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世界的女優と幼馴染な僕  作者: 河蛙
31/32

31 記者会見③

 「おー!」


 会場にどよめきが走った。

 皆が、まさかの本人登場に驚いている。


 「マジかよ! ピエール本人じゃん! スゲー!」


 当然、中野くんも興奮を隠しきれない様子だ。


 そんな驚きと視線が集まる中、

 映像の中のピエールさんは、人のいい笑顔を浮かべながら、ゆっくりと話し始めた。


 「Hello。こんにちわ。今回の映画で監督を務めた、ピエールです。今日はヒカル ホシヅキと一緒に、今回の映画告知の会見に参加させてもらうよ。よろしく」


 ──日本語だ。

 それも、外国の人とは思えない程、流暢な喋りである。


 ピエールさんの言葉を受けるように、森本さんが口を開いた。


 「はい。ということで今回は、ローガン ピエールさんにも映画告知の会見に参加していただきます! 皆さん、拍手をお願いします!」


 パチパチパチパチ!


 会場から、ピエールさんへと拍手が送られる。

 ひーちゃんも特に驚いた様子はなく、穏やかな微笑を浮かべながら、軽やかに拍手をしていた。


 その様子を見る限り、ローガンさんの登場は事前に決まっていた、いわば予定調和だったのだろう。


 ローガンさんは、送られる拍手に応えるように、にこやかな笑みを浮かべてお辞儀をする。


 「ありがとう。仕事の都合で、日本からの歓待を、このような画面越しの形で受けることになってしまって、心苦しいけど、……とても嬉しく思うよ」


 ……うん。

 しかし、ほんとに日本語が流暢だ。


 単調な言葉の繋ぎ合わせではない。

 言い回しも自然で、きちんと意味の通った言葉を発している。


 もし顔を見ず、言葉だけを聞いていれば、

 これが海外の人が発している言葉だとは、誰も思わないだろう。


 と、

 僕がそんなふうに思っていると、ローガンさんはさらに言葉を重ねるように、日本語で続ける。


 「まぁだけど、それはかえって良かったかも知れないね。僕もモニターでそちらの場の進行を見ていたけど、ヒカル ホシヅキが登壇した後にステージに登場するなんて、僕には荷が重かったよ。先に登場していたとしても、どうしても前座の様な見え方になるだろうし、それは監督としての僕のプライドが許さないからね」


 ドッ。


 本日二回目の会場の笑い。

 ひーちゃんに続き、ローガンさんも軽いジョークで良い出だしを決めた。

 さすがは有名映画監督。

 こういった場に慣れている。


 そして、ローガンさんと入れ替わる様に、森本さんが口を開く。


 「はい。改めまして、今回はサプライズの登場をしましたローガンさん。そして、星月さんのお2人に会見に臨んでいただきます。さて、もしよろしければ、お二人の方から一言ずつこの会見に臨む気持ちをコメントして頂ければと、」


 「日本の会見は初めてだから、少し緊張するけど、まぁ楽しんで受けるよ」


 「私も女優となってからは初めての日本での会見ですので緊張はありますが、向こうで身につけた会見の対応能力を発揮出来ればと思います。」


 2人それぞれが会見はの意気込みを語る。


 「はい、ありがとうございます。それでは早速ですがこれからトークセッションに入らせて頂きます。これからお二人には私の方から映画に関するご質問をいくつか行いたいと思いますのでそれにお答えをお願い致します。最初は星月 光さんへご質問をし、次にローガンさんと、交互でいきたいと思います。では、星月 光さん、大丈夫でしょうか。」


