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お手軽ジョーク

作者: 灯宮義流
掲載日:2008/11/26


 1.仮装パーティ


 あらゆる国の仮装好きが一堂に会する国際仮装パーティが開かれた。

 皆仮装しているので、誰が何人なのかサッパリわからなかったが、スティーヴだけはそれらを悉く見抜いていた。

「あれは日本人だな」

「顔が隠れててわからないが、確かにそれっぽいな。どうしてわかったんだい? スティーヴ」

「だってアイツ、カメラ片手にパパラッチみたいに何でもかんでも撮りまくってるじゃないか」

「ああっ! なるほどな……じゃあ、あそこの狼男は誰かわかるかい?」

「決まってるさ、ロシア人だよ」

「へえ、今度はどうして?」

「酔っ払っているせいで、狼の口が取れかかってるのにまったく気づいていない。おまけに手に持ってるあのジョッキ。俺ならとても飲みきれないが、アイツ三杯目だぜ?」

「流石だなスティーヴ。じゃあ、そこにいるタキシード男は誰だろう?」

「イギリス人だろう。さっきアイツのくれた飯は物凄く不味かった」

「リサーチまでしてるなんて、つくづく感心するよ。それじゃあ、あっちのは……あっ」

「フフッ。お前もわかってきたじゃないか。そうさ、韓国人だよ」

「理由は……」

『顔が真っ赤!』


 2.侵略


 宇宙人の艦隊が地球に攻めてきた。

 圧倒的な戦力と技術力を持つ彼等は、あっという間に優位を取り、地球人はほぼ壊滅状態まで追い詰められた。

 ついに連合の指令官代表は降伏を決断して、宇宙人と交渉することになった。

 会合の場所、アメリカニューヨークの中心に各国の代表が集まり、宇宙人を苦々しく拍手で迎えた。

 UFOからは、宇宙人の代表者が二人降りてきた。

 こちらへ不敵にお辞儀しつつ、少しもったいぶりながら、地球の代表者と握手を交わした彼等は、ようやく対話のテーブルについた。

「我々は幸福を宣言します、そちらの要求はなんですか?」

 司令官がきくと、宇宙人はお腹を抱えながらこう言った。

「ゴメン。トイレ貸してくれる?」


 3.質屋


 古いものなんでも買い取ります。

 そう謳い文句を掲げる質屋には、いつもいろんなものを売りに客がやってくる。

 今日の最初の客は、香水のキツイご婦人だ。

「ウチの古着を買い取っていただけるかしら?」

「はいよ。ああ、虫食いがあるから値段下がるよ?」

「あらまあ、気づかなかったわ。洋服は大事にするものね」

 ご婦人は、少し不満顔を浮かべながらも、それを素直に受け取った。

 次に来たのはヒゲの生えた店主と同じような親父だった。

「この金のネックレスとかを買い取ってもらいたいんだが」

「あいよ。すごいなアンタ。傷があるヤツもあるがどれもホンモノだ、どうして売りに?」

「借金を返すために……な」

 男は、泣く泣くそれらを手放すと、名残惜しそうに店を出て行った。

 次に来たのは老夫婦だった。

 穏やかそうな老人が、店主に買取を求めたが、品物がどこにもない。

「ジイサン、アンタ何も持ってないけど、何を買い取れって?」

「ワシの妻じゃよ」

 老人は、そう言って自分の妻を差し出した。

 妻は、満面の笑みを浮かべながら店主を眺めていた。


 4.青い薔薇


「先生、どうしてこの薔薇は青いの?」

「ああそれはね。先生の昔の教え子を埋めて肥料にしたからだよ」


 5.盲目の僧


「私は子どもの時、視力を失った。しかし、おかげでいろんなものが見えるようになった」

「それで、今私の胸を見定めて手を当てているわけですか? 先生」

「今日の下着は黒だね」

 ポキッ

「丁度いいですね。骨折を治すついでに視力検査してもらいましょうか、先生?」


 6.首相について


 今の首相に満足ですかといろんな人間に聞いてみた。

 ある人は言った。

「給付金なんて、んな金貰ったところで懐は潤わないさ」

 またある人は言った。

「丁度欲しいエロゲーがあったからね。首相は良いタイミングで政策を打ち出してくれたね」

 そしてまたある人は言った。

「最高の首相だね、おかげで俺達は仕事し放題だよ!」

これでひとまずネタは出尽くした感が。

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