ep8.終わりの旅
俺達の長い旅が始まった。
何故過去形にしたかって?
きっとこの旅は、何度も繰り返される。
そして、これは英雄譚だ。
「疲れましたー」
旅に出て早々にメディが文句を言い出した。
流石に全然運動してないような奴が長距離歩ける
わけがない。それとメディには荷物もあるしな。
「それじゃあ、もう少しで村に着くからそこで休もう」
「はい……」
メディはくたびれた声で返事した。
俺たちは村に着いた。だがそこは、村とは呼べる場所では無かった。
家は壊れ、地面もひび割れ、村の中央には
とても大きな木が生えていた。
「リン様、ここが村なのですか?」
「多分な……」
メディも少し怯えている。そして村の奥から
老人がやってきた。
「もしや、勇者様! どうかこの村をお助けください!」
「その前に状況を教えろ」
老人は涙を流しながらこちらに訴える。
「一ヶ月前、四天王を名乗る男がこの村に来て、
その結果がこれです。そしてあの木は、元々、
神が宿るとされている神樹でしたが、
男が何かを植えた途端、暴走してしまったのです
……どうか、どうか私たちをお助けください!」
利津の奴、本気で何もしてなかったのかよ。
「わかった……だがその代わりに報酬をよこせ。
俺は何でも屋じゃないからな」
そして俺たちは神樹を壊しに行った。
見た目はまず神樹とは思えないほど禍々しい見た目だった。
「メディ、行くぞ」
「はいっ!」
壊そうとした時、神樹の根が喉を貫いた。
息ができない。苦しい。でもそっか、流石に反撃するよな……
今回はダメでした。
リンは生き絶えた。
スキル発動<ロード>発動完了
「疲れましたー」
旅に出て早々にメディが文句を言い出した。
マジかよ……どんだけ巻き戻しされるんだよ。
リンは呆れる。
「それじゃあ、もう少しで村に着くからそこで休もう」
「はい……」
メディはくたびれた声で返事した。
俺たちは村に着いた。だがそこは、村とは呼べる場所では無かった。
家は壊れ、地面もひび割れ、村の中央には
とても禍々しい神樹が生えていた。
「リン様、ここが村なのですか?」
「多分な……」
メディも少し怯えている。
「メディ、着いたとこ申し訳ないんだが、あの木を壊すぞ」
そして村の奥から
老人がやってきた。
「もしや、勇者様! どうかこの村をお助けください!」
老人は涙を流しながらこちらに訴える。
「一ヶ月前、四天王を名乗る男がこの村に来て、
その結果がこれです。そしてあの木は、元々、
神が宿るとされている神樹でしたが、
男が何かを植えた途端、暴走してしまったのです
……どうか、どうか私たちをお助けください!」
利津の奴、あいつは本当に勇者なのかよ。
「わかった……だがその代わりに報酬をよこせ」
「わかりました」
そして俺たちは神樹を壊しに行った。
見た目はまず神樹とは思えないほど禍々しい見た目だな。
「メディ、行くぞ」
「はいっ!」
先にあいつを起こしてやらないとな。
「エクスプロージョン」
その瞬間、リンの手の上から巨大な火の玉が出現し、リンはそれを神樹にぶつけた。
神樹は目覚めたのか、根を振り回し奇声をあげていた。
「この根には絶対近づくなよ、急所を狙ってくる」
「わかりました」
まずはあの根を全て切らないとな。
新スキル<レベルアップ>
このスキルは武器のステータスを上昇させる。
グサッ……
リンは2本の根を切り落とした。
やっぱり硬い。だがメディは木に少しずつ打撃を入れていた。
やっぱりあいつには勝てないな。
バタッ
リンは突然倒れた。起きあがろうとしても無理だった。だんだん視界が暗くなってきた。息もしづらい。
「リン様! リン様!」
こちらへと走ってきたメディが泣きながら必死に
リンの名前を読んだ。
だが答えてはくれなかった。
スキル発動<ロード>発動完了
「もしや、勇者様! どうかこの村をお助けください!」
老人は涙を流しながらこちらに訴える。
少し進んだ……
「一ヶ月前、四天王を名乗る男がこの村に来て、
その結果がこれです。そしてあの木は、元々、
神が宿るとされている神樹でしたが、
男が何かを植えた途端、暴走してしまったのです
……どうか、どうか私たちをお助けください!」
利津の奴、あいつは良い加減改心してくれないかな。
「わかった……だがその代わりに報酬をよこせ」
「わかりました」
そして俺たちは神樹を壊しに行った。
見た目は本当神樹とは思えないほど禍々しい見た目だ。
「メディ、行くぞ」
「はいっ!」
前回と同じようにあいつを起こしてやらないとな。
「エクスプロージョン」
その瞬間、リンの手の上から巨大な火の玉が出現し、リンはそれを神樹にぶつけた。
神樹は目覚めたのか、根を振り回し奇声をあげていた。
「この根には絶対近づくなよ、急所を狙ってくる」
「わかりました」
今回は本体を切らないとな。
新スキル<レベルアップ>
このスキルは武器のステータスを上昇させる。
グサッ……
リンは木の幹に斬撃を入れた。
やっぱり硬い。だがメディは木に少しずつ打撃を入れていた。
あの子はどこまで強くなれるのやら。
バタッ
リンは倒れた。起きあがろうとしても無理だった。だんだん視界が暗くなってきた。息もしづらい。
「リン様! リン様!」
こちらへと走ってきたメディが泣きながら必死に
リンの名前を読んだ。
だが答えてはくれなかった。
また同じことの繰り返し。何故だ?
