サジタリウス
「はぁ、はぁ、なんだあの集落・・。人外種族が集まりやがって・・・。」
「兄ぃ。なんかあいつら、統率された動きでしたね。」
「あぁ、ったく。やばい所に手を出しだああ!!!!」
「あ、兄ぃぃぃぃ!!!!」
兄ぃと呼ばれた男は、木の枝に逆さに吊るされていた。
「兄ぃ!いま、今助けます!!」
「なんでこんな所に罠が・・・。おい、ベルタ!気を付けろ!他にも罠が・・・。」
「んなぁぁぁ!!」
「・・・・。」
「兄ぃ・・・。」
「・・・遅かったか・・・。ベルタ!気を付けて足の蔦を切るんだ!」
「ヘイ・・。」
兄ぃに寄り添うように吊るされたベルタは、器用にナイフを操り、兄ぃの足の蔦を切る。
しかし、蔦は複雑に絡み合い、片足のみが自由になった。
「おおおい!方足だけって!ちょ!逆にきつい!!」
「待ってください兄ぃ!暴れると、蔦が切れません!!」
「早く!早く!ゆっくり気を付けて!早く!!」
「兄ぃ。一体どうすれば?早く?ゆっくり?そべぼぼぉぉぉぉ・・・。」
ベルタの口が、いつの間にか荒縄で塞がれている。
「おい!ベルタ!なに遊んでんだ!!」
「あえぇ!おえああおうえあうあいあいえうえ!!」
「何言ってるかわわうわいわ!!」
兄ぃの口も同じように荒縄が巻かれた。
「全く、とんだ侵入者じゃ・・・。おい、お前ら・・。暫くそこでおとなしくしとれ!」
「「わうえあうあおおえ!!」」
「ふん、人間のくせに言葉も喋れんとは、なさけないのぉ。」
年より臭い喋り方の猿人が、木の枝の上から、2人の縛られた男を見下ろしていた。
「ほら、見てください!私が言ったとおりでしょ?」
「本当ですね。これを、一人で?」
「・・・何じゃ、アンクリウス。人間の小僧も連れて来たのか?」
「この国のデュアル王の弟子の弟子。アルバートさんですよ。我々に対する偏見が無い人たちのお一人ですよ。」
「ふん。そんなもん、分からんじゃろ。まぁええ。そこの、それを、運んでくれ。うるさくてかなわん。」
「どうも、こんにちは!デュアル様の弟子の、ロア様の弟子であるアルバートです!」
「ロア!!・・・赤髪のロア・・・。お前、人間族では無かったのか・・・。巨人族の子供か?」
「はは・・・。人間族ですがね・・・。デュアル様もロア様も優しくていい方ですよ?最近ではリア様にも指導を頂いていますが、適性が無いためか、かなり厳しく感じますね。」
「リア!!・・・破滅のリア・・・。貴様!死人か?」
「人間ですって!何ですかその二つ名!」
「そうとは知らず。ご無礼を容赦願いますじゃ。」
猿人のサジタリウスが樹の上から降りてきて、片膝をついた。
「おお!サルタリウスが認めたにゃ!」
「流石アルバートさん!サジタリウスが片膝をつくとは・・・。」
いま、ミミがサルタリウスって言った。
「アルバート殿。儂はサジタリウス。猿人の爺でございますじゃ。」
「あぁどうも。所でサジタリウスさんは、なんで森の中に住んでいるのです?」
「・・・それぞれの種族では、それぞれの得意な住処がございます。儂は、村よりも森の中が得意と言うだけですじゃ。」
「他に同族の方はいらっしゃるのですか?」
「ええ、あと数名・・・。猿人族は、人間に近しい存在として好まれておりましたが、その見た目から忌避される事も多くあったのですじゃ。なので、雄の猿人族は、数も複数存在しておりますじゃ。」
sぁ、なんだあの集落・・。人外種族が集まりやがって・・・。」
「兄ぃ。なんかあいつら、統率された動きでしたね。」
