現れたのは木之娘、その名もロクショウ!
おーーあたぁー!
あーたたたたたた!!!!
跳び蹴り、そして連続蹴り!
謎の戦士が現われ、そして振り向く。ロム兄さん・・じゃない?誰!?
碧い番傘?を深くかぶった黒装束、、、本当に誰なんです?
「キノコの叫びが聞こえました、なので頑張って走って来たのです。
木を登るのに時間が掛ってしまいましたが、結果は優・良・可で言えば・・・優ですね?」
しかも蹴りが全然効いてない、蹴られたゴブリンがキョトン?って、どうなってるんですか。
「えっっと・・キノコ関係の人ですか?」私、また変なの召還しました?
「ふふふっ、我が名は木之娘!マスターが与えた名はロクショウ、ロクショウ茸の木之娘です」
・・・擬人化!擬人化キノコさんです!なんでこんな事に。
「私を拾ってくれた主人様の命でイメチェンの途中だったのですが、キノコの叫びが私をここに走らせたのです。ロクショウは足が遅いので頑張って走りました」
「な?・・なんでこんな所に木之子人が!?この近くにキノコの里があるなんて聞いてない!」
棘吉が驚いてますが私も驚きたい、キノコ人ってなんですか?私には解らない。
“世界には樹人・草人・花人・魚人・機人・獣人・蟲人、様々な亜人と呼ばれる人々がいます。
かのじょ?・・・キノコ人は霧深い深山・ヒトの世界と分断された世界[仙森]に住むと言われ、ほとんどの人間は見たことが無いくらい珍しいんです”
天の声さん説明ありがとう、っていうか花人?機人?蟲人?
「ふふふっ、ロクショウはキノコの森にいたのですが、悪い人間に捕まって人間をハッピーキノコにする仕事をさせられていたのです。
ご主人様に助けて頂き、人間の死体をハッピーキノコにする仕事をしていたのですが、
『ちょっとイメチェンして来い』と言われましたので、イメチェンの旅の最中だったのです。
今は茸忍者をしてるのです」
情報量が多すぎる、なに?イメチェン?ハッピーキノコ?キノ忍?なに?
「ハッピーキノコはハッピーキノコです。
食べれば幸せ、美味しくて苦痛も悩みも嫌な気分も全て忘れて頭ハッピー!
痛みも悩みもみんな吹っ飛び超爽快!ちょっとのキノコで頭ふわふわなんです!」
・・・・
「えっと、それって依存性のある感じの」麻薬では無いでしょうか。
「依存性は無いです、安全安心で毒とかも無しです。
むしろ成分的には人間の身体には良いはずです。
食物繊維豊富で貴重なビタミン?とかいうのが入っているとご主人様は言ってました」
体に良い毒・・・体に害は無くても頭がパーになるのは毒では無いでしょうか。
「乾燥させて粉にすれば、携帯して持ち運べて便利な沈痛薬のようなキノコです。
苗床だって要らない人間を使うので、死体の処理だって出来るのです」
そうですか、、、「って、この世界の生物は碌なヤツがいないのかよ!人間を苗床にしたキノコとか!邪悪すぎます!
大体キノコその物に依存性が無くても、痛みとか苦悩とかが簡単に忘れられるってだけで人間は依存するんです、そんなのを・・・流通とかさせてないですよね?」
依存性の無い麻薬、そんなのを売っちゃダメです!
「?ロクショウは知りませんが、主人様は『戦場の兵士達は痛み・苦痛・苦悩に日々疲れはて、苦しんでいる。
そんな若者達を救い、治療方の無い病・治す事の出来ない傷、家族・恋人・親友・故郷を失い苦しむ人々を救う。そんなキノコを大事にしたい今日このごろ』と仰ってました」
適当な・・・そして酷い話です。
「あとは『苦痛から人々を救って私は感謝される。その上に私の懐は潤う・・・
素晴らしい!素晴らしいぞこのキノコは!とくにこの、[依存性が無い]と言うのは凄く良い!
使う・使わない選択が個人の自己責任というのは素晴らしく素晴らしい!』
って誉めていただきました。えっへん!」
このキノコの主人は悪魔か何かかな?(?!うぉ!!)頭が!頭が!
脳味噌を掴まれ、直接押え着けられたような鈍痛!そして目眩が!
「ふふふっ!キノコのご主人様は凄い御方なので、不敬な人間には天罰が下るのです。
失礼な事を考えたり口にしたり行動すれば、相応の罰が下るのです」
なにそれ!ヤバく無いですか!天罰?マジで!?
「それを先に言って下さい!」
反省しましたから!失礼な事を考えてごめんなさい!
(・・・頭痛が消えた・・・マジで天罰?トリックとかじゃ無いかんじ?)
《警告は1度目だけじゃ、トリックと思うなら試して見るが良いぞ・・あたまをパーン!ってしてやる》
脳に直接響く幼女の声・・・本当[マジ]ですか。。。女神様??
ハッピーキノコ、マジカルなマッシュルーム、摂取は自己責任。