 「はい。どうぞ。」


 「ありがとうございます。ではお聞きします。まずは──」


 ここからひーちゃんとローガンさんへの質問が20分程に渡って、いく通りか続いた。


 森本さんの質問に光さんが答え、それが終わると次にローガンさんへと、交互に質疑がきて、それに2人が返答していく。




 実際の三人のトークセッション


―――― ―――― ―――― ―――― ――――


 Q 司会者

 星月 光さんがこの映画のオファーが来た時に最初感じた事を教えて下さい。また、オファーを受けようと思った決めてなどがありましたらそれも併せてお願いします。


 A 星月 光

 オファーが届いた時に感じた事は……ローガン監督の映画ですからね。やはり、数いる女優の中から私を選んで下さった事に嬉しさと感謝を覚えました。


 ただ同時に……これは正直に言ってしまうと、内心では「少し嫌だな」と思ってしまったのも事実です。

 皆さんもご存じの通り、私はこの度、交際を始めまして。映画のオファーをいただいた時点では、すでにその方に好意を寄せていたので、恋愛映画というジャンル自体に、どうしても抵抗がありました。


 なので、当時の心情を割合で言うなら、嬉しさが5、抵抗が5、といった感じでしたね。

(本当は2:8くらいだけど)


 そんな中でオファーをお受けしたのは、台本を読んで、この作品が単なる恋愛映画ではないと感じたからです。

 差別というテーマと恋愛を重ね合わせることで、物語に深みが生まれ、登場人物それぞれの個性や感情がより立体的に描かれていまして。

 今までに見たことのない、新しい角度からの恋愛映画であり、もしこの作品にローガン監督のもとで向き合うことができれば、女優として大きな一歩になると、そう思えました。

 そして何より、多くの女優の中から私を選んでいただいた以上、このオファーを私情だけで簡単に断るべきではない。そう思えたことが、最終的な決め手でした。

(ホントは事務所の社長に泣きつかれての半強制だけど)


―――― ―――― ―――― ―――― ――――


 Q 司会者

 ローガンさんはこれまで多くの作品を手掛けていますが、今回、恋愛映画を作ろうと思ったのは何故でしょうか?また、この映画に込めた思いな何でしょうか?


 A ローガン・ピエール

 僕はいつも、まだ自分がやったことのない新しいものに挑戦したいと思っているからね。

 恋愛映画は、僕にとってはまだ未知のジャンルだったから、ここで一度挑戦してみたいなと思ったんだ。

 ただ、恋愛だけでは少し物足りないとも感じた。だから恋愛に、もう一つ何かを掛け合わせた作品にしたいと思って、何かないかと頭を悩ましながら、いろいろと考えたんだ。


 そんな時にだ。

 我が愛する祖国アメリカで、新しい大統領を決める大統領選が始まって、そこで差別が一つの大きなテーマとして挙げられたんだ。

 その時に、恋愛という普遍的なジャンルと、現実に存在する社会問題──差別を組み合わせたら、面白い映画になるんじゃないか。そう思ったのが、この作品を作ろうと思ったきっかけだよ。


 だから、映画に込めた思いは、一言で表すなら差別根絶だね。

 僕の作品中では初めてメッセージ性のあるものになったよ。

 別に僕自身がそういった社会問題に特別強い関心があるわけじゃ無いんだけど、映画制作という仕事を通して社会に少しでも貢献出来るならと、そういう思いで作ったよ。


 あ、

 それと、これは僕の映画の制作幅を増やすって意味での挑戦でもあったからね。だからそういった意味だと、込めた想いの中には、自分の殻を破るための僕自身への挑戦も含まれるかな?


