三獣鬼と三妖鬼12
うっひぃ、子供いっぱいいんじゃん
あーしがこの子ら教えんの? まぁやるけどさー
てかアカネちゃんてばどういう感じで教えてんのか知んないんだけど…
あーし流でいっか
「よーし並べーガキどもー」
「はい先生!」
「あーしのことは先生じゃなくてマリハちゃんって呼ぶようにー。それ以外じゃ答えねーし」
「はいマリハちゃん!」
「オッケーオッケー。んで、そこの着物っ娘、こっちこーい」
「は、はい」
「名前は?」
「サ、サクラです」
「サクラっちねー。見たとこあんたが一番こんなかで強いっしょ? ちょい仙力見せてみ」
サクラっちは妖力や仙力がダンチ(段違い)なんよねー。この子の仙力みれば大体のガキどもの実力も分かるっしょ
んでサクラっちが仙力を解放してんだけど
こりゃ思った以上だわ
こんなんすぐあたしなんて超えんじゃね? 将来有望っしょ
「オッケー分かった。もういいっしょ」
「はい…。あの、これで何が分かるんですか?」
「ん?あんたらの修行方法っしょ。まああーしに任せときなって」
「はあ…」
サクラっち、心配してんねー。まああーしの修行法は独自なもんだから正攻法じゃないっしょ
でも結構理にかなってんだよねぇ
「じゃ、サクラっちとー、そこの一本角、それからそっちの猫目、三人で組みなー。それからそこの三人で組んで…」
あーしはガキどもを三人一組のチームにして分けてやる
これは同じくらいの実力のガキを組ませて同じ修行をさせるためなんよねー
「おーし分かれたねー。じゃ、サクラっちのチームだけあーしについて来なー。で、あとの連中はちょっと待ってねー」
三人をつれてあーしは妖魔の森へ向かう
「よっし、じゃあ三人ともこの森で三日間生き残りなよ。じゃ、あーしは他のガキどもの修行見っから」
帰ろうとすると一番小さい猫目があーしのそでを掴んだ
「なーにさー、今修行内容伝えたっしょ? 早く森に入りなって」
「ひぐっ、だ、だって、ここって大人でも危ないってお母さんが」
「キャハハ、何言ってんの。そんだけの力持ってんなら楽勝っしょ」
「で、でもアヤナはまだ小さいんですよ!? こんなとこで生き残れるはずが」
「あれ? もしかしてアカネちゃん伝えてないん? この子の力、サクラっちに次いで強いんだけど?」
「えっ!?」
三人供目を丸くして驚いてんの、なんか面白いわ
てかアカネちゃん教えてなかったんね
いや待てよ、アカネちゃんの場合ど天然だからマジで気づいてないパティーン? あー、あるわー
「まあってことで頑張ってねー」
「ちょ、ちょっと待ってください! それでも!」
「だいじょびだいじょび、まあ試しにやってみなって!」
とりま三人を置いてあーしは戻って残りのガキどもに修行をつけたげることにしたっしょ
残りのガキどもも粒ぞろいか。全くアカネちゃんってば無茶苦茶してんじゃん
ま、そのおかげでここまで実力者がそろってんだろうねー
てかこんなちっこいのまで仙力に満ちてるってヤバいっしょ
「せんせー、どうするんですかー?」
「おっとメンゴー。じゃあ今日はあーしのとっておき教えちゃうよー」
「なになに?」
「すごそう!」
「わーい」
なかなか可愛いガキどもじゃん
あーしは背中にしょってるデコられた魔刀を抜いてガキどもに見せた
「コレはあーしの可愛い魔刀“血染め”。能力は斬りつけた相手の血が止まんなくなるってのヤバいっしょ。今日はお前らにあーしの出す斬撃を避けてもらうから覚悟しなー」
「「えっ!」」
おーおー、見事に全員ハモってるし。オモシロ!
てか不安そうな顔しすぎっしょ。殺すわけじゃないし
あ、説明が足りてないわこれ
「だーいじょーび。斬撃っても当たったらちょっと痛いくらいに抑えるっつーの。あーしを信じな」
「は、はい!」
よーしよしいい子じゃんみんな
あーしは魔刀を腰に構えて居合のような形を作って叫んだ
「集中しな。いつ抜くかは分からないから感覚を研ぎ澄ますんだ」
今ばかりは真面目に
私は心を研ぎ澄まして生徒たちの一挙手一投足を見逃さないよう目を見開いた
そして、剣を振りぬく
「ぎゃふっ」
「痛っ」
「きゃぁ!」
避けれなかったのが何人かいんじゃん
「ほれほれすぐ体勢を立て直す! 気を抜くんじゃないさね!」
二撃目を放つために私はまた剣を構えた
この修行は感覚を鍛え、探知のステップアップを図るのに手っ取り早い
痛みを伴うけど、それこそ集中力をあげるのに役立つさね
やや間を開けて二撃目を放つと、今度はさっきよりも当たった生徒が減った
これならすぐにでも探知のスキルアップできそうじゃん!
やっぱアカネちゃんの指導ってすごいわ
あーしらの子供のころなんかこんな子らいなかったし
おっと、集中集中




