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HRでの日常

竜二は家から走り無事10分前に教室に着いた。


「いや、われながらよく10分前に着いたと褒めてやりたいな」


「誰を褒めたいって?」


「俺のことか?」


後ろから竜二は声を掛けられ振り向くと坊主と金髪の中学からの友人2人がいた。


「よう、おはようライチ、イッペー」


金髪の方は、小鳴こなり 羅一らいち金髪でチャラいがいい奴だ。そしてキラキラネームだ。エセ関西弁も使う。


坊主の方は、田中たなか 一平いっぺい坊主だが、別に部活はやっていない。まぁ見た目からして真面目だ。


「「………」」


「いや!なんとか言えよ!俺なんかしたか!?」


「!よう、リュウジ!」


「初登場でさ、名前一瞬忘れたんだよ」


「そう言うのは思っても言っちゃダメなんだってぇぇ!」


あまりの雑さに思わずシャウトしてしまった竜二。


「ところで聞いてくれ、俺ん家の目覚まし時計がさ今日の朝軽くホラーになってたんだが」


竜二は軽く朝のことを2人に話した。


「はぁーん、そんなことがあったんか大変やったな…リュウジ?」


名前の前に妙な間があるライチ。


「いや、まだ名前でつまづいてんのかよ!」


「それにしても僕の妖怪ウ○ッチがまだリュウジん家にあるんだね」


そこへ朝のチャイムが鳴る、それとほぼ同時に女の担任の先生が入ってくる。


「よーし、日直、号令しろ」


きりーつ、れい、ちゃくせきと小学校さながらの号令が掛かる。


「じゃ、名前呼ばれた奴がこの日誌に自分で全員分の名前書きに来いよ〜、分かったか?相坂ぁ」


名指しで呼ばれる竜二。


「だからぁ!おかしいだろ!そもそも名前呼ばれた奴って出席番号1の俺しか選択肢ねぇだろ!?」


「なんだ?気に食わんのか?しょうがねぇなぁ、…お願いリュウジ君みんなの分書いて?」


突然担任の甘えた声で名前を呼ばれる。


「すみません。流石に三十代のおねだりは、ヘドが出るんで辞めてもらえませんか?」


と竜二は失礼なことを平気で言う。


「バッキャロォ!あたしはまだ27歳だ!」


「そこじゃねぇだろ!ヘドのとこ注意しろよ!」


そこで予鈴のチャイムが鳴ってしまったので渋々日誌に今日の出席者にチェックを入れる竜二だった。

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