―――― ―――― ―――― ―――― ――――


 Q 司会者

 星月 光さんが今回の役作りにあたって、特に意識された点や苦労された点はありますか。


 A 星月 光

 私が役作りで意識したことは──これは私に限らず、すべての演者に共通して言えることだと思うのですが、やはり「演じるキャラクターを深く理解すること」ですね。

 私はその人物を理解せずして演じることは出来ないと思っていますので。


 神井ミツキには、どんな背景があって、どんな環境で生きてきて、その瞬間瞬間に何を考え、どんな気持ちで行動しているのか。

 そういったことを常に自分の中で問い続けながら、役と向き合っていました。


 キャラクター像を表面的になぞるのではなく、徹底的に掘り下げて理解する。

 そして「演じる」のではなく、「自分が神井ミツキになる」。

 本気でそう思い込めるところまで行って、初めて良い演技と呼べるものが生まれるのだと思っています。


 なので、そういう意味では今回に限らず、演じる上で一番苦労する点は、キャラクターの解像度を限界まで高めることですね。


―――― ―――― ―――― ―――― ――――


 Q 司会者

 ローガンさんが、今回の映画で星月 光さんを主演女優に起用された理由を教えていただいてもよろしいでしょうか。


 A ローガン・ピエール

 そうだね。理由は極めてシンプルだよ。

 キャスティングの段階で、演技力、表現の幅、年齢、そして現在の話題性や集客力まで──あらゆる要素を総合的に精査した結果、ヒカル以上にこの役に相応しい女優は見当たらなかったからだね。


 何せ、同年代の女優の中では、ヒカルは群を抜いて突出している。アジア圏での集客も十分に見込めるし、選ばない理由がなかった。


 それに僕は、まず映画の大枠となるシナリオを構築し、その世界観やテーマに“本質的に合う人間”を探すタイプの監督なんだ。今回のテーマは「国を超えた差別」。その題材に対して、東の端にある島国から、たった一人で異国の地へ渡り、自分の力だけで道を切り拓いてきた彼女はこれ以上なくうってつけだったんだ。


 だから、シナリオの骨子が固まった段階で、迷うことなく僕自身が直接、ヒカルの事務所へオファーを出したよ。彼女は今、至る所から声がかかる立場だからね。悠長に構えていられる状況じゃなかったから──先に誰かに取られてしまう前に、と大急ぎだったよ。


―――― ―――― ―――― ―――― ――――


 Q 司会者


 星月 光さんが今回の作品を通して、何か得たものはございますか?


 A 星月 光


 得たものについてですが――これは本当に大きなものがありました。というのも、今回の神井ミツキという役は、素の自分にかなり近い部分があって、これまで演じてきた役と比べると、理解、共感できる部分が多く、これまでにないほど深く役に没入する事ができたんです。


 演技というのは、自分ではない誰かを演じることを指します。ただ今回の役では、これまでずっと求め続けていた「演技という名の自然体」をようやく体現できた──そんな感覚がありました。それを体現できたというだけでも、今回のオファーをお受けした意味は十分にあったと、そう感じています。

(まぁ、一番このオファーを受けて良かったのは、そのおかげで、たけくんと恋人になれたことなんだけど)


―――― ―――― ―――― ―――― ――――


 Q 司会者

 ローガンさんが今回の映画の撮影で特に意識したポイントは何処でしょうか?


 A ローガン・ピエール

 それは、演者の演技だね。


 まず大前提として、ド派手なバトルシーンや迫力ある演出で観客に“見せる”アクション映画とは違って、恋愛映画は、緻密な物語と繊細な人物描写で観客に“魅せる”映画なんだ。


 アクション映画では、興奮や爽快感といった、分かりやすく強い刺激が求められるから、カメラワークや編集、舞台演出、そして役者のダイナミックな動きが重要になる。

 言い換えれば、多少の感情表現的部分の演技に不足があっても、映像的な迫力で補うことができる世界なんだ。


 一方で、恋愛映画には、即効性のある刺激や大きなアクションはほとんど存在しない。物語の中心にあるのは、人の感情の揺れ動き、そして人と人とのかけ合いであり、観客もそういったものを求めて、恋愛映画を観に来ている。


