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まちがえ勇者の英雄譚  作者: たぬきうどん
君の英雄、私だけの英雄
10/11

ep0.全てが分かった日

これはリンではない誰かのもう一つの物語。

似た悲劇に耐えられなかった少年の物語。

誰も救いの手を差し伸べてはくれなかった。

タスケテ……そう叫んでもダメだった。

君がいないと生きれない。

これは彼の。(コードは削除されました)の本当の英雄譚。ではない、復讐譚だ。

そして、彼の名ハ(削除されまし(コードは削除されました)た(コードは削除されました)サクゾサレマシタ俺はコードは削除だれました。

今日から高校生! しかも彼女と同じ高校になった!

これは何と嬉しいことか。このためだけに勉強一本

に絞ったかいがあった。俺自身はもう死んでもいい。だって、日本一の高校に彼女とともに入学できるのだから!

「いい天気だね! まさか君とおんなじ高校に行くとはね……成績ヤバかったのにね」

少しクスッと笑いながら話してくれた。可愛すぎ。

「そのために頑張ったんだよー。ほーめて!」

「わかったよー。お疲れ様♡」ヨシヨシ

彼女の手が俺の頭に! 最高すぎ。

「じゃあ燐! 私にもなでなでして!」

「わかった。お疲れ様♡ 好きだよ」なでなで……

最高だ! これゆめじゃないよね⁉ しかもすごい溶けそうな表情で……猫みたい。可愛いすぎだろ。

そうして2人で横断歩道を渡ろうとした瞬間……

目の前が眩しくなった。

「うわぁー!」

何が起きた!? それよりも無事なのか?

「無事か?」

「うん! 大丈夫」

そして周りを見渡すとそこは中世のような近代のような外国の城のような場所に立っていた。

「王! 勇者の召喚が成功しました!」

「ではそなたらが勇者なのだな。では名乗ろう、私はヴァルリア王国国王。

そちらも名乗ってはくれぬか?」

これって、マンガでよくある異世界召喚ってやつ⁉ てことは、魔王を倒すRPG系かな?

そうして俺たちは自己紹介をした。

国王は名前を聞いた後、表情を柔らかくした。

「では、簡潔に伝えよう。そなたらは勇者であり、今から魔王を倒してきてほしい」

よかったーRPGだわ。しかもこの世界観、俺がやりこんでいたゲームだ! これならクリアまで短いかも。

「はい! わかりました」

「では、騎士! 金貨50枚を用意しろ」

「承知いたしました」

騎士たちから金貨50枚を受け取り、城から出た。


「どうしよっか? 勇者になっちまったよー」

「ほんとにどうしようね……でも、いてくれてよかったな」

その言葉がとてもうれしかった。ぜったいに守ってやる。

そして世界を救おう。と決めた。

「まずは、装備を買おっか。多分鍛冶屋にあるし」

「あっ! 簡単に倒せるかも!」

すごい無茶な考えをこちらにもってきた。でもできるかも。

そして鍛冶屋についた。

「多分俺は剣士かな」

「多分……?」

俺たちは装備を買い、早速クエストを始めた。

依頼内容は、アストラ大洞窟にいるメタルスライムと、アイアンスライムの討伐だ。

「ここがアストラ大洞窟か。広いなー」

中は思ったよりも広くて、どのくらいだろう。東京ドーム1つ分ぐらいかな?

「メタルスライムいたよ!」

あれがメタルスライム。よくあるような外見だ。

「じゃあ、行くよ! うぉー!」

「火玉ファイアーボール!」

2人の連携が合ったのか、メタルスライムは溶けて、中からきれいな石が出てきた。

「これは……魔力石だ」

魔力石。これは、基本的に魔物からドロップするアイテム。これは、ギルドでお金と交換したり、

武器への魔法付与、武器や装備作成に使える。

「今度は奥にアイアンスライムみたいなのがいるよ! すっごい硬そう」

彼女はその方向に向かって走っていった。

あれ、この階層には確かメタルスライムしか出現しなかった気がするのに……

「まって、気を付けて! この階層にはメタルしかいないから」

「えっ……じゃああれって?」

俺らがメタルスライムだと思っていたものは、S級モンスター(トリック)だったのだ。

「ひとまずこっちに来て!」

彼女はこちらに急いで戻ってきたが、あれは倒せるのだろうか。

「だったら先手必勝! 行くぞ!」

俺は剣をモンスターに当てたが、びくともしていなかった。

俺はやられそうになったが、傷一つない。そう思って目の前を見ると……

彼女の胴体は貫かれていた。そのまま2人とも壁へと吹き飛ばされた。

「大丈夫かよ!」

回復魔法がわからない俺を、自分を今は憎んでいた、後悔していた。

「大丈夫だよ、命の終わりぐらいわかってる。だって天才だもん。

だから、最後に伝えます。あなたを好きになった理由」

俺はずっと戸惑っていた。

「実は小学生の時、みんなからいじめられていたの。でもあなただけが私を守ってくれて、それからかな? 君が好きになったのは。だから、中学生で、あなたに告白できるチャンスが来て、私はあなたの彼女になったんだ。

