おっさん付与術師の冒険指導 ~お前の力なんて必要ない! そう言われてパーティーを追放された俺は、ギルドに頼まれて新米冒険者のアドバイザーをすることになりました~
十年前――
世界は平和だった。
多くの種族が助け合いながら街を、国を造り上げ、繁栄を築いていた。
誰もが思っただろう。
心地良いひと時が、永遠に続けばいいと。
何の根拠もなく、続いてくれるのだろうと……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
付与術師としてパーティーに貢献していたシオン。
十年以上冒険者を続けているベテランの彼も、今年で三十歳を迎える。
そんなある日、リーダーのロイから突然のクビを言い渡されてしまう。
「シオンさん、悪いんだけどあんたは今日でクビだ」
「クビ?」
「ああ。もう俺たちにあんたみたいなおっさんは必要ない」
めちゃくちゃな理由でクビになってしまったシオンだが、これが初めてというわけではなかった。
彼は新たな雇い先を探して、旧友であるギルドマスターの元を尋ねる。
そこでシオンは、新米冒険者のアドバイザーにならないかと提案されるのだった。
一方、彼を失ったパーティーは、以前のように猛威を振るえなくなっていた。
順風満帆に見えた日々も、いつしか陰りが見えて……
世界は平和だった。
多くの種族が助け合いながら街を、国を造り上げ、繁栄を築いていた。
誰もが思っただろう。
心地良いひと時が、永遠に続けばいいと。
何の根拠もなく、続いてくれるのだろうと……
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付与術師としてパーティーに貢献していたシオン。
十年以上冒険者を続けているベテランの彼も、今年で三十歳を迎える。
そんなある日、リーダーのロイから突然のクビを言い渡されてしまう。
「シオンさん、悪いんだけどあんたは今日でクビだ」
「クビ?」
「ああ。もう俺たちにあんたみたいなおっさんは必要ない」
めちゃくちゃな理由でクビになってしまったシオンだが、これが初めてというわけではなかった。
彼は新たな雇い先を探して、旧友であるギルドマスターの元を尋ねる。
そこでシオンは、新米冒険者のアドバイザーにならないかと提案されるのだった。
一方、彼を失ったパーティーは、以前のように猛威を振るえなくなっていた。
順風満帆に見えた日々も、いつしか陰りが見えて……
1.おっさん、パーティーをクビになる
2020/07/01 12:00
(改)
2.旧友に相談しに行く
2020/07/01 12:31
(改)
3.ギルドマスターは呆れる
2020/07/01 18:06
(改)
4.新米冒険者のアドバイザー
2020/07/02 12:00
(改)
5.顔合わせ
2020/07/02 19:00
(改)
6.クエスト選び
2020/07/03 12:00
(改)
7.サザーク森林
2020/07/03 18:01
(改)
8.リンドブルム【追放側】
2020/07/04 12:00
(改)
9.失って初めて【追放側】
2020/07/04 19:00
(改)
10.森の歩き方
2020/07/05 06:00
(改)
11.グレーウルフ
2020/07/05 12:00
(改)
12.付与術師
2020/07/05 19:00
(改)
13.頼られるのも悪くない
2020/07/06 12:00
(改)
14.最終日
2020/07/06 19:00
(改)
15.予想外の脅威
2020/07/07 12:00
(改)
16.間に合え
2020/07/08 07:00
17.最強と呼ばせた男
2020/07/09 12:00
(改)
18.これからも
2020/07/10 12:00
(改)