表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

エピローグ

 諸人と冴子は、横浜のランドマークタワーの、展望レストランで食事をとっていた。

「まったく、いつになったら報道陣は引きとってくれるんだろうね。営業妨害もいいとこだよ」

「そうね。でも、嬉しかった、これ」

「ああ、オーダーメイドで、ゲーム中、ずっと渡せるかどうか心配で……」

「ゲームのことは忘れましょう」

 諸人は苦笑いをした。手元には、婚約指輪がある。

「でもふたつだけ、いい? まず五億円はどうするの?」

「福祉団体に寄付するよ。僕も医療者だからね」

「また、気が大きくなっちゃって。で、もうひとつは」

「何?」

 冴子は顎に手を添え、

「夏帆さんのお母さんは、どうして諸人くんが生き残ることを、予知していて、夏帆さんに言わなかったのかしら、というか、どうして諸人くんを参加者に加えたのかな」

「そうだね。泰三さんや穂香さんが殺されたのは、不謹慎だけどうなずける。だけどレイ先生と涼くんに手をかけたのはどうしてだろう」

「あの二人、同性愛だったんでしょ? 日本じゃ同性愛への偏見はまだ強い。その同性愛を、生死に結び付けて、社会に訴えたかったんでしょう」

「じゃあ、僕は何故選ばれたんだろう。何故僕が勝つことを知っていて、夏帆さんに言わなかったんだろう」

「実を言うと、それ知ってるの、私」

「え? どういうこと?」

「それはね……」


 パアン!


 突然諸人の胸に、激痛が走った。そして、胸からは大量の血が噴き出ていた。

「冴……子……?」

 冴子の手にはピストルが握られていた。

「ごめんね。次のゲームが、始まっちゃうから」

 レストランの客は、全員立ち上がり、拍手をした。客の男がマイクを握り、

「間もなく、M・ゲームが始まります、今度のルールはですね……」

 諸人は、死体らしく、ゆっくりと死後硬直を始めたのであった……。


[了]


 あー、ホント楽しかった。トリックとか相当練りましたよ。二週間ぐらいトリックについて考えたのかな。だけど僕はミステリ・サスペンスの書き手としてはまだまだ初心者で、トリックだけでなく、「謎」「ギミック」が必須だということがまだA・ゲームの段階では分かっていなかったんですよ。P・ゲームでは意識して書いたんですけど、気づいたことがあって、練ったトリックを、ギミックを用いて捜査、解決していくわけですよね。その際、ノートが必要なんじゃねえのっつーことに気づいたんですが、もう書き始めちゃったんでノートもくそもねえぞということで、ノートは次回作から活用しようととか考えています。そうしないとねえ、伏線とか、時系列とかがめちゃくちゃになるんですよ。で、最後に、バッドエンドで締めてみたんですけどどうでしょう。あんまりバッドエンドって使いたくないんだよなー。と思いつつ、使ってみたら、すごい高揚感があって、あ、こういう終わらせ方も悪くねえなとか思いました。とはいえ、読後感が頭おかしいくらい悪い(作者の頭が、と言いたいところでもある)と思うんで、そこんとこは申しわけないといったところです。あとはエーテル学院風紀委員も、今後の作品で活躍するかもです。今は多くは語りませんが。さて、最後までこの駄作に(なんつってもバッドエンドだからね!)つき合ってくださり、ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