どうにか、このげ……
スキル発動<ロード>発動完了
また、また、また、また、また、また、何度も、なんども、何度も、なんども、倒れる。息が消える。
生き絶える。少しずつやり方を変えてみた。
でも……
死ぬ
スキル発動<ロード>発動完了
スキル発動<ロード>発動完了
スキル発動<ロード>発動完了
スキル発動<ロード>発動完了
スキル発動<ロード>発動完了
スキル発動<ロード>発動完了
リンはただ一つ、死の中で悩み苦しんだ。
何故……自分はこんなにも弱いのだろうか?
なぜ、自分はこんなことも解決できないのだろうか?
なんで、路歌(あの子)との約束も守れないんだろう。
何故、同じことを繰り返し続けるのだろうか?
怖いな、嫌だな、生きたくない、また死ぬのが怖い。
そう何度も繰り返す、繰り返した。
「燐は燐だよ! 元気出してくれなきゃ約束破ったことになるよ。だから、まだ生きて。
あの子を守ってあげて」
肩を叩かれた、優しく。声が聞こえた、安心する。何故かやる気も少し出てきた。
スキル発動<ロード>発動完了
「メディ、行くぞ」
「はいっ!」
その前に、
「アイン、あいつから何か感じないか?」
リンの影から出てきたアインが冷静に解析、説明した。
「あやつは、寄生型の胞子をばら撒いている。
しかも厄介な事に神経麻痺、致死毒も入っている」
そういうことか。
「ひとまず、試しにメディの中に入ってくれ」
「了解」
だったらこちらからまず攻撃だ。
「エクスプロージョン」
その瞬間、リンの手の上から巨大な火の玉が出現し、リンはそれを神樹にぶつけた。
神樹は目覚めたのか、根を振り回し奇声をあげていた。
「この根には絶対近づくなよ、急所を狙ってくる」
「わかりました」
今回は本体を切らないとな。
新スキル<レベルアップ>
このスキルは武器のステータスを上昇させる。
グサッ……
リンは木の幹に斬撃を入れた。
やっぱり硬い。
その時、メディからとてつもないオーラが出てきた。
融合、できたか。
「メディ! 今お前の中にはアインがいる。上手く息を合わせて攻撃してくれ」
「わかりました?」
その時、メディの心の中でアインの声がした。
「アインさん、聞こえてますか?」
「聞こえているが、これはどういう状況だ? まさかお主……いやなんでもない。ひとまず我がお主と融合する。せいぜい武器を装備したと考えてくれ」
メディの腕にガントレットがついた。
「では木にまず……一発!」
ドガンッ!
神樹は大きく凹んだ。
「メディ。 想像以上だ! そのまま攻撃してくれ」
「……嬉しい」
そのままにやけながら神樹にラッシュを喰らわせた。
根がメディを攻撃しようとするが、リンが全て切った。
そして神樹は本気になったのか、目に見える程濃い奉仕をばら撒いた。
だがリンが切り刻んだ。
流石にこれなら消えるはずだ。
一方メディは……いまだに神樹を殴り続ける。
「もうそろそろ必殺技! 的に決めても良いのではないか?」
「わかりました! ラスト一発!」
流石に必殺技なのだから名前ぐらい付けた方が……
そう頭の中でツッコむアインであった。
神樹は横にぺっちゃんこに潰れていた。
そして初めての人助けはようやく幕を閉じた。
「勇者様! ありがとうございます。こちら、報酬のペンダントでございます」
それは村にしてはしっかりとしたペンダントだった。
解析結果
名称:龍のペンダント
効果:攻撃力上昇、防御力増加
追加効果:竜の末裔が装備すると、魔力量が増加
装備者:竜の末裔限定
ふーん、これメディにしか付けられないやつじゃん。
「ほら。いらないからメディ、付けろ」
メディは顔を赤くしてロボットのような動きで
ペンダントをもらった。そして付けた。
「リン様、なんだか強くなったような気がします!」
「良かったな」
そして俺たちは宿を借りて休んだ。
「ところでリンよ。さっきの件なのだが、もしやメディは……」
「あぁ、竜の末裔だ。しかもお前のな」
アインはものすごく笑っていた。
「どうりでか! 入った時妙にしっくりときたもんでな」
「だから、これからはお前がしばらくはサポートしてやってくれ」
「了解だ」
そして風呂から上がってきたメディが眠そうにこちらにきた。
「なんか話してましたか?」
「いいや、なんでも」
そのままメディはリンの膝で倒れ込み、眠ってしまった。
すごい笑顔で……
俺はメディをベットに置き、窓から外を見た。
外は暗く、その中森、雪原、そして城。
世界が広がって見えた。
そうだ、俺たちの冒険は始まったばかり。
こいつらの面倒も見なきゃいけないしな。
……楽しみ、か。
初めて燐はこの世界が素敵だ思えた。
こんにちはーー!
特に書くことないので、ここら辺で。
元気よく挨拶したのになー……
次回も読んで下さい。




