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バレットゲイルオンライン  作者: Rafale
第1部 プライベートマッチ編
9/11

第7弾 ショットガン

……ショットガン。ある意味において、スナイパーライフルの対局に位置する銃である。

 スナイパーライフルは狙った場所に正確に届けることを目的にしたものだ。それに対して、ショットガンは狙いからずれても当たるように弾丸が拡散するようになっている。


 瞬間火力、高機動戦闘下における命中率などから近接戦最強の一角であるショットガンはベトナム戦争ではポイントマンと呼ばれる兵士たちが好んで使用したという。

 ゲームでも高機動戦闘を得意とするランオンショットビルドでも特にぶっ飛んでいる張り付きが好んで使用する。


 今、目の前のポイントマンが使用しているのは軽量で知られる、イサカM37フェザーライトだろう。ストックが切り詰められ、ソードオフ化している。マガジンが小さくゴーストロードも出来ない機構だから残りは3発のはずだ。そのぐらいならば、回避は……〔ブォォーーン!!〕


 ……無理だろうな。〔タタタタ!〕


《シキ!ミニガンは任せろ!》


〔ダン!ダン!〕


 フェザーライトを2連射!すぐに左にスライドジャンプで避ける。残りは1発。ジグザグ機動をしながら接近する。〔ダン!ダン!〕


 …ッチ!弾切れのフェザーライトを投げ捨て背中よりもう一丁のフェザーライトを取り出し連射してくる。すぐに腰ベルトから銃剣を投げつけ銃を破壊するが、コンマ数秒の差で発射されたダブルオーバック弾は俺の右足を破壊した。



ーー絶対絶命。その言葉がこれほどにも似合う状況もそうないだろう。

 咄嗟にスリングにぶら下がっていたFALを右手だけで持ちフルオートで弾丸をばらまく!


〔ダダダダダ!〕〔パリーン!〕


 30口径弾がショットガン男へ吸い込まれていき死亡させた。残る弾丸をミニガン使いに叩き込む!


……が、〔カチャカチャ〕


 弾切れだ。拳銃は……吹き飛んでるな。やべー


〔ターン!〕〔パリーン!〕

 ユッケの狙撃が美味しいところを持っていきやがった。



「というわけで、全アイテムください」


「……わかった」


 勝負に負けたPKのオジサンたちはしぶしぶといった雰囲気でアイテムの譲渡を始めた。当然だが。

 結果から言うと豪勢だった。レア武器のオンパレードでRMT換算で180万円ほどになった。中には、公式大会ベスト8報酬のレミルトンMSRカスタム“スターズⅣ”もあった。

 本来ならデスペナですべてを失わないようにガンロッカーに入れておくものだが、全部持っていたらしい。コイツラこれからやっていけるのか?と思わんでもないがどうなんだろうか。



ーシキ自宅ー


「はぁー。もうやらないって決めてたのに……まあ、楽しかったからいいか」


 最近多くなった独り言を言いながら階段を降り、夕飯の支度をする。



「お兄ちゃん。機嫌がいいね。なにか良いことあった?」


 妹が俺の作ったチキンライスを食べながら聞いてきた。そんなにわかりやすいか?

「ユウキに頼まれて、BGOでプラマをやったからかもな」

「え!?まじ!?またゲーム始めたの?いつから?」


 あれ?なんか予想してたのと違う。もっと怒られるかと思ってた。


「待て待て、もちつけ。今日からだ。それに再開するつもりはないぞ」


「え?5年にブランクってその日のうちにプラマで勝てるほど簡単に詰められるの?」

 勝ったなんて一言も行ってないぞ。


「だって、負けたら機嫌がいいわけ無いじゃん」


 そっすか…


「しれじゃ私も一緒にやるよ!英雄の帰還だよ!」


 待て待て、俺は復帰するとは一言も…それに誰のためにやめたと〔ダン!!〕

「誰もそんなこと頼んでない!お兄ちゃんがお預けを食らった犬みたいな顔してるからこっちもやりにくいの!」


 そうか、すまん…


「それと私、今度大会に出るんだけど、メンバーが足りないの!代打で出て!」


 流石に5年のブランクで大会に出ても役に立たないぞ……


「大丈夫3年だから。タイトルはタイタンウォーズだからロボゲーだよ!」



 こうしてプレゼンターとして恐れられたプレイヤーはゲームの世界へ復帰したのであった。


ということで最終回でした。ちなみにこの物語は短編のアーマーナイト6「解放への戦火」の3年後となっております。主人公はゲームANサバイバーと呼ばれるデスゲームの生還者で現在は御茶ノ水の高校に通っています。


 最終回としましたが、第一部の最終回なのでまさ続きます。では、また近いうちに会いましょう。

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