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第92話 第7章スタート!!インド・ゴア遠征

【何だかんだで92話まで到達しました。最初は50話で完結に持っていく作品にするため、前半部分を巻きで進める構想でした。

 書いてるうちにじっくりやるかと思い直し気付いたら第7章(汗)。

 取りあえず100話はクリア出来そうなのでその後は?まあアイディアが降りてくるのを願って、のんびり取り組みたいですね。


 何にせよ、皆さんの応援なくして書くことは難しいので、これからも宜しくお願いします m(_ _)m】


 ーーーーーーーーーーーー


 1574年1月10日


 東京都江戸東区・織田城98F

 信長執務室


 織田信長・皇帝閣下

「。。。。。と言う通りだ。ふざけた書状ゆえ、此度は甘い顔をするつもりは無い。」


 上杉謙信・織田幕府副将軍

「そのゴアとはどの辺にある国なのでしょうか?」


「インドだ。日ノ本では天竺てんじくと呼ばれているが、インドで統一する。」


 松永久秀

「仏教発祥の地ですな。そこをポルトガルが占領していると?」


 信長

「正確に言えばインド全土では無い。織田宗家大陸を除く日本の約9倍近い面積だからな、インドは広いのだ。」


 徳川家康

「ゴアを軍事拠点としてアジア各国を占領し、富を本国に持ち帰る訳ですな。」


「ああ。普通に交易を希望するのであれば、お互い利益が望めるように気遣いしてやるのだがな。

 台湾と沖縄を寄越せと来た!よほど早死にしたいらしい。」


 丹羽長秀

「唐津湾沖で前田慶次郎艦隊が沈めた30隻の戦船。あれもポルトガルでしたが懲りないのですかな。」


「目撃者が1人もおらぬからな。仮に居ても本国には伝わらん。」


 柴田勝家

「それは・・皆殺しですか(汗)」


「たわけ、生き残って無抵抗な者まで虐殺などせぬわ!慶次郎が唐津湾で沈めた30隻の戦船も死体と生存者全員収納しておる。

 更に言えば九州攻めを始めた1570年の末から南蛮・伴天連・エゲレスなどのヨーロッパへ蠅1匹帰しておらぬ。」


 立花宗茂

「徹底した情報封鎖ですか?」


「そうだ。具体的にはイエズス会の宣教師が船に乗り帰国を試みる。

 それが沖縄県海域に到達したらすぐに遠隔収納。船と人間以外は織田宗家大陸東京地区に戻し、流通経路に乗せて日本全国で消費されている。勿体ないからなw」


 馬場信春・参謀総長閣下

「皇帝閣下は新手の海賊王なのですな?勿体ない精神。なるほど有効利用は大切なことですw」


 真田昌幸

「あの~船はまだしも船員は何人くらい収納されてるのでしょうか?」


「3年分だぞ大勢いる・・・大勢な」


 黒田官兵衛

「大勢とは・・・(ごくり)」


「生存者で12,000人、屍は1,000体」


 真田

「1万以上・・・・・」


「スペイン・ポルトガルに明は熟練船乗りの数が減っておる。天下統一したら転移で直接帰国させるつもりであった・・・」


 馬場

「つもりであった?」


「・・・余も忙しいのだ・・忘れる事もある・・・」


 一同

「「「忘れてたの???」」」


「おっおほん!舅殿ポルトガル攻めの戦略説明を頼む!」


 馬場

「・・・では本題に入りましょうか。総員気を取り直して下され。」


 信長

「・・・苦しゅうない・・・」


 一同・心の声

『忘れていた貴方が言うな!!!』


 **********


 インドの西側アラビア海に面するゴア。ポルトガルのリスボンと喜望峰を通る航路が開かれている。

 信長はゴア地区を流れるマンドゥイ川にあるディバー島に目を付けた。


 南北約3km・東西約5km強の小さな島だがすぐ側にゴア市街が広がり、総督府やローマ教会の大司教座も設置。

 多数のポルトガル人が暮らす東南アジア支配の中心地である。


 馬場信春・参謀総長閣下

「まずはゴア・マンドゥイ川河口100km沖合いのアラビア海に、皇帝閣下の瞬間移動で織田幕府海軍空母5個師団・180隻プラス5島を派遣する。

 出発地点は織田宗家大陸・東京地区海軍基地となるので1月15日10時に集合の事。

 海軍編成陣立ては各自に配っておるプリントアウト資料を確認して貰いたい。」


 **********

 

