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第二章

OLは逃げ続けた。すると見た事もない住宅街

に迷い込んでいた・・・

   第二章

 

 女は無我夢中に走った。どこまでもどこまでも

ただひたすらに走った。しばらく走り続けたとこ

ろで「何か」はもう見えなくなっていた。

 (何? なんなのよ)

 心の中で叫んだ。

 女は辺りを見渡した。そこは見慣れぬ風景が広

がっていた。真っ暗な闇に包まれた住宅街、明ら

かにそこは自分の家の近所ではない。女は鞄から

携帯電話を取り出した、二つ折の携帯を開いた時

に再び絶望感に襲われた。携帯電話の画面には、

「圏外」のマークが表示されている。

 試しにかけてみるがやっぱり繋がらない。

 何が今自分に起きているのかさっぱりわからな

い。ただ「異常」な出来事に遭遇している事はた

しかだった。女は警察に助けを求めようと思い歩

きはじめた。どこをどう歩いていいのかわからな

いが今は歩くしかない。もしかしたらさっきの得

体の知れない「何か」がまた現れるかも知れない

という恐怖が女にはあった。


 しばらく歩いていると住宅街を抜けて少し大き

い道路に出た。だがやはり車は一台も走っていな

い。女は「国道」と思われる道をしばらく歩き続

けた。すると道の真ん中に人影が見えた。

 女はその人影に向かって走った・・・


「助けて!!助けて下さい」

女は叫んだ。だがその人影から反応はない・・・

 そしてその「人影」が明らかになってきた時、

再び女は異様な光景を目にした。

 六歳か七歳くらいの少女であろうか全身血に染

まったオーバーオールを着て手にはウサギのぬい

ぐるみを大事そうに抱えていた。


「ねえ。お姉ちゃん?  どうしてここへ来たの?

ここは危険なところ。早く逃げて」

 血まみれの少女は言った。


「ねえ? ここはどこなの? 教えて」

女はすがる様に少女に尋ねた。だが少女は何も答

えない。とその時であった。

 プープーー

 車のクラクションが後ろから聞こえた。


 一台の車が猛スピードで女に近づいてきた。車

の窓から中年の男が顔を出して叫んだ。


「おい! 奴が来るぞ! 逃げるんだ!」

 車は女の前で止まり助手席のドアが開いた。

「早く乗れ! 」

「ちょっと待って! この子も・・・」

 女は振り向いた。だがそこにいたはずの少女の

姿は忽然と消えていた・・・

「何やってるんだ! 早く乗れ!」

女は慌てて車に乗り込んだ。そして車はその「国

道」と思われる道を再び猛スピードで走りだした

のであった。


   第三章へ続く・・・


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