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プロローグ

のんびりペースでで頑張ります

なんだろう。

毎日、毎日、コロナ患者の疫学調査をしても、全然、終わらないんですけど。これ、仕事量の換算あってると思えない。というか、公務員とは思えないブラック職場なんですけど。仲間が良すぎて、頑張り続けてきたけれど、毎日、2時間睡魔で仕事とか私無理なんですよ。そもそも体力ないから、看護師じゃなくて保健師になったのに。


そんな事を考えながら、深夜、帰路に向かう莉子

ぼーっとした頭で道を歩いていた、莉子の目に、

ありえない光景が映った。

深夜のコンビニから、3歳くらいの女の子とお母さんが出てきたのである。お母さんはお酒に酔ってヘベレケのようだった。だか、ふらふらしなだら、娘の手をしっかり持ったまま歩き続けていた。車がびゅんびゅんと走る幹線道路へと。

「危ない!!!!」

とっさに、莉子は走った。まさに、咄嗟の行動である。足がもたれ、時が止まったような長い時間の中を必死に走った。そして、飛びかかるようにして、幼女と母親を歩道側に突き飛ばした。

少女と母は、驚いたような顔で、を見つめた。

証拠はその場で座り込むことはできなかった。

そう、反動である。

幼女たら母を押しのけた反動で聡子の体は、閑散道路へと投げ出された。

眩いヘッドライトの灯

鳴り響くラッパ音

引き裂くようなブレーキ音

あちこちであがる悲鳴

そして、骨を砕くぐしゃという音。

あっ、こんなとこで、死ぬんだ、とは思った。


どうしよう、わたしがここで死んだら、

明日からの疫学調査の人出が一人減って、

迷惑をかけちゃう。。。

それが、この世界で、最後にが感じたことだった。


少しでも気にいる部分がありしたら、

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