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一件落着、ああ自然ってすばらしい。

 剣を鞘に収めた私、あらためて自分の姿を見る私。

 「完全にキュアキュアですわ!」


(すごくヒラヒラしてます、いいのでしょうか)

 40歳男性がキュアキュアして、本当によろしいのでしょうか。


 スカートの端を摘まみ、『ふわっ』としてみる、、、なにかに目覚めてしまいそうです

(これがキュアの力・・・)私、可愛くなってしまいましたわ!!


・・・違う!思い出せオレ!魂の叫びを聞くんだ!

 私、可愛さなんかに負けないんだからね!


 魂よ歌え!心の漢を呼び覚ますんだ!!


 吹きすさぶ風が・・・よく似~合~う。

 九人の戦鬼と・・ひとのーいう!

だが我々は、愛のため!戦い忘れた、ヒトの為!


「涙で渡る血の大ー河!夢みて走る、死のこーーやーーー!」

誰がために!


『オオオォォオオッォオオォオオオ!!!!!』

 加速装・置!発動!  取り戻せ愛の為に!


 急に叫び出したユズキ、2匹の不気味動物が驚きの顔で凝視する。

 視線の先にいるワタクシことキュア フォルシオン、その顔は羞恥に染まり、ようやく自分を取り戻す事が出来たのだった。


「はぁはぁ・・・あまりの羞恥に大声を上げてしまい、誠に申しわけありません。

 ですがコレ、どうすれば元の姿に戻れるんですの?」


 オレがキュアの可愛らしさに取り込まれる前に、ワタクシが真にキュアキュアする前に!

 私が私でいられるうちに、早くなんとかしないと・・ですわ。


「変身を解きたいの?なら剣をしまえばいいんだよ。

 キミのキュアが解けないのは、鞘を持ってるからだよ?」

「・・・」それを早く言って下さいってばさ。


 鞘に収まった剣は、左の手首を結ぶリボンに近づけると光りの粒子に変わりながら吸い込まれ、溶けるように消えた。

 フォルシオンが消えてしばらくして、身体を包んでいたキュアなコスチュームも、リボンを解くように手首を結ぶリボンに戻りました。

「よかったよかった、一生戻れないかと少し心配でしたのよ」


「では拙者もそろそろ行くでござるかな?」

「そちらはイメチェンの旅でしたね」


「ニンニン、そちらもキノコマスターを目指すのであれば共に行けたのでござるが、いずれまた。

 キノコの縁が我らを結びつけるその時まで、さらばでござる!」 

 

「ええ、またその時まで。ありがとうございました」

 もうしばらく同行して欲しかったですが、わがままは良くありませんから。   


 ロクショウはくるっと背を向けて走り出す、、、、彼女の足は遅かった。

(?・・・と思ったら、戻って来ましたわ?)


「キノッキノッキノッ!!忘れていたでござる。

 口寄せの術に使う巻物を渡して置くでござるよ、。

 上手く使って世界をキノコで満たしていただきたい。

 ではあらためて、アデューでざる!」


「キノコの巻物を手に入れてしまいました、、、えっと」あとは。。。

 マッシュルームと愉快な戦士達[ボルチーニ]はどうすればよいのでしょうか?


 喚び出しておいて放置、というのは無責任が過ぎる。

 かと言ってこのキノコ達を連れて歩くには数も多いし、遠目に見ても奇妙すぎる。

 さてどうしましょう。


「ユズキ?キノコ達を食べないの?多分美味しいよ?」

「?!・・・」棘吉の不意の言葉にキノコ達が緊張して押し黙る。

 解っていますから。


「食べません」

 戦わせるために喚んだマッシュルールを食べてしまったら、次ぎに何か有ったときに口寄せ出来ないじゃないですか。


「ふ~~ん、あのキノコ、レベルが高そうだから、

 味が熟成されて美味しいと思うんだけど、、、また喚んで戦わせるなら仕方ないか。

 でも死んで、戦え無くなったら食べよう・・食べるんだよね?」


「・・・」キノコ達の表情は不明。

『マッシュルームが何か言いたそうな目でこちらを見ている』


「戦えないキノコはただのきのこ[食材]ですから」腐らせる前に食べてあげるのがマナーですの。


「エリンギ!エリンギ!」

「チキータ!メット!キノコマスター!

 やはりマスターは素晴らしい、良い判断です」

 ボルチーニが飛び跳ね、マッシュルームが私の手を取り感謝した。

 

(そうなのですか・・・口寄せキノコは食べて良いのですか。

 それにしてもレベルが高くなると美味しくなる、です?)


 旨味細胞が熟成するのでしょうか?グルタミン酸?アミノ酸?

 干しシイタケのようなものでしょう。


「ではキノコマスター、仲間を1体を残し、1度我らはキノコの山に戻り旨味を高めます。

 従者が必要な時はいつでもお呼び下さい」


 キノコ戦士が1体残り、キョロキョロしたあと少し朽ちた木の根元に『ずもずも』埋まる。

「・・・きのこ?」キミは付いてきてくれるんじゃないの?

「?」無表情で顔?を振るキノコ、ひょっとして胞子、飛ばしています?


 ここでキノコを繁殖させるつもりらしいキノコは沈黙し、周囲に同化し始めています。

(そういえば、『上手く使って世界をキノコで満たしていただきたい』とかいっていましたが、そういうことなのでしょうか)

ひょっとしたら私、とんでも無い物を口寄せしているのかも。


 本当にこの世界がお化けキノコで満たされるお手伝いをさせられているような気がしますが、、、

 そこは持ちつ持たれつですね。

 お互い利用し合って生きている、ああ自然ってすばらしい。

追加特性、お化けキノコを撒く少女。

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