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忍法 キノコ隊長の口笛!

・・・「頭の痛みが消えました、まさか本当に神様が」いるの?GOD様が。

 聞こえた声から推測するとGODと言よりgoddess[女神]さまでしょうか。


 この不思議な世界は神罰を与える神様が存在し、世界や個人に干渉する。

 そんな事が起こりえる世界なのでしょうか。


 宗教は人の文明が作った発明の一つ。

 人を統治し、思想を統一する為に発明された学問・仕組みだと考えていましたが。


(神様が実在する世界となると・・・すこし困りましたね)


「考え事の最中に申しわけ無いでござるが、そろそろアレを、どうにかしていただいてよろしいでござるか?」

 

 [アレ]木之娘・ロクショウ、彼女の出現し私の頭痛が収まる間、動かず待っていたHUMANスレイヤーが唸りを上げて立っていた。


「私の秘拳、忍法[きのこ連脚]!

 その真髄は、きのこ胞子を敵の身体に振り掛け、敵を胞子まみれにする事でござる。


 きのこの胞子は汗や垢などの湿気で急成長し、やがて敵の皮膚や体内に菌糸を伸ばし、神経を麻痺させ目に入れば網膜・眼底を白濁させ、耳に入れば鼓膜の内側にきのこ膜を作るのござる。


 ざっくりと言ってしまえば、毒・麻痺・失明・難聴・混乱を生じさせるのが狙い。

 つまりヤツはもう・・・きのこの毒に犯されているでござるよ」


『やつはまだ、死んでいない!』頭の中で良い声が、神谷○様??アキラさんなの???


 唸ってはいるが、こっちの姿も声も見えていない。

 声を上げて見えない・聞こえ無い敵に威嚇しているが動け無い。

 そんな状況か、恐ろしいな。


(きのこの毒で苦しんでいる所を悪いですが)

「死んでいただきます」


 鎧と兜の隙間、喉にショートソードを差し込み・押し込み・剣を捻る。

 グバッ!

 マスクの内側から赤黒い血が噴き出し、私は喉を引き裂くように横に剣を抜いた。


「・・・私、ゴブリンスレイヤーバスター・キラーになってしまいました」

 どうしましょう、すごくとっても困ります。


“称号[ゴブリンを殺す者]を手に入れました、これからもゴブリンを殺しましょう”


「殺しましょうって、天の声さん残酷!」恐いよ。


(ですが・・なんでしょうこの胸の奥がざわつく感じは)

 ゴブリンを殺したくて、殺したくてたまらないです。


“称号を手に入れると対象に対して殺意・敵意がプラスされ、逆に対象には恐怖・緊張がプラスされます。

 ・・・こちらの攻撃力が増してゴブリンの動き・反応がマイナスされる感じです”


「説明ありがとうございます」

 なるほどそれで、私を見るゴブリンの視線に恐怖の色を感じるわけです。


 鎧を着込むゴブリンはあと2匹。

 ホブゴブリンが複数、ゴブリンシャーマンとゴブリン神官の姿は見えないですが、何処かに隠れているのでしょう。


「ロクショウ様、少し手伝っていただけますか?」

 魔術で壁を作られる前に、壁で攻撃を妨害される前にゴブリンを殺すのです。


 ゴブリンへの殺意が強すぎて、私の頭から[逃げる]の選択肢が無くなってます。

 殺さねば・殺さねばならない!小鬼は殺さねばならない!殺すのです!

 小鬼は皆殺しです。


「ニンニン、キノコマスターの命、しかと聞きましたぞ。

 ロクショウはその命、存分に果たして見せましょう!

 さあ、ご覧あれ!きのこの力を見せるのです!」


『きのこ忍術、[爆導胞子茸]!』

 ロクショウの両手が[牛・ウサギ・蛇・鳥]の印を素早く結び、素早く地面に手を!


 にょきにょきにょきにょきにょきにょきにょきにょきききき・・・・


 無数の茸が地面から顔を出し、傘を開く。

『ドン!』キノコが爆発した。


 ドン・ドドン・ドンドドドン!ドドン!ドン!

 爆発する茸は胞子を巻き上げ、更に茸を増やし爆発、茸の爆発が連鎖し毒煙が舞う。


 目が痛い!鼻水が!喉が!


「気をつけないと危ないでござるお?あれは全部毒茸でござる。

 なので胞子を深く吸い込んだら、最悪死にますぞ?」

 

 死ぬような毒キノコの胞子の爆発、殺意が高いです!


「そういうのは先に言って下さい!」

 この木之娘、説明が遅いタイプの木之子さんなの?


「ペリカン!いるんでしょう!

