高校生達のGW
ゴールデンウイーク。
それは最高の長期休みだ。
「リュウジ!ゴールデンウイーク、略してGWの予定はもう決めたんか?」
「俺は今回のGWは幼稚園巡りでもしようと思うよ」
そうライチとイッペーが声をかけてくるが、どうやらライチはまだ予定を決めていないらしく、イッペーは着々と変態への道を突き進んで居る様だ。
「GWかぁ、別に予定ないなぁ。家でゴロゴロかな?」
「リュウジ!じゃあGWお前ん家泊りに行ってイイか!?」
リュウジは両親は旅行でも行くし、と了承した。
「別にいいぞ。なにか予定もないしな!」
するとライチはニヤニヤと顔を歪ませながら礼を言った。
「おおきに、リュウジはん。楽しみにしてるで?…妹さん」
「!りゅリュウジッ!俺もいいか!?行っていいんだな!?」
「イッペー、お前予定あるんじゃ?」
突然のイッペーの言葉に戸惑う竜二だったが断る理由も無いので了承した。
そしてGWに入った。
夕方に2人は来ると言うことなので夕飯を用意しながらまつ竜二。
ピンポーンとチャイムの音がしたので竜二は玄関に向かった。
「リュ〜ウジ君、い〜れ〜て!……入れろゆうとるやないかぁぁ!!」
「おい!ライチ!落ち着けって!リュウジそのうち開けてくれるだろ」
玄関を開けるとライチを必死に抑えているイッペーが目に入った。
「悪いなイッペー、さっ!中入ってくれ」
「「お邪魔しまーす」」
2人は入った瞬間靴を模索していた。
「なにしてんだお前ら?」
「あっいや!どんな構造になってるのかなって靴箱を…ね」
「そうそう!珍しくてねウチ靴なんて無いし」
「いや、お前今靴履いてんじゃん」
竜二が冷静なツッコミをした後2人を奧へと通した。
そして夕飯の時妹の事を聞いて来たので旅行に行ったと伝えると2人はしばらく号泣していたのだった。
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