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タロットカードスキルで異世界最強  作者: アルジェント
15/16

ラスボス!

イカ2の傘に惚れた

俺達は王様から貰ったお金で装備を整えた、日属性のエンチャント付きの錬金鉄のブーツ(魔王は日属性が苦手)(錬金によって色々な鉱物を組み合わせて出来た物)や軽い胸当てと厚い皮装備、そして短剣を買った。


そうして準備を整えた俺達は魔王の住まう魔王城へと向かった。





で...魔王城手前に来た。ましろに狼状態になってもらい、乗せてもらって来たため半日で着いた。もちろん休憩ありで。



「ここが魔王城か...」


「ですね...」


魔王城は全体的に黒く、とても禍々しかった。


「ましろ、行こう」


「はい」


俺は慎重に門を開けた



開けきった途端左右から鉤爪を付けた悪魔が襲いかかって...来ていた。


回転切りならぬ回転蹴りで一発だった


瞬殺だった


「あれ?このブーツ強すぎじゃね?」


「いえいえ、ご主人様が強いのですよ」


「そ、そうか」


気を取り直して中庭を歩く


丁度中央辺りにまで来たその時


「ハハハハハハハハハハハハハハハハ」


「どこだ!?」


「ご主人様後ろの像です!」


「フハハハハ!よくぞ気づいたな!」


「犬の嗅覚を甘く見ないで下さい!」


「いや!?今人状態だよね!?てか狼だよね!?」


大まかな括りだと犬だけども


さて、像に化けてたこいつは手が4本あり、背中に黒く大きな羽があった...いや、現在進行形である...地面に。


「ぎゃあああああああああ!」


俺は力と太陽のカードを使い、強化された日魔法で相手の腕と羽の付け根を焼いた。


「貴様...ツッコミしながら殺すだなんて...器用...な...」


ばた


あれ?これは...俺が強いのか?


「あー、ご主人様、上位の悪魔を倒すだなんて、それも瞬殺。」


「これ俺...」


「「人外だ(です)」」


その後、城の中でも圧勝だった、結構強い奴も出てきたが1分以内に倒せた。




圧勝だった



「これは...」


「この大きくて禍々しい扉は...」


「ボス部屋かなぁ。」


「魔王...気を引き締めて行きましょう!」


「おう!」


俺は隣のレバーを引く、すると目の前の扉がゆっくりと開いた。


「待っていたぞ、勇者...よ...」


「お前が魔王か...さあ!俺が成敗してやる!」


「ドロー!力!太陽!」


そして


「発動!」


な!?無傷!?そんな馬鹿な!?


魔王が俺の目の前まで来た







あ、終わったな...











「勇者よ...」






「俺と結婚してくれ」






「「は?!」」



いや!これは罠だ!



待てよ?こんな台詞言わないでも普通に腰にある剣で刺せば良いし、最悪タックルで死ぬ。なのにチャンスを逃してまで俺に告白しやがった。ということは...


「は?マジ?」


「本気だ」


少し中二臭い漆黒の鎧を纏った魔王は右手に剣のかわりに沢山の黒いバラの花束を持っていた


「えっと...俺のどこが好きなんだ?」


「気の強そうな所が好きだ!そして心の中で少し怖がってる所が好きだ!」


「怖くねーよ!」


「そして何より...」


「何よ...り!?」


俺は急に床に押し倒された。床ドンである。


「お前のその銀髪、その小さな体、そしてそれに釣り合わないとても大きな胸が大好きだ。」


こ、こいつ!?ロリコンだー!?


「我はロリコンであり、大きな胸など邪道だと思った」


巨乳は王道ですよ


「しかし!俺は...ロリ巨乳に目覚めてしまった!!」


「このロリコン!悪魔!変態!警察に突きつけてやる!」


「フハハハハ!警察なんかに捕まる訳なかろう!」


「けい...さ...つ?」


あ、ましろがやっとしゃべった。


「魔王!」


「なんだ」


「俺は...お前の嫁になるつもりは無い!そもそもなんだよ!勇者と魔王が結婚って!?」


「な...魔王と勇者の壁は大きいのだな...」


どうやら分かってくれたようだ、良かった。


「ならば、我は、魔王を辞める。」


駄目だ、こいつ、全然分かってねえ...


「てか、そんな易々と魔王辞めて良いのかよ!?」


「全てはお前への愛だ!」


愛ってスゲー


「というか俺は魔王じゃ無くなったとしても結婚なんてしない!」


「仕方ない...最終手段だ...」


最終手段!?俺は構える。それにあわせてましろみ構える。


「はい、俺のステータス」



名前 カオス

 年齢 213

 職業 魔王


 能力

 レベル 1259

 力 3972

 守 3451

 魔 3682

 速 2998

 運 3124


 スキル

 魔王流剣術Lv10 月魔法Lv10 眼Lv10 消すLv10


 エクストラスキル

 魔王の中の愚王Lv10




「本当に最終手段だー!!」


は?てかなんだよこれ全部3000辺り行ってるし...レベルも1000越え...あ、勝てねえや。


ここまで惚れてくれて良かったと思った事は無い


というか魔王の中の愚王ってなんだよ!愚王なのは今身を持って体感してるけども!てかこいつもう王じゃねーだろ!


「あ-、なんだ、そのー。拒否権はない、拒否したら世界終わらせる?」


「怖!ってかなぜ疑問系!?」


「そうかそうか、よしよし、怖かったなー。」


「怖いのはお前だよ!」


「で?返事は?」


これ断れねえ...断ったら俺が死ぬどころか何億もの命が終わる!


「ご、ご主人様...」


仕方ない、諦めよう。


「分かった、俺はお前と結婚する。ただ条件がある。」


「なんだ?」


「えっちな事はお預けだ、お前が俺のこと本気で好きなら俺のことを脅迫なんかではなく、本気で惚れさせてみせろ!」


「ご主人様...格好いい...(でもご主人様チョロいからすぐ惚れそう)」


「ふふふ、良いだろう!望む所だ!」


こうして俺は元魔王の嫁になったのだめでたしめでたし...いやめでたく無いけど




「まてえええええい!」


誰だ!

「どうも、嫁になったシャーラです。」


「ネタが思い浮かばないましろです。」


「あーあ、結婚しちゃったよ」


「えっと、おめでとうごさまいます?」


「うん、ありがと。さて、もうそろそろこれ書いてる人の体力ないし、次回予告いこーか」


「はい!次回[軽くあしらわれるホントのラスボス!]」


「可哀想だな...」

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