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転校生VS噂?

最近のマイブーム、胡座。

次の日竜二が登校するとライチが興奮した様子で駆け寄って来た。どうやらシオンの事がもう学校中に知れ渡っている様だ。


「おいリュウジ!聞いたか!?聞けよ!」


「お前はまず待つことを知れ」


で?とどうせシオンの事だろうと思いながらもライチの話を聞く。


「あぁ!そうやリュウジ!今噂になってるの知ってるよな?」


「ああ。」


「なんと!新しい女子がいるらしいで! 駅前のマックに!」


「なんの話だァァァ!!えっなに?転校生の話題よりよ駅前のマックの店員の話の方がインパクトでかいの?」


「だってその店員幼女だぜ?」


「なんでだよ!働けねぇだろ!」


「斬新やろ?」


「えっ?それで片付けちゃって良いの?」


そこへ今までどこへ行ってたのかイッペーがリュウジ達の所へ駆け寄って来た。


「おい二人とも一大事だ!」


余りの切羽詰まったイッペーの表情に真剣になるリュウジは事情を聞いてみた。


「あっあのな。俺はもしかしたら今から話す奴の事を殴ってしまうかもしれない。その時はお前らで止めてくれ。」


「一体何があったんや、イッペー?」


「…今日転校して来てる奴のことなんだがなあいつは…あの野郎は…」


どうやらシオンの事の様だがあの温厚なイッペーをここまで怒らしたことにリュウジは驚きを隠せなかった。


「そいつが、シオンがなにしたんだ?」


「あいつは今日ぱ…」


「「ぱ?」」




「パンツを履いて来てないんだァァァァアアァァァァ!」


この時リュウジは確かに教室の空気が死んだことを感じた。そしてある疑問にたどり着き泣いて膝をついているイッペーに優しく声を掛けた。



「なぁイッペー?なんでお前が知ってんの?」


その問いに顔を伏せていたイッペーが凍りつく。



この瞬間イッペーがある異名がクラスで決まった。



『嘆きのエアブレイカー』と…


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