だからさ、今までずっと守ってくれていたんだからさ、たまには君を守らせてよね……」

「まだ生きる可能性だってあるだろ! なんでそんなに悲しい顔をするんだよ! 一緒に帰って、

高校生活しようよ! デートにだって行こう! まだやりたいことは山ほどあるのに……死んじゃ嫌」

俺は泣きながら必死に叫んだ。生きていてほしいから。

「……テレポーション。 生きて」

その瞬間、俺を光が包んだ、そして初めての口づけをされた。

「バイバイ。」

そういった路歌はモンスターに引き裂かれた。

「……!」


目が覚めると、国の真ん中に立っていた。早く救援隊を呼ばないと……国王に知らせないと……

そして城の中に入り、国王にこのことを伝えた。

「それは災難だった。だが朗報じゃ、お主は勇者であり、勇者ではない。あの娘もじゃ」

「え……」

俺は頭の中にいくつもの感情が入り混じった。じゃああいつは、あの子はなんのために死んだのか。

「こい、新勇者よ」

「はい」

そうして現れたのは、美青年だった。

「実は、お主らには勇者適性のない異世界人だった。いわば、‘巻き込まれ‘だ。そして城を出た後、

直ぐに異世界人が来たのじゃ。しかも勇者適性がある異世界人だったんだ。だからお主には、

勇者をやめてもらいたい」

「は……」

「ごめんね? あとは僕が魔王を倒すから」

美青年。あいつは、嫌がらせのようなしぐさで謝ってきた。

俺の中には怒りでいっぱいだった。

「ああ辞めてやるよ! どうぞ勝手にやってくださいガキとジジイはな!」

そういって城から走って抜け出した。


それから1か月がたったのだろうか……俺は宿でひたすら泣きながら自傷行為を続けていた。

あいつを忘れないように。ストレスで白髪にもなってしまった。

「久しぶりにギルドに行くか……」

ギルドに行って、冒険者登録をしに行った。

俺は表を見ると、俺の適正職業はS級暗殺者だった。

あぁあいつを殺したのは、職業を確認せずに巻き込んだ俺だったんだな……

その瞬間、俺はどうでもよくなった。だったらこの世界で生きよう、復讐しよう。

……全部壊そう。

俺は勇者装備をすべて売り、制服のYシャツを着て、武器も買った。


「……もう全部壊すしかないよな」


それから何年が経ったのだろうか?

今の王国は、人口が半分以上死んだ。

少し前に、魔王軍がやってきて、少し戦争が起きた。そして俺は魔王を殺した。

同時に国王と勇者も殺した。

だからこの国は今無法地帯になっている。

服の裾には血が染みて、右目は勇者の攻撃で失明。

ナイフは、魔王の一部と彼女からもらった武器で作った、混沌剣(こいつ)もある。

「これからどうしようか」

ステータスを開いて、これからを決める。


<ステータス>

レベル:9999

攻撃力:444

防御力:1

素早さ:200

殺傷数:測定不可能

所持金:0

武器:混沌剣、異世界の制服

称号:<異世界人><勇者><元勇者><上限突破><最強><孤独><人殺し><暗殺者><S級><無一文><最弱><救世主><   >

所持スキル:<セーブ&ロード><レベルアップ><影飛><略奪(スティール)><操り人形(マイドール)>

こんなものか……

もうこの世界でやることってなんなんだろうな。

大切な人はいなくなり、王国もこの世界の脅威も、そしてあの頃の自分も……


全部無くなった。


今は何度死んでも今に戻る。いや、戻れないとでも言っておこうか。

そして俺はずっと歩き続けた。

目の前には王国兵が倒れている。

俺は無意識に兵の体をナイフで引き裂き始めた。

その瞬間……

元に戻った。

やっぱりだ。

数ヶ月前からこの現象が起きている。なぜかは知らないのだが人を引き裂こうとした瞬間その前に戻ってしまう。

「この(規制により削除されました)」

話せない。自由に出来ない。そんな地獄がこれからも続くと思うと、もう生きたくないと思ってしまう。

その時、彼は壊れた……大事なものが切れた。

「この世界はフィクションなんだよ! 俺がこの世界に来たのだって、俺に自由がないのだって、あいつが死んだのだって。そうだよ! それが一番納得できるよ! 全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部誰かを楽しませるためだけの悲劇だったんだよ……」

彼は狂人になったのだろうか。 または世界の真理を知ったのだろうか?

どちらにしろ、彼は、彼の全ては狂い出した。


「もう全部(削除されました)?」

これは(削除されました)の復讐譚だ。

こんちゃ!

お久しぶりですが、今回は本編ではなく外伝的なのを作りました!

バグみたいに作るのが一番キツかったです。

次回もそれじゃあよろ!

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