12話 オルスト街襲撃 3
すこし間が空いてしまいました。
作者のクラスはインフル10人?くらいになりました。
このインフルブームは恐らく作者が広めたと思います。
インフルが広まる前、作者は風の症状でゴホッゴホッと、
現在では鼻水止まらず、咳きもインフルみたいな咳きで寒気がする状態です。
友達曰く、○○(作者の名前)はすでにインフルかかってるけど発症してないだけ。
だそうです。
明日くらいに発症するのかな?
リーダー格のMOBはゴーレムだった。
多分ゴーレムで合ってると思う。この無機質な物で出来た生き物というより人形に近い。
某ゲームのレンガっぽいのがいくつも合わさって、出来たゴーレムとは違い、目の前のゴーレムは継ぎ目というかレンガとレンガの間の切れ目?がなく石っぽいので出来た人形だ。
それにしても―――
「でかすぎ!」
5mってあれだよね、大きすぎるよね。俺が今握ってる大剣もゴーレムと同じ位の大きさだから大剣も大きい?
ゴーレムらしきもの(以下ゴーレム)はこちらに気づき、太い足でドシドシとこちらに向かってくる。
あんなに大きいのに向かってくる速度は結構早い。
少しでも犠牲を減らすため、少しでも早くこいつを倒さないと。
いくら強くても自称神様から貰った能力なんだし、威力もオークやスケルトンウォーリアで実証済みだ。さすがにゴーレムでも一撃で終わりだろう。
俺は大剣を強く握りしめ向かってくるゴーレムの顔に、そう思いながら大剣を振り下ろす。
―――カキンッ
なにかを弾くような音がした。いや、したようなきがした。
大剣はゴーレムに届かず、見えない壁に弾かれ、俺はゴーレムの蹴りを真正面からくらった。
「クー!」
「…っ、……………うっ」
痛い。めちゃくちゃいたい。HPゲージを確認してみると7割も減っていた。………7割!? 2回続けてくらったら…。やばい!
「ハイヒール」
俺は僧侶の回復スキルヒールの上位に位置するハイヒールを唱え、HPを回復する。HPゲージはMAXまで戻る。
それにしてもさっきのはなんだったんだ?なんか見えない壁のようなものに跳ね返された気がするんだけど。
どこかにきっとあるはずだ。攻撃が通じる弱点が。それか見えない壁をどうにかする所が。
俺は今度は自分からゴーレムに向かっていき、足を薙ぎ払うように斬り付ける。
―――カキンッ
ここもだめか。
大剣は再び弾かれ、ゴーレムの太くて長い腕が上から降ってくる。俺はそれを防ごうとするが途中で防ぐのを止め回避する。
こういうMOBってゲームとかでもそうだったけど大抵怪力なんだよね。怪力の攻撃を真正面から防ぐなんて無謀すぎる。
俺はゴーレムの腕に大剣を振り下ろす
―――カキンッ
大剣は三度弾かれ、ゴーレムの腕はそのまま俺の方へ腕をバットを降るが如く振られる。
リリィがゴーレムの腕と頭にハイショットを撃つが見えない壁に弾かれる。
「………くっ!」
俺は大剣で受け止めるため両手で大剣を握り防御姿勢を構えたが、やはりというか、ゴーレムの怪力でガードしたまま吹っ飛ばされる。
俺は吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。
ゴーレムはドシッドシッとさっきよりも早い速度で俺に向かって来て、片方の足を高く上げる。
ちょ、まさか俺を踏み潰す気か?
俺は立ち上がり回避しようと思ったが、間に合いそうにないので大剣で防ごうとする。
ガードしたまま吹き飛ばす怪力を受け止めれるのか?
俺が構えた大剣の場所へゴーレムの足が落ちてくる。
―――ジュゥゥゥ
ふぇ?
落ちてきたゴーレムの足は大剣に触れる(・・・)と鉱石で出来ている足が溶けた。
もしかして足の裏だけ見えない壁がないとか?
あぁ、足の裏まで見えない壁があったら歩くとき、見えない壁が邪魔をして歩けないからか。
ゴーレムは片足が完全に溶けてしまったためバランスを崩し倒れる。
しかしHPゲージはまだ半分より少し少ないくらい残っており、必死に腕を動かし立ち上がろうとする。
この能力で半分ちょっとだけ? ゴーレムどんだけすごいの?
バランスを崩した事によりゴーレムの足の裏が丸見えになる。
その足の裏をリリィはハイショットを撃ち、HPゲージをどんどん削っていく。
あと一撃でHPゲージが0と言う時突然リリィは攻撃をやめ、俺に言ってきた。
「とどめはクーがするべき。弱点を見つけたのはクー」
どうやらとどめは俺に譲ってくれるようだ。
リリィは優しい子です。
「いいよ、リリィがとどめ刺していいよ」
実をいうとそろそろきつい。
朝は身体がだるかっただけだけど、今は頭も痛いし、もうあんまり動けない。
俺が言った瞬間炎で出来た大剣も消えてしまった。
「わかった、ありがと」
リリィはそう言い、ゴーレムに止めを刺した。
HPゲージを0にされたゴーレムは光の玉をなって消えていった。
『おめでとうございます。『Eternal friends』によりリーダーMOBが討伐されました。イベント『オルスト街襲撃』をクリアしました』
そんな声が頭の中に聞こえてくる。
うわ、めっさ頭いたい…。頭の中でしゃべらないでほしい…。
『はっはっは、おめでとう。生き残ったプレイヤーの諸君。さて、それでは結果発表といこうじゃないか』
すみません><
久しぶりの更新の上、短いです。




