↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しあわせの国  作者: 狼眼
1章 しあわせの国・・グリフ王国・・

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
93/681

王国軍との戦闘

「ハンナ様、準備が整いました。」

「じゃあ、予定通りいきましょうか。」

「「「「はい!」」」」


シャイニングフォースの皆さんは、元気に返事をすると、洞窟入り口へ向かった。

王国軍との戦闘・・に見せかける闘いを行いに。

俺たちも気合を入れなおす。


「よし、摸擬戦は十分行った。あとは舞台に上がるだけだな。」

「よぅし!やってやるぜ!!」

「あれ、サンタス、武器はフレイルにしたのか?」

「あぁ、ヴァールさんが、お前とモーニングスターの組み合わせは危険だって、恐れていたからな!今回は見逃してやるんだ!」

「・・・まだ、上手い事、鉄球の操作が出来ていないんだ。」

「なるほど、危険だな。」


そして、俺たちは、男爵から防具を預かっている。殆どが魔術対策だが・・・。





「!勇者殿!此方でしたか。現状はいかがですか?」

「先方は、闘いの姿勢を見せています。先日も巨大な木の巨人を差し向けてきました。」

「やはり、王国への謀反の話は本当だったのですね。」

「あと、鬼の様に強い戦士がいます。皆さんは防御に集中した方が良いかと思います。」

「ご助言、感謝します!」


まあ、こんな所か。俺たちは今回、楽な役回りを任せてもらっている。格下の戦士たちのおもりをする事が今回の任務。あとは、ルーナがいない事がばれないようにするだけだ。


「それでは、シーリスさん、お願いしますね。真似だけでいいので。」

「かしこまりました。私は、魔術を使えないので、それっぽくやってみます。」

「ありがとうございます。軍の方は、ロア様にくぎ付けでしょうし、人数さえ揃っていれば平気かと思います。」

「はい、微力を尽くします。」



かくして闘いの幕は切って落とされた。


「さぁ、シーリスさん、闘いの狼煙を上げましょう!」

「はい。炎の化身よ、力を貸して・・・風の乙女よ、その力をここに!

ファイアストーム!!!」

「え、シーリスさん!やりすぎ!!」


シーリスさんは、サラマンダーとシルフの同時召喚で、メイジの上位魔術であるファイアストームをまねて見せた。

巨大、とまではいかないが、炎の竜巻が迫りくる。


「やばいぜ!防御!!」

「・・・いらないね!」


ロアさんは正面に出てグレートソードを一振り。その風圧で炎の竜巻をかき消した!


「行くよ、坊ちゃんたち!」

「・・・お、おう!」


予定通り、俺たちはシャイニングフォースの皆さんへ闘いを仕掛け、ロアさんは軍隊の前に躍り出た。

目の前で炎の竜巻をかき消した荒業に、軍の前衛は完全に腰が引けている。


「情けないねぇ!・・・死ぬなよ!!」


ロアさんは、兵士の武器や防具だけを的確にかすめ、攻撃力と防御力を削いでいく。それに合わせて洞窟の上部で待機していたハンナさんたちが、一斉に解呪を行う。


「「「闇の魔力の理を・・今・・解放せん・・・ディスペルマジック!!!」」」


ロアさんが無力化した兵士の周辺一帯が、糸を切られた人形の様に崩れ落ちる。


「ば、化け物だ!!」

「守りを固めろ!!」

「下がれ!おい!邪魔だ!!」

「勇者様!此方に!!こちらに~。」


ロアさんが一歩ずつ、ゆっくりと歩を進め、再び風圧の強い素振りを行う。


「「「闇の魔力の理を・・今・・解放せん・・・ディスペルマジック!!!」」」


風が吹いただけで、十数名が倒れる・・・。もう、半数近くが意識を断たれた。


「撤退!撤退!!」

「退け!!」

「隊長!無理です!!洞窟の中から岩の巨人が!!」


軍隊の視線が洞窟入り口のストーンゴーレムに注がれた。

いまだ!!


「風の乙女よ!!」


シーリスさんが自分たちに向けて、殺傷能力の無い強風を吹き付ける。


「ぎゃぁぁ!」

「やられたぁ!」


「!勇者様!!」

「勇者様が、やられるなんて!!」

「散開!どうにかして王国へ戻るのだ!!エリック様に報告を!!」


「「「・・ディスペルマジック!!!」」」


更に十数人が倒れ、残るは数人。司令官とやらも地に伏したようだ。

ロアさんは残りの兵に対し威圧し、剣を上段に構える。


「あ、赤い悪魔・・・。」

「ウ・・・死ね!」

「ひっ・・・。」


残りの兵はロアさんの威圧で気を失った。


「・・ディスペルマジック。これでおしまいね。お疲れ様。」


「ヴァールさん・・。俺たち、必要でしたか?」

「・・・あの、メグ姉妹が本気になれば、いや、ならなくても、一個大隊は沈むだろ。そこにハンナさんやルーナ、シーリスさんも加われば、国も落とせるんじゃないか?」

「俺たちって・・・一体・・・。」

「!あの訓練も必要なかったんじゃ?」

「・・・・まぁ、君たちは強くなったよ。・・・頑張った。」


男爵・・・オーバーキル過ぎました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。