第3話 たのしい散策タイム
あらすじ:Bettyはナイトモンスター討伐に向けて散策に出かけた。
そしてドアを開ける。
「うわぁくっさ…オェ…なんでこんな臭くなるんだよバーヵ…てゆうかなんで夜なの…コンビニとか行けないじゃんあっコンビニやってないのか…」
とにかく悪臭がすごい。モンスターの死体がとかではなくシンプルに臭い。なんか臭い。
「あ〜やっぱり日本の洋ゲーだなあ…ところどころに遊び心が見える…」
因みに私は一人で来ている。よく独り言多いねって言われるけど自覚は全くない。
あれ…なにこれ…
路上に着ぐるみの頭が転がっていた。
「これいいんじゃね?」
頭も隠せるし、なんとなく臭くならなさそうだし。ちょっと血まみれなのは気にしないでおこう。ちょっとだから。
そして着ぐるみの生首を拾った。
何かほかにもあったら便利なんだけど…あっ水落ちてんじゃん。ラッキー!ペットボトルを拾う。しばらく歩いていると、
「あ…これ…」
ライフルが落ちていた。
武器とか銃弾とか、落ちているものを拾って使うのは洋ゲーあるあるだ。でもこれはちょっと古い型だな…撃った時の反動もすごそうだし。でも拾っとこう、なんかあったら困るからね…
「もうそろそろ帰ろうかなぁ…もうすぐ夜だし」
あのアパレルショップへ帰ろうとしていたその時。私は気づいてしまった。
「ここ…どこだ…?」
真っ赤に焼けた空。もうすぐ夜が来る。