殺意
目の前にナイフが落ちている。
それが誰の落としものなのかは分からない。
僕は興味本位でナイフを拾った。
思っていたよりも重量は軽かった。
僕の手にピッタリとフィットする。
ちょうど目の前に嫌いな奴が立っていた。
この世でいちばん醜くて存在する価値のない男だ。
僕はナイフの柄を強く握った。
嫌いな奴の心臓をめがけて思いきり振り下ろす。
見事に刃はそいつの胸に突き刺さった。
鏡に映る僕の胸元から、鮮血が滲みはじめていた。
200文字小説です。
ピッタリまとめるのはやっぱり難しい……(--;)