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人肉管理職  作者: はんぺん小僧
10/12

■■**/13/67_35:14:752 晴れが憎い日

十三日目


 今日の天気は晴れ。晴れというより快晴といった方が良いだろう。本来であれば喜ばしいこの天気も、今日は特別嫌な日だ。


 今日から我々の掃除場所が食堂となった。食堂なんていってもただ名前の通り飲食可能なスペースなだけで、特に何か売っている訳ではない。窓は一応あるものの、誰も換気をしようとしない。そこは衛生管理職がやってくれると思っているのだろう。誰かがやってくれても良いのだが。


 さて、今日の本題かつ特にそれしかないのだが、食堂での清掃環境についてだ。単刀直入に言うととにかくむさ苦しい。食堂の清掃は誰も居なくなり、皆が使わない昼過ぎにやるのだが、昼過ぎと言うのがまずいけない。窓越しに太陽の光が嫌と言うほど入ってくる。第一今日は快晴なので特に暑い。防護服も着ているので蒸されている様な感覚だ。それと、これは水分補給の際に気付いたのだが、食堂はやけに臭い。廃棄物の臭いと言うべきか、形容し難い臭いが空気中に蔓延している。それは勿論色んな物を食べている訳だから当たり前なのだが、だったら換気をしてくれと言う話だ。具合を悪くしかねない。それに少し前から感染症予防のため換気をしろと口を酸っぱくして言っているのだが、なかなか改善されない物だ。今日は特に異常事態は発生しなかったが、この悪い空気感のままでは、いつ細菌が異常発生するか不明だ。なので何か良い案があるか考え中だ。皆にも考えてもらっている。一応呼び掛けを工場長にも手伝ってもらうという案を考えているが、それも続くのは数日あたりだろう。いつまでも子供みたいな人は一定以上居るものだ。


 帰りの時、空を見るとまだ雲は見えなかった。ここまで快晴が続くのは珍しい事だ。あまり意識してなかったからかも知れないが、こんな天気はちょっとしたニュースになるだろう。問題は寝る時だ。きっと蒸し暑くて寝れないに違いない。

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