いざイースト公国の城。うずまく陰謀?
「よくぞいらっしゃいました、勇者さま!
わざわざ遠いところ御足労いただき、ありがとうございます。」
城周りを通りかかったら兵士に見つかって、あれよあれよという間に王の間に通された。
勇者待遇はありがたいんだけど、イースト公国の王様がペコペコ腰が低すぎて逆に鼻につく。
「ところで、そちら様は従者でしょうか?」
「ん?いや、こいつらは……。」
「初めまして、従者のナイトです。」
「同じく従者のバービーです!」
「ん?何言って……いてえ!」
ナイトの野郎!足思いっきり踏みやがった!
「それはそれは!皆さま、長旅でお疲れでしょう。
姫のことは明日にして、本日はごゆっくりお休みください。」
「え、俺たち姫が大変だって言うから来たんだけど……。」
「いいのですいいのです!
勇者さまがお疲れのところお手を煩わせるわけにはいきません。ささ、お部屋はご用意してますので。」
「は、はあ……。」
ちらっとナイトとバービーを見る。バービーはふかふかベッド〜と鼻歌を歌っているが、ナイトは難しそうな顔をしていた。
(なんだかきなくさいですね。)
「ねえ聞いた?今この城に勇者が来てるんだって!」
「え?セントラル王国に来たっていう?」
「イケメンだといいな〜。」
「でも、セントラル王国って言うと、うちの王様が、ね。」
「あー、確かに。」
「失礼、そこのお嬢さん方。」
「きゃー!美形!」
「あ、あの、もしかして勇者さま?」
「いえ、勇者の従者のナイトです。少し今のお話について伺えませんか?」