 第1艦隊・織田信治大将

 第2艦隊・滝川一益大将

 第3艦隊・阿部慎之助大将

 第4艦隊・丹羽長秀大将

 第5艦隊・前田慶次郎大将


 第1空母・織田信包大将

 第2空母・織田信時大将

 第3空母・織田信興大将

 第4空母・岡本和真大将

 第5空母・前田利家大将


 空母とは新浮島型東京ドームの事で、1島当たりの戦力は下記となる。

 *****

 通常兵力&兵器

 織田家・騎馬軍団1,000人

 APC9マシンガン部隊30,000人


 短距離イージスミサイル

(最大射程300km5,000発)

 ブローニングM2重機関銃

(有効射程10km)1,000丁


 オスプレイ500機

 攻撃ヘリAH64アパッチ500機


 攻撃ドローン機レーザー光線弾

(飛行範囲100km)1,000機


 偵察ステルスドローン1,000機


 10式戦車(改)5,000輌

 軍用トラック等車輌5万輌


 上陸用ホバークラフト100隻


(実戦においては転移ルームで1度に1万人瞬間移動可能。転移ルームは5部屋あり、5万人が同時に移動できる。)

 *****

 遠征時陸軍兵士

 APC9マシンガン部隊300,000人


 遠征時空軍兵器

 爆撃機B-2スピリット100機

 *****

 新浮島型東京ドームスペック


 最大上陸可能数120万人

 乗組員500人

 縦8,000m横20,000m=1億6千万㎡=160k㎡


 東京ドームホテル100階建て100棟


 地下(1F~2F)商業施設

 3千万㎡×2フロアー


 地下(3F~8F)兵士宿泊所&軍事施設

 1億5千万㎡×6フロアー

 個室50㎡×100万室


 深さ200m喫水180m~0m

 移動最高速度・時速500km


 慣性の法則"0システム"により悪天候でも揺れない。

 最大の特徴は信長のチート転移で海上・陸上・空へ瞬間移動出きる。

 よって速力に意味は無い。


 **********


(1個師団・新編成詳細)

