第2話 megと討伐
あらすじ:kateは潔癖症。
「そろそろmegが戻ってくるからそれまでゆっくりしていろ」知らん人でてきた。
「megって誰?」
「まあ簡単に言えばガキだな」へえ〜。
タンスの上に置いてあるちょっと不気味な人形を指さしながら「あれはmegの趣味だ。決して私の趣味ではない」と言った。誤解を回避してきた。
「じゃあmegさんはちょっと精神病んでる系の人な……の?」よし上手い。みたかコミュ障の本気を。
「はは…ある意味そうかもな」
kateさんが笑った。やっぱべっぴんだなあモンスターの体液をすすりながらだけど。
メグさんか。どんな人だろう。
「…」
「…」
……
あんれれれぇ?気まずくなぁい?
お願いですから早く帰ってきてくださいmegさんお願いですから。早くしないと自爆シチャウ…
「たーだいまぁ〜」
あっ割とすぐ帰ってきた。
「ああおかえりmeg」
「アっハジメマヒテワワ!!!」ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!!!!!アカーン!!!
「新入りのBettyだ。仲良くしてやってくれ」
「はぁーい」
あれ、megさん思った以上にふわふわ系?でもちょっと怖い人形握り締めとるやん…
「初めましてわたしmeg・spicaです〜、Bettyちゃんって呼んでいい?」
「ゴホンイヒっすよよろしくmegはん」やばいやばいやばい。
「megでいいよ〜」と言いながらmegもモンスターの体液を飲む。揃いも揃ってキモ!キモ!砂肝!うな肝!(まあ私も飲んだけど)
「…」
「…」
「…」
……
ン?全員コミュ障かなコレ?
いや多分kateさんとmegの間には絆があるんだろう。だが私はちょっとコミュニケーション障害が…
「あ〜今日ナイトモンスター討伐の日じゃん〜」
「お前勝手に変な名前付けるなって何度言ったら」
ナイトモンスター討伐?とはなんぞや?
「お前ナイトモンスター討伐?とはなんぞや?って思っただろ今…」ファッ!?
「えっエなんで分かるん…の!!??」
「ナイトモンスター討伐…まあこの名前は勝手にmegが付けたんだがな…ナイトモンスター討伐とはな、夜に出てくるモンスターを討伐するちょっとしたイベント的なあれだ」
うん、なるほど…意外と名前通りなんね。
「それなんだけどね…すっっっごい臭いの」
は?
「あと目にしみる」
は?
「だからお前は今日中に顔を覆えるものを探しておけ」
「はあ…」
「とりあえず散策してきたら?なんかいいもん見つかるかもよ」
「分かった…」またあの血なまぐさい街に…?と、ここまで考えて違和感につきあたる。なんでkateを尾行した時は全然臭くなかったのにさっきは臭かったんだ?
「それは…もう討伐の時間帯が迫ってきてる証だ」
まじですか…だからあんなに…待て!!!
「いま私の心読んだ?」
「え?」素であれか。っていうかこう見たら目ぇおっきいなkate…
「じゃあ行ってきマース…」
「行ってらっしゃ〜い!いいもん見つかるといいね!」
「ドアはすぐ閉めろよ。あと5時までには帰ってこい」
洋ゲーって何気に散策がいちばん楽しいよね…いいもん見つけよう…