 そして、それらのものは、カメラワークや編集、演出だけでは伝えることはできず、頼れるのは、役者の表情、間の取り方、声の抑揚──そういった、純粋な演技になるんだ。


 つまり恋愛映画の成功には、ストーリーはもちろんだけど、それと同じくらい、役者の演技力が大きなカギを握っている。

 派手さがない分、誤魔化しがきかない。

 その意味で、恋愛映画は、役者の力量がよりシビアに問われるジャンルだと思っている。


 だから今回は、演者たちに非常に高い演技力を要求したんだ。これまでの人生の中で、間違いなく一番だと言い切れる演技をしてほしい、とね。


 撮影中は何度もリテイクを重ねたし、演者と本気でぶつかる場面もあった。

 正直、簡単な現場ではなかったと思う。

 それでも最終的には、全員が僕の要求を超える、素晴らしい演技を見せてくれたよ。


 中でも、ヒカルは本当に凄かった。

 さっき本人が言っていた通り、彼女は撮影中、完全にミツキ・カミイとして生きていた。


 演技から「演技」が抜け落ち、演者がキャラクターそのものへと変わる瞬間──その魂のこもった芝居は、確かに観る者の心へ届く。


 彼女を主演女優に選んだことに、間違いはなかった。そう心から思わせてくれる、最高の演技だったよ。

 (To help boost the box office in Japan, I suppose I’ll talk Hikaru up. After all, her performance really was outstanding.)


―――― ―――― ―――― ―――― ――――


 Q 司会者

 では、最後にお二人にこの映画を見ようと思っている、日本の観客へ向けて、メッセージをお願いします。


 A 星月 光

 はい。

 この映画は現代の社会問題を取り入れた、強いメッセージ性を持ちながらも、それを恋愛へと綺麗に昇華させた物語です。

 主人公とヒロインが国境と文化という壁にぶつかりながらも距離を縮めていく様子を是非お楽しみ下さい。

 (あ、そういえばたけくんに、恋人になった事だし、恥ずかしいからもう映画館では見ないでって言って無かったなー。まぁ、たけくんがこの映画をわざわざもう一度見る事は無いと思うけど、一応後で連絡しとこっと)


 A ローガン・ピエール

 社会的メッセージ性のある物語と言ったけど、この映画の主軸はあくまでも、恋愛だからね。観客に面白いと思ってもらう事を第一に考えて制作しているから、変に気負わずに気軽な気持ちで見に来て貰って大丈夫だよ。皆がこの映画を見終わった後、余韻にひたり、映画を思い返した時、そこでほんの少し、そういう問題が海の向こうにはあるんだなと、そう思ってくれたらそれで十分だよ。是非、ドキドキに満ちた恋愛ストーリーと、演者の素晴らしい演技を見に、劇場へ足を運んでみて欲しい。


―――― ―――― ―――― ―――― ――――




 そうして二人が、集客を意識した締めのメッセージを口にし、トークセッションは幕を閉じた。


 聞いていて思ったのは、シンプルに凄い、の一言だった。

 ──それに尽きる。

 さすがは世界レベルで名の知れた二人だ。

 (まぁ、正直に言えば、ローガンさんの方は僕はほとんど知らなかったんだけど)


 2人ともこういった質疑応対に慣れきっており、当初緊張していると言っておきながら、それを微塵も感じさせずに、森本さんが聞いてくる質問に終始リラックスした様子で、言葉に詰まったり、澱む事なくスムーズに返答をして言っていた。


 もし、僕がひーちゃんの立場であの場に居たとしたら──考えるまでもなく、緊張で頭は真っ白になり、ろくに言葉を発することも出来ず、放送事故を起こしていただろう。


 と、そんなふうに、二人の受け答えに感嘆しているその間にも、森本さんは手際よく次の進行へと場を導いていた。


 「はい、お二人ともありがとうございました!お二人のトークセッションでこの映画を見たいと思った方が増えたのでは無いでしょうか?それでは次に参りたいと思います。次は、フォトセッション(報道関係者の為の写真撮影)になります。星月 光さんは、メディアの方々に向けて、こちらが支持するポーズ、表現をお願いします」