 イージス搭載戦闘艦・尾張型1隻

 イージス戦闘艦5隻

 鉄鋼戦闘艦(大和主砲・改)20隻

 イージス潜水艦・美濃型10隻

 合計=36隻


 **********


 遠藤 斎希いつき・空母部隊参謀

「新浮島型東京ドーム(以降、織田空母)は土佐中村御所・陸海空複合基地の1,2倍以上あります。

 戦地での衣食住は勿論、予備の武器武具に到るまですべて取り揃えております。

 幕府ゴア遠征軍、兵糧・水など生活必需品全て織田宗家にて負担致しますので、当日は家臣団共々、御身1つで集合して下さい。」


 上杉謙信・副将軍

「おお~皇帝閣下!何時もながら助かります。」


 信長

「副将軍よ、取って置きがまだあるぞw」


 斎希いつき

「その取って置きですが

 皇帝閣下の御厚意により織田空母内地下3F軍事施設に、天然温泉大浴場を用意しております。

 24時間営業で1度に5千人が入れます。それが各空母ごとに3箇所用意され、2時間ごとに新しいお湯と入れ替えてます。

 入替え所要時間は僅か1分ですので、御協力のほど宜しくお願いします。」


 吉川元春

「戦場で温泉風呂とは、、、」


 小早川隆景

「何もかもが非常識過ぎる(汗)」


 前田利家

「夜討ち朝駆け後の1番風呂は癖になるぞ。」


 筒井順慶

「1日中何時でも風呂とは何と贅沢な。織田幕府に降伏してよかった。。。」


 馬場

斎希いつき、前線基地と参謀本部の説明もしといてくれ。万が一の場合そこがデッドラインとなる。」


 斎希いつき

「はっ!まず前線基地ですが、先ほど地図にて説明した、ゴア地区マンドゥイ川にあるディバー島。

 それを100m嵩上げして、織田幕府軍以外誰も出入りできなくします。」


 松永久秀

「南北約3km・東西約5km強に100m嵩上げすれば、難攻不落な山城が敵ど真ん中に突然現れる訳ですな。」


「はい、そこに織田空母から攻撃ヘリAH64アパッチ100機を配備して、地上へM230機関砲の30mm口径弾を乱射します。

 軍事施設には対戦車ミサイル・ヘルファイヤも撃たせます。」


 徳川家康

「それは、、、いやそれだけでポルトガル軍は壊滅だろう。空からの攻撃は防ぐ手段が無い。」


「参謀本部は織田信包大将の第1空母内に設置します。今回の参謀部は以下の通りです。」


 織田信長・皇帝閣下総大将

 馬場信春・参謀総長元帥閣下

 織田長利・参謀部大将

 小早川隆景・参謀部少将

 真田幸村・参謀部大佐

 黒田官兵衛・参謀部少佐

 遠藤斎希・参謀部少尉以下10名


「参謀本部が入る第1空母はゴア・マンドゥイ川河口20km沖合いのアラビア海にて待機。

 他の空母4島は河口5km沖合いに布陣します。第1布陣は以上となります。」


 前田慶次郎

「第1布陣?第2もあると言うことかな?」


 織田信長

「それに関しては余から説明する。立花宗茂!前へ出よ。」


「はっ!」


「皆も知っての通り南蛮・伴天連の最大の被害者は九州の民たちだ。

 特に大友宗麟の領民をかどわかしての人身売買、まさに日本国をスペイン・ポルトガルに売り渡す売国奴政策。

 布教の弾圧をするつもりなど無かったが、この国の民が売られているのは看過できぬ。それに立ち上がったのは余だけでは無い。

 大友宗麟の家臣、立花宗茂もその1人。悪逆非道なまつりごとに気付き7万の民と兵士を纏め、幕府軍より先に宗麟の首級を挙げた。誠に天晴れである!」


 一同

「「「おおおおお!!!」」」


「だがその7万の軍勢。

 宗麟は討ち取ったものの肉親や一族・同郷の者等々、連れ去られたまま行方知らずの者が多い。

 ゴアに居るのか?既にヨーロッパへ送られておるのか?分からぬが、抱えておる恨みは晴れておらぬ。

 肉親の敵を討ちたいとの要望多数あり!余はそれをかなえてやりたいのだ!」


 一同

「「「おおおおお!!!」」」


「立花宗茂!!御主等九州の軍勢7万の願い、聞き届けよう。見事ゴアの地を平定して見せよ!!」


 立花宗茂

「はっ!有り難き幸せ。宗茂この御恩生涯忘れませぬ!皇帝閣下先鋒としてゴアを平定して見せまする!」


「よお言うた!余のAPC9部隊10万を後詰めとして控えさせておく。思う存分奮闘するが良い。

 但し!これは皆も同じだ!織田幕府軍は一切の乱暴狼藉を禁じておる!

 偵察ドローンにて乱取り等々、軍規違反を厳しく監視しておるぞ!乱取りした者は誰であろうと斬首と致す故しかと心得よ!!」


 一同

「「「はっ!」」」


 信長

「では当日全軍、都庁に隣接する

 "織田幕府大明神"にて戦勝祈願を行った後ゴアへと向かう。幕府軍初の海外遠征である大いに励め!!」


 一同

「「「ははあーーー」」」


 ーーーーーーーーーーーー


 1574年1月

 織田幕府軍初の海外遠征

 まずはインドへ出陣です。

 平和的な交易を目指していましたが、台湾県に沖縄県を寄越せなど言語道断!

 織田信長を怒らせたらどうなるか?世界中が身をもって知る事になります。しかもLIVE映像でw

 ロシアツァーリ国・オスマン帝国・・ヨーロッパ全土・明に到るまで放映準備が着々と整えられている。そこは浅野翔吾・幕府広報室長の腕の見せ所!楽しみですね。


 それと史実では、ポルトガル船が1度に30隻も九州に来航していた資料はありません。

 奴隷貿易もカトリックへの改宗に悪影響が出るとして、1571年に日本人奴隷交易の中止命令が出ています。

 まあでも欧州からすれば極東の遠隔地。どこまで本国の命令が守られていたかは疑問ですね。

 その辺含めフィクションですので。

 m(_ _)m また明日。


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