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第1話 World・Gardian・Stories のキャラクター作成

 邪神は神々との戦いの果て、世界エルヴィスの地に封印された。しかし、邪神の使徒は未だ多くおり神々も大半の力を使い果たしてしまった。神々は邪神の使徒を討つ為残りの力を使い加護を与えた者達、守人をこの世界に呼び寄せた。それから幾千年もの時が経ち文明が進むも未だに邪神の使徒の全ては討てていないうえ、邪神の力が増しつつあることに危機を感じた神々は再び守人を呼び寄せるのであった。


「これがWorldワールドGuardianガーディアンStoriesストーリーズ、通称WGS上での貴方達守人の設定です。」


ヘッドギアを起動して最初に聞かされたナビゲーションの声はどこか人間味を帯びている。


「うん、分かりやすい。邪神の使徒が未だにいる理由も含めてな。」


「そんなことは先ず置いておきましょう。それよりも貴方自身のことを決めていきましょう。」


「随分端折るな。まあ、粗方決めてたから構わないがな。」


「っとその前にステータスについて説明します。」


「勿体振るなぁ。一応聞く。」


「ありがとうございます。

ステータスは

生命力を示すHPヒットポイント

魔力量を示すMPマジックポイント

物理的な攻撃に影響する筋力、

物理的な防御に影響する体力、

魔法攻撃に影響する知力、

魔法防御に影響する精神力、

移動速度、反応速度に影響する敏捷、

遠距離攻撃の命中補正とステータス異常攻撃やクリティカルの確率、スキル習熟速度に影響する器用さ

の8つで構成されています。

 これから選ぶ種族と職業によって大きく影響しますので気を付けてください。なお職業はゲーム中変える事は出来ますが職業レベルによる能力上昇幅はその職業にのみ有効ですので無闇に変えると他のプレイヤーと能力値に差が出てしまいますのでお勧めしません。」

ステータスの説明に加え種族と職業の説明も加わり漸くひと息付いたナビゲーション。


「と言うことでキャラクター作成に移ります。先ずこのゲームでは性別と声は変えられません。その他については可能ですが現実との変化が大きいとゲーム内での動きにズレが生じるのでお勧めは出来ません。それでは貴方の性別を教えてください。」


「性別変えられるのか?」


「ジョークですよ。」


「………」

 ジト目で見るがあっさりスルーして説明を続ける。


「気をとり直して先ずここでは貴方の種族と職業を選んでいただきます。」


選べる種族は人間、エルフ、ドワーフ、獣人、竜人の五種、人間の能力を平均とすると

エルフは魔力量と知力、器用さ次いで敏捷と精神力が高く、体力次いで生命力と筋力が低い。

ドワーフは生命力と筋力、器用さ次いで体力、精神力が高く、魔力量と敏捷次いで知力が低い。

獣人は敏捷と筋力、生命力次いで体力が高く、精神力と器用さ次いで知力と魔力量が低い。

竜人は体力と筋力、生命力次いで精神力が高く、敏捷と器用さ次いで魔力量と知力が低い。


そのなかでエルフは通常のエルフとダークエルフが選べその違いは知力型か筋力型であり、獣人は敏捷型の猫人族、筋力型の狼人族、知力型の狐人族で分けられる。


「獣人の狼人族で。」

「分かりました。それでは姿見を表示します。」

そう言うと煌雅と同じ全身が現れすぐに獣耳と尻尾が付けられる。

「職業はどうしますか?」

「格闘戦を得意とする職業は?」

「それは距離的なものですか?それとも得意武器によるものですか?」

「後者だ。」

「それですと格闘家と道士ですね。」

ネットで調べると道士は仙道を目指して仙人になるための修行をする者で魔法職でありながらレベルアップで攻撃魔法はほとんど覚えることなく少し覚える補助魔法も自己強化や相手に触れないと発動しないと言う変わり種である。だが戦士や剣士のような前衛職でも筋力の上昇が大きい職業と同等に筋力が多く上がるらしい。だが体力、敏捷の上昇は魔法職と変わらず得意武器が無手ということで武器の攻撃力補正もなくまともに前衛は出来ず、後衛にするにも遠距離魔法は撃てないので存在する意味がないとされる職業で完全な後衛の魔法職を目指すなら先ず間違いなく取らない職業である。


だが仙人と言う言葉は煌雅の琴線に触れた。

「道士で!」

「わっ分かりました。それでは貴方自身の調整をしましょう。」

煌雅はニヤリと口角を上げて言う。

「じゃあ、髪を腰下まで伸ばしてくれ。」

「はい?腰下までですか?」

「そうだ。見た目は美少女に見えなくもないだろ。」

「まぁ、後で髪型くらい変えられるようにアップデートされる予定でありますが本当によろしいですね。」

「ああ。ただSっ気が出るようにストレートじゃなくてワイルドな感じでよろしく。」


「分かりました。ではキャラクターネームをどうぞ。」

「ミヤビ・スメラギで。」

「分かりました。ではスキルポイントとステータスポイントの振り分けをお願いします。なおこちらに関しましては後程自由に出来るのでこの場でやる必要はありません。」


「じゃあ保留で。」

「分かりました。では職業による強制取得スキルがありますので後程確認してください。それとは別にボーナス取得スキルがあります。とは言っても下位の武器スキルのみなのですがどれにしますか?」

表示されるのは剣術、槍術、弓術、杖術、格闘術、斧術、槌術と本当に在り来たりなものであった。


「斬る術がないから重そうな斧術で。」

「分かりました。では初期装備を付けて行ってらっしゃいませ。よき旅路を!」


そしてミヤビ・スメラギとして地に降り立つのであった。

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