 この煙は毒です、何とかして自分のパートナーを守りなさい!」

 私の方は限界です、ゴブリン殺します。


 レインボーリボンを巻き着け口を覆うユズキ、歩き出した戦士の首に虹色の帯が風に舞う。


「まずは、戦力増強!」立上がれ戦士達よ!

 キノコ達、反撃の時間です。最後の切り札、肉壁、おとりキノコ達。

 走りながら回復させた分も含め、残りの魔力の全てを使い森のキノコに呼びかける。


(喚べるのは2体・・3体でしょうけれど、今は攻め手が必要なんです!)

『私の剣よ、私の盾よ!山の戦士達よ!いま目覚め、そして戦え』


「ニン?キノコを喚ぶでござるか?では拙者も力を貸すでござるぞ?

 キノコマスター殿、お手を拝借!」

 ロクショウは短い刃で私の指先を切りつけ、細い指をユズキの指に絡ませる。


「印は虎・巳・猿・音子でござる」ユズキの指とロクショウの指が絡まり、二つの手が重なり印を結ぶ。


「そしてこの巻物に手を」ふところから取り出した巻物を拡げ、かかれた術印の中心に二人の手が置かれ「忍法 キノコ隊長の口笛!」

 

「え?!」口寄せの術???


 キノキノキノキノキコキノコ木之子きのこ茸キノコ!!!!!


“キノコ使い レベルが5になりました。キノコとの絆が新たなる力をキノコに与えます”


 木の盾・棍棒・木の槍・弓、様々な武器を持って現われたキノコの戦士。

 総勢50体のキノコ戦士・キノコ拳士・キノコ歩兵が私の前に現れた!


「キノコと心を交わす者、我らキノコの忠誠を」振り向いたキノコ、なぜ喋のだ?


(・・・みゃ?・・キノコめっちゃでた、しかも喋ってる?!)


「失礼、私はキノコ祈祷師[マッシュルーム]、人とキノコを繋ぐ者。

 キノコマスターのキノコ愛によりはせ参じた我ら、キノコマスターの剣として戦わせてもらいます。

 マスターよ,我ら部隊に相応しき名を」

 すごく悠長で丁寧な言葉使いです。


「・・・名前ですか・・[ボルチーニ]ではどうでしょうか」何となくボルチーニ。

 

 小刻みな震え、武者震いでしょうか。

 感動で身体を震わせたキノコ祈祷師。


 彼?は敵に向き直り「我らの名はボルチーニ!、勇ましき戦士の名を刻め!」


「ボルチーニ!」「ボルチーニ!!」「ボルチーニ茸!!!」

 キノコ達が吠え、武器を鳴らし動きだす。


 キノコ祈祷師の号令でキノコ戦士が隊伍を組み、その後に槍を持つキノコ兵士。

 彼らは「ボルチーニ!ボルチーニ!」と声を上げながら歩き出す。

 毒胞子の煙の中を隊列を作り、勇ましく進みだしたのだ。


(喜ばれるのは非常に嬉しいですが、あまり連呼されると・・・)

 適当に付けた名前なので、( ´▽`)ハハハ、少し恥ずかしいですわ。


「マッシュルーム、雑魚は任せました。

 私は今も隠れている面倒なゴブリンを殺ります」

 少し離れた所から歪んだ魔力の流れ、(いるんだろ?ゴブリンが)


「そこにいますよね」

 私を憎み恨む視線を追い、目を覆う胞子の中を駆け出すユズキ。

 その先にいるのは邪悪なゴブリンシャーマン。


「ブベガ?ニDガァ!!」

 群れを率いるゴブリンは2種類、腕力で従わせる者と知能・魔力で従わせる者。

 仲間のゴブリンを盾に、自分は身を隠すゴブリンシャーマン。


(権力を振りかざす者が、味方の影にコソコソ隠れてどうするんです!) 

「っ!」突っ込む私の視界が歪む、また魔法!


 [眠り]・[停滞]・[混乱]精神干渉系の魔法がユズキを襲う、それでも私の足は止らない。


(この麻痺胞子の中です、そっちだって集中出来ないでしょう?)

 行く先を塞ぐゴブリン戦士が2匹。

 胞子を吸ってフラフラの身体で振り上げた棍棒を避け、(邪魔!)その首を斧で薙ぎ飛ばす。


 まずは1匹!転がる首が血を撒き散らす。

 首を飛ばされて立つゴブリンを蹴り、剣を振り回すゴブリン戦士の盾に、折り重なって倒れたゴブリンの顔を兜ごと斧で割り、おまけの投擲で斧を投げた。


「ナ、ニィッ、ガッ!」杖を構えたゴブリンの胸に斧が刺さり、目の霞みが弱まった。

(命中)残りのヤツも始末しないと、どこだ敵は。

 ゴブリンは殺す、1匹も逃がす気は有りません。

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