キノコの召還です。
「・・・キュアソード デビルサマナーの誕生、、、すごいね!
本当に何者?普通の人間がデビルサマナーになるには、デビルアナライザーとか悪魔召喚プログラムが必要なのに、じつは頭とか腕に機械を埋め込んでる感じ?」
「デビルアナライザーだ・・ですって?」
そうなのですか、この身体の持ち主は一体何者なんでしょうか。
「だって悪魔とか魔物の言葉が解らなければ、交渉なんて無理だよね?
それなのに魔獣キツネワグマが興味を・・もつ・・・なんてね」てへっ!
人の言葉を理解し話す獣は魔獣とか妖獣と分類され、その中で人に好意的な物が聖獣とか神獣。
知能が高く魔力を持つ魔獣と契約する為には、魔獣の興味を引く会話をしたり、好感度を上げるような物を渡し、仲魔契約を結ぶ必要があった。
「そうだね、棘吉が通訳したから・・・って!
お前のせいか!棘吉のせいで私、魔物使いになってしまいました!
なんででしょう?!私、なぜか魔物とかの言葉が解るようになった気がしますが?!!!」
「多分、手に吸い込まれたカードのおかげだね。キツネワグマと契約したことで、魔物使いの資格が手に入ったんだ」
手に吸い込まれた[ペル○ナ]カードが魔物使いの資格証明書ですか、『てへっ!』とか!
「大丈夫なんですよね?変な事とかになりませんよね?」
魔物と融合とか、嫌すぎます。
計算なら最初は足し算・語学なら挨拶から、そして魔獣の能力が込められたカードには魔獣同士の会話能力が必要。
(はぁ・・・どんな事でも最初の切っ掛けが重要ですから、この会話能力、技能でしょうか。
話しが通じて無意味な戦いが避けられるようになった、そう考えましょう)
怪我とか痛いのは避けたいですし。
「一つお聞きしますが、この会話能力・・棘吉のナニカが混ざっていたりしません?」
契約でパスを繋いだ結果、悪魔の言葉が解るようになった、とかないですわよね?
ひゅ~、ひゅ~~~「さっ、さあどうだろ!ボクにも良く解らないね。
まあ気にせず行こうよ。ね?」
「下手な口笛を!どうするんですか!私知らない間に魔物使いになってしまって!」
会話が出来ても、避けられ無い戦いはあります。
その時に断末魔が理解出来るというのは、精神衛生上よろしくないです。
『殺さないで!』とか『痛いよぉ!』とか『オレが殺されてもオレの怨みは仲間が!』
とか、最悪じゃないですか!
「魔物と人じゃ思考が違うから大丈夫じゃない?
悪魔は基本、弱者は強者の贄としか考えて無いから、敗北、即!贄!
弱者の泣き言なんか虫の声と同じさ、なにも気にしないよ」
(棘吉が良くても私はイヤなんですが。
種族が違う場合、言葉が通じても理解は出来ないって事でしょうか)
悪魔が最初に覚えた人語は『たすけて』だと聞いた事があります、その声を出す事で人間が油断し、人間の方から近づいてくると理解したからだそうですが。
「人の姿に似せても、人の言葉を話しても魔物は魔物。
人を食う怪物と言う事ですか」
(他人を簡単に欺し・奪い・傷つけられる人間、それもやはり怪物なのでしょうか。
人間・他人を理解出来ないと言う意味では、同じなのかもしれませんが)
「全ての悪魔がそう、とは言わないけどね。。。あっ!
違うよ?ボクは可愛いマスコット動物だから悪魔とは違うんだけどね!」
「そうですね、棘吉が悪魔ならこの場で切って捨てますが。
悪魔で無いなら切り捨てる訳にもいきません、棘吉がマスコット動物?で良かったです」
悪魔で無いなら何なんだ?て言いたい所もありますが。
「あはははははっ!!!」「うふふふふふふ!!!」
「・・・あっ!話の途中だけど、ワイバーンだよ!」
「あからさまに話を誤魔化しましたわよね?騙されませんわ!・・・?!」
ワイバーンだ!
青空を素早く飛んでくる影、それは巨大な蝙蝠のような羽根を拡げ、鷹より早く滑空し獲物を狙う。
「ま・・」マジですか!?夢だからって!ワイバーンの登場ですか!?
普通頭から突っ込んで来ます、墜落しますよ!
ギャォォォォ!!!!
目測距離で20m、ワイバーンが牙を剥き、耳をつんざく声を上げた!
[バウンドボイス]混乱と硬直を起こす魔獣の叫び!
「[威圧]?[雄叫び]?!」身体が?!
棒立ちしてたらトカゲの餌です!逃げないと。
ですが、体が動きません。
「くっ!練習も何もしていないのに!」大地よ響け、私の唄をいま!
『キノコのこのこ2のこのこ、合わせてのこのこ6のこのこ』
キノコの召還です、来て下さい!
「ノコ?」「キノ?」「キノコ?」
[木之子召還]6匹の木之子が土の下から現われた。
「更に!」魔力を電気に変え、体内から外に放出!
[電撃]スパーク!キノコに電気刺激を与える!
“おや?木之子達が集まって・・・・”
合体![大きな木之子!]になったよ。
「茸ゴーレム!ワイバーンを倒すんだ!」
『キ~~ノ~~~!!!』
茸ゴーレムを喚び出し盾にしたユズキは、身体を低く下げてワイバーンの攻撃を躱す。
ドカッァァ!!!!
「キノ~~~!!」茸はワイバーンの体当たりに吹き飛んで転がった。
やはり茸、格闘タイプでは無かったようです。妖精タイプかもしれません。
「キノコの召還は驚いたけど、キノコじゃワイバーンに勝てないよ!」
「見れば解ります!ですが」あの茸ゴーレムは特別製なんです!
ユズキの声に反応し茸ゴーレムが立上がる、ダメージは受けたが戦意は十分だ!
・・・・
「うん、解ってたけど」
「まぁ・・・そうなりますよね」
茸ゴーレムの上を旋回し攻撃を繰り返すワイバーン、その下で短い手足で頑張る茸、懸命に飛び跳ねてはいるが攻撃は届かなかった。
キノコじゃ飛竜には勝てない、なるほどその通りですね。




