっとした美少年ヨシノリ君だと思っていたら男装が趣味なだけのスレンダー美少女同級生ユキちゃん16歳だった。
結構長いあいだ男だと思いこんでいたので、主人公からすると「性癖すら語り合った親友がTSした」みたいな気分なので本気でルート突入しかけた。
しかし「好きな人に女装してほしい、まずはメイド服から。あと拘束とか洗脳にも興味ある」という第二第三第四の趣味が露見したことでストップがかかる。
現在はお友達ポジション維持中。
ほか三名と異なり何気に「周囲からの風聞にかかわる」とかではないタイプの性癖なので、じつはポイントが下がりづらい。
御手洗御御:
『MIONスピリチュアルサービス代表 御手洗御御 地鎮・お祓い・各種まじない代行』
上記文章は名刺の表面文章(裏にはサイトのQRコードとか載せている)
目が死んでてひっつめ水引縛りで黒ロングコートを夏場でも着ててマスク装備という夜道で絶対に出会いたくない口裂け女系コーデの女性。タッパ170。年齢不詳。20代に見える。
名前は偽名で真名は名乗らないようにしてる系の拝み屋。呪いから加持祈祷から地鎮お祓い護衛に子守りまでわりとなんでもやるフリーランサー。リムジンでも運転できる。
本人曰く東海地方最強の術師らしく、入っただけで死ぬ家とかもお祓いしている。金にがめつく契約最優先、金さえ払えばお友達にもなってくれる便利屋。
肩回りが凝っているのかいつも首をぐきぐきしているが、視える人が視ると肩になにか乗っているらしい。
出るとだいたいそのパートが終わるジョーカー。足音は処刑用BGM。
綾瀬八雲:
「どうして小雨は、お金を使ってくれないのですか?!」
子にお金を使ってもらうことに至上の喜びを覚える、どう見ても20代にしか見えない小雨の母。外見は小雨をそのままちょっと大きくしてデキる女感を強めた感じ。
世界進出してるクソデカ企業のCEO。基本海外にいたがこのたび帰国。
男性不信と他人不信を窮めており、子である小雨のやること成すことすべて先回りして過干渉しようとする毒親。子のためにお金を稼ぎ子にラクをさせるためルートを整え……というのをやり過ぎてしまったタイプ。
押し付けがましかったことを主人公に諭されてやっと自覚、以降は態度も軟化しているが同時に「お金を使うのが愛情表現」という娘の価値観をつくった元凶と発覚した。
今日もどこかのお支払いで黒いカードがうなりをあげる。
須々木:
(見た目だけは最高なんだよなぁこいつ)
上記文章は心の声。
本作の主人公。中肉中背ゲスケベ少年。脳内常にピンク。思考を読んだ相手の思想を汚染しかねないタイプ。彼女が欲しいエロいことしたいで頭がいっぱい。
実際に願いをかなえるため努力はしており、部活に入ろうとしたり友達から紹介にあずかろうとしたりナンパに挑んだりとやたらアクティブだが、上述の通りクセのある子にしか好かれない星の下に生まれているらしく実を結ばない。
ルックスだけで考えると100点の少女たちに囲まれた楽園生活だが、性格と性質含めて減点法式採用すると途端に魔界ぐらしになる現環境のために「普通の美少女と出会いたい」という「……普通とは?」って訊きたくなるようなことを言い始めた。末期。