表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

第3話 タル・タルオと世界の秘密Ⅱ

想定の何倍も長い道を歩かさせられていたのに、一向に目的地に着かない。


「はあ、長くないか?」


「こんなもんだよ。文句言うなよ。弱いままだぞ?」


「しんど。まあいいや。」


四天王と八天中心のこの世界は、手下、そして個人の能力が命を握っている。

個人の能力を覚醒段階まであげないといけないのか。

完全支配、正直、今考えると弱いな。


「能力の覚醒ってどんぐらいでなんの?」


「んん、まあ、4から6年ぐらいじゃね?俺もまあ、まだだけどな。簡単じゃねえ。けど、勿論、四天王と八天は覚醒段階まで上げてるって噂だけどな」


は?四天王と八天強すぎだろ。

大丈夫かよ、ここ。

強さのバランス狂ってんだろ。

これ以上聞いても、ただただうんざりしていくな。

そういや、タルタルソースの詳しい話聞いたことないな。

まだ長そうだし、聞いてみるか。


「タルタルソースってさ、なんでこっちに来たの?」


「来たくて来たんじゃないけどな。なんか、当時の魔王に呼び出された。

呼び出されたってか召喚された。」


召喚できんだな。なんか意外だな。

そんな人間界から呼び出す必要あったのか?


「魔王はなんで召喚したの?人間より魔物の方が基本能力は強いだろ?」


「いや、なんかレアだけどさ、まあ強い人間が来ることに賭けてんだよ。

そこで召喚されるときに能力付与されるんだけど、そこで俺は出来損ないだったから出されたんだよ。

強いって判断されたら、保護されて残れるけど、追い出されたらもう生き残れるかはほぼ運ゲーだな。

だから、追い出されて生き残った人間たちが溢れてるから、この世界は人間の比率が多くなったとかどうとかだって聞いたな。」


結構過酷な生活だったんだな。

てか、よく生き残れんな。

さっきの蜘蛛みたいなのがうじゃうじゃいるんだろ?

俺だったら絶対生き残れるわけねえな。


「ここってさ、通知ってシステムあるじゃん?」


「おん」


「あれってなんであんの?」

「はは。知らねえよ。でも、分かりやすいようにってことだろ。

俺を召喚した魔王が討伐されたときも報告来たしな。

あれなんかゲームっぽい要素だよな。

まあ、あのシステム好きだから良いんだけどさ」


そういいながら笑うタルタルソース。

魔王のこと討伐したやついんのかよ。最強かよ。

まあ、でもその後、そいつが魔王になったんだろうな。

ちょっと適当に能力試したいんだよな。


「スライムとカエルと戦うまでに能力試したいんだけど」


「おい、サクト、いるぞ。あそこに」


タルタルソースが指さした先には人間の集団がいた。

ちょうどいいぜ。お試し体験と言ったところかな。


「タルタルソース、一回能力使わないでくれ。」


「わかったけど、いいのか?

多分勝てないぞ?」


「いや、いい。無理そうだったら言うから、そしたら能力付与して。ありったけ」


「ありったけはしんどいから勝てるぐらいには付与しとくわ。

さ、行って来いよ。主のお手並み拝見といったとこかな」


「見てろよ。しっかりな」


大きく溜息吐いてから、決意を決める。


「さーて、世界に名を轟かせちゃうか。」


軽くストレッチしながら、イメトレでもしてみる。


「おーい、異世界からの転生者は俺だよ-。こっち来いよ、ざーこざーこ」


すると、あいつらはやっと気づいて、こっちを睨んできた。

魔法使いが2人と、剣士3人か。

魔法使い早くやりたいな。


「いいか、お前らは俺の手下になるんだ。」


そう言ってると、剣士が剣を振り回しながら襲いかかってきた。


「ちぇっ、まだ話してる最中だろ」


我ながら華麗に避けると、魔法が追撃してくる。

雑魚の癖に無駄に連携取れてやがって、生意気だな。


「なぁ、お前らは誰の下についてんだ?八天でも四天王でもないんだろ?じゃあ、俺のところに来い」


少し洗脳がかかり始めたのか動きが鈍くなってきた。

それでも、攻撃は続く。


「あと、ちょい押さないとか」


洗脳なんてしたことないからわかんねぇな。


「いいか、俺には、強力な能力がある。このままいけば、八天だって、四天王にだってなれる。お前らはそんな俺についてきたくないのか?」


今だ!

そう思い、俺は剣士たちに蹴りを入れ、弾き飛ばす。


「おらあ」


剣士たちは、気が動転しているのか動きが鈍っている。

そこを突いたからか、剣士たちは起き上がる気配がない。


「あとは、魔法使いか」


俺は後方にいる魔法使いに向かって、走り出す。

近距離戦に備えて、身を構える魔法使いのガードの上から右ストレートを入れた。

もう一人の方にも、アッパーをお見舞いしといた。


「意外といけたな」


魔法使いと剣士たちが光る。


通知 『魔法使いAとY、剣士W、D、Kが支配下になりました。』


ふー、ひと段落か。

これなら、この後も行けそうだな。


「どうでした?手ごたえは?」


「結構いいね。はやくやりたいぐらいだよ」


「じゃあ、行きますか。もうそろそろですし」


あれが本物の魔物か。

さあ、序章としますか!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