「あぁ、ったく。やばい所に手を出しだああ!!!!」
「あ、兄ぃぃぃぃ!!!!」
兄ぃと呼ばれた男は、木の枝に逆さに吊るされていた。
「兄ぃ!いま、今助けます!!」
「なんでこんな所に罠が・・・。おい、ベルタ!気を付けろ!他にも罠が・・・。」
「んなぁぁぁ!!」
「・・・・。」
「兄ぃ・・・。」
「・・・遅かったか・・・。ベルタ!気を付けて足の蔦を切るんだ!」
「ヘイ・・。」
兄ぃに寄り添うように吊るされたベルタは、器用にナイフを操り、兄ぃの足の蔦を切る。
しかし、蔦は複雑に絡み合い、片足のみが自由になった。
「おおおい!方足だけって!ちょ!逆にきつい!!」
「待ってください兄ぃ!暴れると、蔦が切れません!!」
「早く!早く!ゆっくり気を付けて!早く!!」
「兄ぃ。一体どうすれば?早く?ゆっくり?そべぼぼぉぉぉぉ・・・。」
ベルタの口が、いつの間にか荒縄で塞がれている。
「おい!ベルタ!なに遊んでんだ!!」
「あえぇ!おえああおうえあうあいあいえうえ!!」
「何言ってるかわわうわいわ!!」
兄ぃの口も同じように荒縄が巻かれた。
「全く、とんだ侵入者じゃ・・・。おい、お前ら・・。暫くそこでおとなしくしとれ!」
「「わうえあうあおおえ!!」」
「ふん、人間のくせに言葉も喋れんとは、なさけないのぉ。」
年より臭い喋り方の猿人が、木の枝の上から、2人の縛られた男を見下ろしていた。
「ほら、見てください!私が言ったとおりでしょ?」
「本当ですね。これを、一人で?」
「・・・何じゃ、アンクリウス。人間の小僧も連れて来たのか?」
「この国のデュアル王の弟子の弟子。アルバートさんですよ。我々に対する偏見が無い人たちのお一人ですよ。」
「ふん。そんなもん、分からんじゃろ。まぁええ。そこの、それを、運んでくれ。うるさくてかなわん。」
「どうも、こんにちは!デュアル様の弟子の、ロア様の弟子であるアルバートです!」
「ロア!!・・・赤髪のロア・・・。お前、人間族では無かったのか・・・。巨人族の子供か?」
「はは・・・。人間族ですがね・・・。デュアル様もロア様も優しくていい方ですよ?最近ではリア様にも指導を頂いていますが、適性が無いためか、かなり厳しく感じますね。」
「リア!!・・・破滅のリア・・・。貴様!死人か?」
「人間ですって!何ですかその二つ名!」
「そうとは知らず。ご無礼を容赦願いますじゃ。」
猿人のサジタリウスが樹の上から降りてきて、片膝をついた。
「おお!サルタリウスが認めたにゃ!」
「流石アルバートさん!サジタリウスが片膝をつくとは・・・。」
いま、ミミがサルタリウスって言った。
「アルバート殿。儂はサジタリウス。猿人の爺でございますじゃ。」
「あぁどうも。所でサジタリウスさんは、なんで森の中に住んでいるのです?」
「・・・それぞれの種族では、それぞれの得意な住処がございます。儂は、村よりも森の中が得意と言うだけですじゃ。」
「他に同族の方はいらっしゃるのですか?」
「ええ、あと数名・・・。猿人族は、人間に近しい存在として好まれておりましたが、その見た目から忌避される事も多くあったのですじゃ。なので、雄の猿人族は、数も複数存在しておりますじゃ。」
しわがれた声に枯れ木の様な肢体。人間でいえば、余命いくばくもない老人の様な見た目の猿人は、奴隷としても好まれることは無いようだ。
「猿人族の皆さんは、村へ移住する気は無いのでしょうか?」
「・・・儂らは・・・。ここで村を守りますじゃ。儂らは、ここでええ。」