 「おっと。僕の写真はいいのかい?」


 その一言に、会場からどっと笑いが起こる。

 森本さんは苦笑いを浮かべつつ、ローガンさんへと応じた。


 「ローガンさんはリモートでのご参加ですからね。申し訳ありませんが、撮影中は少々お待ちください。それとも、映像越しでも構いませんでしたら、お写真を撮りますが?」


 「いや、遠慮しておくよ。報道用の写真なら、二年前に週刊誌『Times DAY』のインタビューで撮ったものを使ってくれ。あれが一番よく写っているからね」


 「はは、分かりました。メディアの皆さん、聞きましたか? 報道写真はそちらを使ってくださいね!」


 再び、会場のあちこちから笑い声が上がる。

 森本さんは、ローガンさんのアメリカ人らしい軽妙なジョークをうまく受け止めながら、場の空気を崩すことなく進行を続けていく。


 「それでは、星月 光さんの後ろに、映画の看板をお願いいたします」


 その合図で、スタッフが慌ただしく動き、大きく映画のタイトルが記された看板がステージ中央に設置される。


 「はい──では、星月 光さんの写真撮影に参ります。星月さん、今の位置から二歩ほど前へお願いします……はい、ありがとうございます。続いて、お顔はそのままで、体を四十度ほど傾けてください。手は左手だけ、カメラに向けて振っていただいて──はい、そのままキープでお願いします。表情は歯を見せた笑顔で── OKです。それでは撮影に入ります。報道陣の皆様、スタンバイをお願いいたします」


 森本さんの的確な指示に従い、次々とポーズと表情を作っていくひーちゃん。

 それに呼応するように、無数のカメラが一斉に彼女へと向けられる。


 「撮影、三秒前。三……二……一……どうぞ!」


 秒読みがゼロになるのと同時に、ひーちゃんに向かって一斉にフラッシュが焚かれた。


 ひーちゃんに浴びせられる無数のフラッシュ。

 しかし、ひーちゃんはそのフラッシュのなか表情を変えるどころか、瞬きひとつせずに受け止める。

 そして、そのまま、十秒ほどが経過し──


 「はい! 大丈夫です!」


 森本さんの声がかかり、撮影は終了となる。


 「星月 光さん、ありがとうございました。皆さん、星月さんのお写真はしっかり撮れましたでしょうか?」


 「はい、OKです」


 「ありがとうございました!」


 「素晴らしい写真が撮れました!」


 「最高の広報写真になります!」


 「天使を激写してしまった……」


 「家宝にします!」


 「おのれ、なんて羨ましい!俺も光の写真を撮りたかった!」


 どうやら、メディアの人たちも満足のいく一枚を撮ることができたらしい。

 ……まあ、後半にちょっと変な人も混じっていた気はするけど。


 因みに最後の悔しがっていたのは隣の中野くんである。


 「はい。どうやら皆さん、良い写真を撮れたようですね。それでは次に移りますが──本来であれば、このあとはお集まりいただいた報道陣の皆様からの質疑応答となります」


 そこで一度言葉を区切り、森本さんは含みを持たせるように続けた。


 「ですが今回の会見では、その前に一つ、特別な進行を挟ませていただきたいと思います」


 特別な進行?


 「中野くん。何のことか分かる?」


 「ふむぅ……。光のこれまでの会見は全部チェックしてる俺でも、これは分からんな。少なくとも、今までにあったケースじゃない」


 どうやら中野くんにも心当たりはないらしい。

 スマホの画面から会場を見渡すと、メディア陣の間にもざわめきが広がっていた。


 壇上の森本さんは、そんな皆の反応を楽しむかのように、笑みを浮かべながら言葉を続けた。


 「えー。今回ご用意した特別な進行とは──本作の主題歌の歌唱披露になります!」


最後までお読み下さりありがとうございました!

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ガチファン中野くんでも驚けるサプライズ来たー!そういえば光ちゃんが歌ってるところは初公開か…
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